- 154cm
- 宮崎県
- 宮崎西高校→
慶応義塾大学総合政策学部 - 2002年4月1日
- 獅子座

乗馬ライセンスを取得しました☆

ついに届いた5級の認定証

裏側はこうなっています。
「おぉっすごい!」と思ってくださった皆さん、ごめんなさい。
正直に申し上げます。
私が取ったのは5級。全くたいしたものではありません(笑)
英検5級などと同じで、ほとんどの方が合格するそうです。
「乗馬、下馬、発進、停止、方向転換、常歩、軽速歩が1人でできる」、
というのが5級合格の条件。
それでも、
いつの日か馬を乗りこなしてみたい!という子供のころからの思いを叶えるべく、
冬休み、ひとまずこの最低レベルにチャレンジしてみたのでした。
こちらは私の相手をしてくれた、齢90歳くらいのおじいちゃん馬。

「やー 今日は眠いのぅ…」
初心者のためにゆっくり歩いてばかりで退屈したのか、眠りこけていらっしゃいます。
こらー寝るな~!(笑)

「はっ!誰か呼んだかね?」
一瞬起きたのですが…

「むにゃむにゃ…」
また寝たでしょ!(笑)
私が乗ると大体こんな感じ。
でもスタッフの方が乗ると、
急に生き生きとしてかっこよく、若返ったみたいに走り出すんですよね。
彼(馬)のポテンシャルを見せつけられてショック。
私、彼の能力を1割も引き出せていません…(涙)
乗っている人がどれくらいの力を持っているか分かるようで、
ある馬には、降りるたびに鼻水を飛ばされ、さんざん馬鹿にされました。
スタッフの方には自分から擦り寄っていくのにぃ…。
「私もスリスリされたいです…(涙)
乗りこなせるようになるにはどうすればいいんですか?」と聞くと、
「馬とは友達関係というより、上司と部下の関係なんだよ」とスタッフさん。
テクニックがあれば、部下から尊敬される。
「そうなると時間が必要ですね…」とうなだれる私。すると、
「もう1つ手がある」とその方は究極の手段を教えてくれました。
それこそ、
☆人参ワイロ作戦!!☆
「美味しいごはんに連れて行ってくれると、部下としては嬉しいでしょ?」
なるほど。早速、翌日ニンジンを持参。
目の色を変えて、「もっとくれ」と寄ってくる馬!
ほんの一瞬、心が通ったような気がしました。
効いたのは一瞬だけでしたけれども…。
馬って、人間と同じようにそれぞれ性格が違うんですね。
プライドの高いコ、気立てのいいコ、馬嫌いだけど人間のことは好きなコ、
それぞれの性格を読みながら、相手に合わせた対応、指示を出していく。
呼吸が合うと、馬も心地よく走ってくれる。
いつの日かもうちょっと時間をかけてレベルアップして、
浜辺を一緒に駆けたいな、と思った冬休みでした。