4/12 ほうき星

週末、パンスターズ彗星を見に箱根に行ってきました。

３月をピークに地球に近づいてきたと思ったら、
放物線を描くように遠ざかりつつあるこの彗星。
７６年に１度やってくるハレー彗星と違って、
パンスターズ彗星は、２度と地球に戻ってこないんですって。
…どこに飛んで行ってしまうのでしょうね。

見られるのは、夜６時半～７時くらいのわずか３０分間。
天文学の研究者を目指している学生さんと
望遠鏡をセットしながら日の入りを待ちます。

わー、富士山って雄大。

…しかし。
雲ったら。いたずらっこ。
パンスターズ彗星は、心の眼で見ることになりました。

代わりに綺麗な夜景をバックに記念撮影。

そして雲の合間に見えたのが…

これ、分かる方いますか？…木星です☆
大きいのが木星、その近くから、イオ、エウロパ、ガニメデ、カリスト。
この４つの星は木星の衛星で、
ガリレオが初めて望遠鏡を向けたとき見た星なのだとか…。
地球には衛星が１つしかない（月だけ）のに、
木星にはこの他６０以上の衛星があるんですって！
子分がいっぱい、羨ましい！

ちなみにパンスターズ彗星、本当はこんな風に見えるそうです。

しっぽがカッコイイですね～。
数kmの氷の塊が太陽の熱で溶けてガスを発し、
そのガスや塵が太陽の風で吹かれてしっぽができるのだとか。
ふと小学２年生のころ、
父の運転で宮崎の海沿いの堀切峠まで行き、家族でハレー彗星を鑑賞したのを思い出しました。
寒くて眠くてたまらなかったけれど、
今思い返すととってもいい思い出。
連れて行ってくれた父に感謝。ありがとう、お父さん。
次にハレー彗星が地球にやってくるころ、私は８３歳。
おばあちゃんになったとき、またあの星を見られるといいなぁ。

4/12 ほうき星

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