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6月25日 近況報告

最近、実家に書庫ができた松尾です。


この本の半分でも読んでいたら私も少しは賢くなっただろうに・・・

さて突然ですが、最近気になるニュース。
それは、『選挙』です。
旬な話でいうと、故郷宮崎の東国原知事はどうなるのか、
彼の目指す地方自治はどうなるのか、
まずは自民党内がどんな結論を出し、古賀さんがどういうボールを返すか、
それ次第ということになるのでしょうか。

選挙といえば、もう一つ世界的に大きなニュースが。
選挙を発端にイランが混迷しています。
アフマディネジャド大統領の当選をめぐって、
ムサビ元首相率いる改革派が、
投票用紙の不足、集計の仕方など、不正があったと主張。
選挙自体のやり直しを求めて衝突、死者まで出ているのです。

中東に詳しい記者に聞いたところ、こんなことを言っていました。
「イランという体制で『選挙』っていうのは、
必ずしも民意をきちんと反映してるわけではないというか、
選挙は自分たちの代表を選ぶための制度ではなく、
政権の正当性を再確認するための手段に過ぎなくて、
政権に立つ側によって票の操作など容易なわけです。」

・・・なるほど。
ほかにも、国が革命によって誕生したとか、政教一致とか、
色んな背景もありそうですが、
選挙すら正常に行えない国が、世界には多いんですね。

それに比べて日本の選挙は、はるかに民主的です!
選挙の開票作業は、一般の人でも見ることができるって、ご存知でしたか?
先日、私も覗いてきました。


投票が締め切られると、
投票箱には南京錠がかけられ(3つも!)、速やかに開票所に運ばれます。
しっかり鍵がかかっているか、細工がされていないか、改めてチェックが入り、
予定時間ぴったりに、開票作業のはじまり。
もちろん、選挙管理委員会や立会人の監視の下、です。
開被台といわれる複数のテーブルに一斉に投票用紙が広げられたら、
後はもう、人海戦術で数えるのみ。
しーんと静まり返る中、
手作業で、黙々と、候補者ごとに用紙を仕分けしていきます。
その後、複数回に渡って間違いがないかチェックし、
機械に通して100などの束にしてまとめるので、
集計が最終段階に進むのに、1時間以上はかかったでしょうか。
作業は粛々と進んでいきました。

見て楽しいかというと、どうか分かりませんが、
見ることができる、公開されている、ということに大きな意味があるわけですね。
投票箱が襲われるわけでもなく、開票の仕方もほぼ統一されていて、その様子も公開である、
そんな民主国家にいることに感謝して投票せねば。

・・・で、次の選挙は、いつでしょうね!?
   
 
    
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