子供のころ、友達同士だけで初めて観た映画が、
1980年『のび太の恐竜』でした。
映画館まで親が送ってくれ、上映の間だけ、座席に友達と二人。
終了時間になれば迎えに来てくれるというものでしたが、
それでも特別な体験でした。
ドキドキで小鼻をふくらませていた自分を自分が見ているような、
忘れられない大切な記憶となって残っています。
それから、
ドラえもんの漫画が大好き大好きで
しょっちゅう読んでいる子だったけれども、
まさか映画ドラえもん、あんなにも泣く!
とは予測できていなくて、
そのことに自分自身驚いたという経験でもありました。
あの『のび太の恐竜』が、まさに映画ドラえもんの第1回。
今こうして出木杉くんの声を演じることができているなんて、
どんなに幸せなことかと思います。
改めまして、
2005年から出木杉くんの声を担当しています萩野志保子です。
今回の映画にも、出木杉くん登場していますよ。
(登場時間は短いですが、楽しんで観てね♪)
第一作が、初めて観た「映画ドラえもん」
という37歳ならではの♪映画30周年への思いをちらほらさせながら
レビューしていきたいと思います☆
よかったらおつきあいください。
最新作は、人魚伝説をめぐる超大作!!!
ひみつ道具「架空水」が鍵を握る、海の世界の物語です。
のび太くんたちは、
「人魚の剣」にまつわる不思議な伝説をめぐって起こる「人魚族と怪魚族」の戦いに巻き込まれていく中で、
またひとつ、心に素敵な宝物を得ることになります。
なにせ、なにせ、世界観が美しくて美しくて!素敵です!
「人魚族」の暮らす街並み、人魚スーツのデザイン、
人魚族のお姫様「ソフィア」の出で立ち、
個人的には、その世界観こそが今回の映画そのものなのでは?と思えるくらいです。
南欧を感じさせるような色づかい、光の反射。
エメラルドグリーンとコバルトブルー、そこに黄色と桃色が・・・
というように、
素敵ヨーロピアンな色合い♪
とたんに映画の世界にいざなわれます。
(人魚族のお姫様「ソフィア」、ほんっとうに可愛いですよ~!)
なんてきれい!
大好きです。
先日の完成披露試写会。
たくさんの子供たちが、観客席でキャッキャ言っていました^w^♪
みなさんそれぞれの中に、小さいころ観た映画「ドラえもん」の思い出があるように、
今年初めて観るこどもたちにとって、どんな記憶となって残るのでしょうね!
真剣、率直な反応のこどもたちと一緒の鑑賞に、緊張も覚えました。
「まっすぐ」に適うものはないですものね。
お父さんお母さん、息子さん娘さん、2世代で一緒に楽しめる幸せな映画、
それこそ「ドラえもん」ならではの幸福感ではないでしょうか。
私にはまだ子供がいませんが、
いつか自分の子供と「映画ドラえもん」観られたらなあ~♪って、
それはそれは思いますよ~^w^
ぜひ、かわいくてさわやかな海の物語を、みなさんで楽しんでください☆
『人魚大海戦』
あたたかくて軽やかで澄み切っている。
可愛らしく幸せで、満ち満ちている。
それはもう、
「何かを救えてしまうレベルの可愛らしさ」を
持ち合わせている映画だと思いました。
それって、すごいことでしょう?
^w^ |