最近、実家に書庫ができた松尾です。 |

この本の半分でも読んでいたら私も少しは賢くなっただろうに・・・ |
さて突然ですが、最近気になるニュース。
それは、『選挙』です。
旬な話でいうと、故郷宮崎の東国原知事はどうなるのか、
彼の目指す地方自治はどうなるのか、
まずは自民党内がどんな結論を出し、古賀さんがどういうボールを返すか、
それ次第ということになるのでしょうか。
選挙といえば、もう一つ世界的に大きなニュースが。
選挙を発端にイランが混迷しています。
アフマディネジャド大統領の当選をめぐって、
ムサビ元首相率いる改革派が、
投票用紙の不足、集計の仕方など、不正があったと主張。
選挙自体のやり直しを求めて衝突、死者まで出ているのです。
中東に詳しい記者に聞いたところ、こんなことを言っていました。
「イランという体制で『選挙』っていうのは、
必ずしも民意をきちんと反映してるわけではないというか、
選挙は自分たちの代表を選ぶための制度ではなく、
政権の正当性を再確認するための手段に過ぎなくて、
政権に立つ側によって票の操作など容易なわけです。」
・・・なるほど。
ほかにも、国が革命によって誕生したとか、政教一致とか、
色んな背景もありそうですが、
選挙すら正常に行えない国が、世界には多いんですね。
それに比べて日本の選挙は、はるかに民主的です!
選挙の開票作業は、一般の人でも見ることができるって、ご存知でしたか?
先日、私も覗いてきました。 |
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投票が締め切られると、
投票箱には南京錠がかけられ(3つも!)、速やかに開票所に運ばれます。
しっかり鍵がかかっているか、細工がされていないか、改めてチェックが入り、
予定時間ぴったりに、開票作業のはじまり。
もちろん、選挙管理委員会や立会人の監視の下、です。
開被台といわれる複数のテーブルに一斉に投票用紙が広げられたら、
後はもう、人海戦術で数えるのみ。
しーんと静まり返る中、
手作業で、黙々と、候補者ごとに用紙を仕分けしていきます。
その後、複数回に渡って間違いがないかチェックし、
機械に通して100などの束にしてまとめるので、
集計が最終段階に進むのに、1時間以上はかかったでしょうか。
作業は粛々と進んでいきました。
見て楽しいかというと、どうか分かりませんが、
見ることができる、公開されている、ということに大きな意味があるわけですね。
投票箱が襲われるわけでもなく、開票の仕方もほぼ統一されていて、その様子も公開である、
そんな民主国家にいることに感謝して投票せねば。
・・・で、次の選挙は、いつでしょうね!? |