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4月6日 宮崎西の応援が表彰されました。



春のセンバツ物語に続きがありました。
(応援の様子は、前回のブログで。)
決勝も終わって閉会式。
そこで、母校・宮崎西高校が『応援団 最優秀賞』で表彰されたんです!
いやー、やっぱりねー、私も声を張り上げて応援がんばりましたから〜
…と思ったら、もちろん違う理由でした(笑)

表彰の理由は、
「初出場で、甲子園のアルプス席に鮮やかな人文字を作った」というもの。
確かにアルプススタンドにいた私もビックリしたんですよね、この人文字。
常時、赤と白のウィンドブレーカーで『西高』という文字を表示していたほか、



宮崎西高校 児玉校長にご提供いただきました。

青と黄色のパネルを一斉にバっと掲げて人文字を表現する、迷いのない動き…。






初出場で、息の合った人文字をどう作りあげたのか、
応援団を引率していた後藤順一先生(語り口が穏やかなステキな先生でした!)に、
電話で直接お話を伺うことができました。
(内容は、電話で伺った内容をメモで書き取って、おおまかな会話を再現しました。)

*****
松尾:先生、おめでとうございます!
先生:ありがとうございます。
        こんな風に表彰されるとは思ってなかったものですから、
        生徒たちもとても喜んでいます。
松尾:かなり練習されたんじゃないですか?
先生:短期集中型ですかね。
        合計15時間くらいです。
        午後の3時間を使って、5日間練習しました。
        4校定期戦のノウハウがあるものですから、それくらいで済んだのかもしれません。
松尾:4校定期戦…県立4校が集まって野球の試合をする行事ですよね。
        毎年そのために練習していました。
        でも定期戦では人文字の練習はしてこなかったと思うのですが、
        そもそもどうやって作ったんですか?
先生:甲子園は初めてだったので、
        「応援のアイディアがある者は申し出なさい」と生徒に募集したんです。
        そうしたらいくつかアイディアが上がって。
松尾:えっ、あれ生徒のアイディアだったんですか?!
先生:そうですね。
        中でも、上原くんと枡屋くんという2人の案がとてもしっかりしていてですね。
        企画から、設計図、座席の配置、
        ウィンドブレーカーで宮西と表現するとか、
        青と黄色のパネルを使って「立て、飛べ、行け」を表現するとか、
        細かく考えてくれました。
松尾:えー!すごい!
        私が高校生の時は絶対できなかったですねぇ、っていうか今もできない…。
        やっぱり数学が得意な子たちなんですか?
先生:そうですね。
        でもかわいそうなことに、彼らは応援に来られなかったんですよ。
        『科学の甲子園』というのが同時にあってですね。そっちに出ていて。
        だから考えるだけ考えて、本番はみんなで、って。
        でも後で見て、「綺麗にできてる!」って喜んでいました。
松尾:見た時は嬉しかったでしょうね!
        それにしても、
        中学生から高校生まで1100人ですか、
        あれだけの人数で綺麗に見せるには苦労したんじゃないですか?
先生:最初はバラバラでしたね。
        でも練習を重ねるうちにいい雰囲気になってきて。
        パネルを上げるタイミングを合わせるために、
        急遽、応援の指揮者を選定して、連絡役を作ったんですよ。
松尾:あ、なるほど、
        じゃあ連絡役が事前に「もうすぐパネルをやるよ〜」と関係各所に伝えて、
        心の準備をさせておいて、一斉に合図を出したわけですね。
先生:そうです。
        最後は、チア、吹奏楽、応援団、それぞれのリーダーがいい具合に融合しました。
        本番は、太鼓の音で一斉にパネルを上げました。
松尾:ドーンと!
先生:うまくタイミングが合いました。
*****




終始、
「生徒ががんばりました」、
「○○と○○のがんばりも伝えてください」、と、
生徒のことをとても思いやっていた後藤先生。
話をしていただき、ありがとうございました。
今回取材した結論…
最優秀賞を受賞した人文字は、
『科学の甲子園』に出場した生徒たちが、緻密な計算に基づいて計画し、
それぞれの部署のリーダーが融合してまとめ、
参加した生徒たち1人1人の気持ちが1つに集中した結果、できたものでした。



今回、意味のない写真ばかりですみません…。自分大好きみたいになってる。

ちなみに宮崎からは、
45台のバスで1350人もの大応援団(生徒+先生+保護者)が
0泊3日の弾丸ツアーで駆けつけたそうです。
お尻痛くなりそう…。
駆けつけた皆さん、改めてお疲れ様でした。
企画を考えた上原くんと枡屋くん、チアリーダーの内田さん、応援団長の中村くん、
ナイスファイトでした!
みんなの代表で表彰を受けたイケメン応援団長の中村くんは
「緊張した」そうで、
将来の夢は、今のところ法律関係を学んで政治家になりたいそうです☆

中高生って、キラキラしていてステキだな、と思った春でした。
で、私たちOBOGも、少しは声で後押しできたと思っていいかな(笑)?

   
 
    
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