皆さんこんにちは!
今回の「タイプ別 愛の歌合戦」はいかがでしたか?
歌手のタイプそれぞれに、テクニックや性格などに特徴があるんですね。
中でも、
“テノール歌手はアーティストであり、アスリートである”という
錦織健さんのお言葉が印象的でした。
盛り上がりを見せる“ここぞ!”という場面で、
どれだけ高い声が出せるかかが勝負。
本番一発勝負のアーティストであり、アスリートという点では、
フィギュアスケートのジャンプと似ているというお話も面白かったですね。
歌声やそのキャラクターで観客を惹きつけるテノール歌手の魅力は、
日々の努力あってのものなのですね。 |
 |
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
〜「題名のない音楽会21」のお仕事ちょこっとご紹介!!〜
さて、ここで突然ですがミニコーナー☆
この番組を支えるスタッフのお仕事を皆さんにご紹介します!
ミュージカル歌手の山崎育三郎さんが
“ミュージック・オブ・ザ・ナイト”を歌われましたよね。
|
 |
あの有名な“オペラ座の怪人”からの曲ということで、
山崎さんはそれに合わせた衣装を見にまとっていました。
初めは、お面のように頭の後ろをゴムで止めるマスクだったのですが、
登場してからマスクをパッと外す際、
これでは髪型も崩れてしまうし、取りづらそう・・・という事で、
我らが「題名のない音楽会21」の美術スタッフ、
高見さんと小柳さんのアイディアで、こういう物が出来上がりました! |
  |
な〜るほど!メガネの仕組みを取り入れたんですね!
ナイスアイディア!!
これで、本番はスムーズにマスクを取り外せたんです。
番組はこうやって多くのスタッフの力で出来上がっているんです^^
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
さて、次回は・・・
「バニラのプッチーニ物語」と題してお送りします。
活弁士の山崎バニラさんが、今年生誕150年を迎える
作曲家“プッチーニ”の生涯をご紹介して下さいます。 |
|
プッチーニといえば、
「蝶々婦人」や「トゥーランドット」などの人気イタリアオペラ作曲家。
特に「トゥーランドット」の“誰も寝てはならぬ”は、
トリノオリンピックで荒川静香さんが金メダルをとった時の曲として、
日本でも話題になりましたよね。
そんなプッチーニとは、一体どのような人だったのでしょうか?
その生涯は山崎バニラさんにお話しして頂くとして、
彼を一言で表すであろう言葉を、ここに掲げてみました。
それは・・・ |
 |
「うたなまこいなま」
・・・ではありません。
ぜひ、「歌に生き、恋に生き」とお読みくださいませ^^
これはオペラ「トスカ」に出てくる、代表曲のタイトルでもあります。
プッチーニは「良い台本なくして良いオペラなし」というくらい
「歌=台本」を徹底的に追及し、
そして恋愛生活は、生涯を通して華やかだったと言われています。
台本の内容も、彼の恋愛実体験を彷彿とさせるものが多く
まさしく、歌に生き、恋に生きたプッチーニを表す言葉と
言えるのではないでしょうか。
そんなプッチーニの生涯を大正琴の演奏と共に語って下さる
山崎バニラさん。
実は、台詞を全て暗記されているんです!あんなに長いものを!
しかも大正琴で、その場面に合った曲やプッチーニの代表曲を
所々散りばめているんです。
口、動作、指、それぞれ違う動きを一緒に行っているんです!
う〜ん、すごい技術です・・・
一体どのような練習をしているのでしょう???
バニラさんに伺ってみました・・・
「台所や、お風呂場、外でウォーキングする時なんかに、
常に暗記する紙を持ち歩いて、覚えているんです。
後は台詞を言いながら、実際に動作を付けて体に覚えこませたり、
舌滑良くお話できるように、声を出して暗記する時には
口ではなく頬っぺたに覚えこませる事を意識しているんですよ〜。」
と、答えて下さいました!
“内容を飲み込んで、性格に伝える”というのは
アナウンサーの技術にも繋がる事。
これを聞いてから、自分も頬っぺたを意識するようになりました。
なんだか、口の動きが良くなった気がします。
プロの技術の裏には、プロならではの努力がありました。
バニラさん、ありがとうございました☆
そんなバニラさんの軽快な語りで知るプッチーニの生涯、
そしてその作品をぜひご堪能ください! |
 |
|