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10月6日 田園地帯に発明王あり?!


10月4日から、松尾が担当する新コーナーが始まりました。
『ナマよみ』そして『現場直行』です。
(18:38〜スーパーJチャンネル内にて。一部地域を除く)
皆さんのところに、取材に伺うことがあるかと思いますが、
どうぞよろしくお願いします!

初日、早速朝から直行したのは千葉県市原市。
「生ごみを99%水に変える機械が開発された」という情報を元に直行!

そこにあったのは、最先端の巨大工場…ではなく、
のどかな田園風景の中に佇む小さな町工場。
建物の中には、たくさんの発明機器がありました。


こちらは、時速150kmも出るという電気自動車。
レーシングの大会にも出たことがあるそうです。


他にも、洗濯機に入れるとあら不思議、洗剤が不要になるというボールを開発し、
今も某大型ショップでは人気の売れ筋商品だとか。

さて、今回発明した「生ごみを水に変える機械」。
しっかり生ごみまで用意していただいて、スミマセン。
中には秋の味覚、サンマの姿も。あぁ、もったいない〜、と思うのは私だけ?!
いや、発明のためにはこれも必要なのです!実験開始〜!!
…そして、2時間後。
ホースの先からは、確かに無色透明の液体が!
果たして、本当に水なのかどうか…。確かめるために…ゴクリ。
ん…?臭いは…かすかに焼きサンマ?
味は、無味です。
確かに、立派な水でございました。
通常飲むものではないそうですが、
国の排水基準をクリアしていて、有害でない水を作り出したのは画期的だそうです。
ちなみに、生ごみを食べればおなかを壊しますが、
今のところ、生ごみからできた水を飲んで、松尾はおなかを壊していません。
さて、水になる仕組み。
どうもコレが秘密兵器のよう。


反応剤(処理剤)


特別に開発した、反応剤と彼らが呼ぶ粒状のもの。
これを機械の底に敷いておくことで、
生ごみと一緒に混ざりながらごみを細かくすりつぶし、
さらに粒子に含まれる水素が熱分解を手伝う、という役割を持っているそう。
120℃の高温で生ごみは分解され、
水蒸気となって、水として出てくるそうです。
…大体そんな感じです。
だいぶ簡単に説明したので、社長に叱られそうです。


発明家の社長と一緒に、ゴミ処理機の前で。


ただし、口に入れることのできる物にしか対応できないので要注意。
プラスチックごみなどは、入れてはいけません。
基本的には、値段が高いので業務用ということでしたが、
個人的には、インドのような生ごみが街中に山積している国でこれが使えるようになって、
この水をなんの心配もなく飲めるようになったらどんなに素晴らしいだろうと思います。
その前に、ゴミ収集とか分別とかの意識改革が先かしら?
ヒット商品を生み出すのに大きな工場は必要ないということを知った今回の取材でした。


撮影風景
   
 
    
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