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4月9日 続報!はぎのの徹底的イタリアかぶれ
続報!はぎのの徹底的イタリアかぶれ〜受けてみました「イタリア語検定」〜
Buona giornata!!
この”GrassWorld”(念のため、私のコラムページのタイトルでございます)、2001年末からというもの、カルチョ経由イタリアかぶれに拍車かかりつつあるテイでありますが(笑)、スミマセン、かぶれモード尚続行中でございます。
ミラノからトリノへ
特急電車の中で辞書を読書。
『近況はといいますと、この度イタリア出張に行くことになりました。去年はセリエA観戦へ、今夏はホームステイ・プチ語学留学と、時間さえ空けばイタリアめがけて飛んで行く状態に、「このイタリアかぶれがっ!」なんて痛いお声を浴びせられそうなテイですが、そんな折、今度は仕事で渡伊することになった次第です。(中略)その名も「井筒監督喜怒哀楽!イタリア☆シネマの旅(仮題)」。イタリアを舞台に、「ゴッドファーザー」など、映画ゆかりの地を巡ります。(バックナンバー:2002,10,25)
日曜日のMILANOの街
駅ホーム。特急券を手に、指定の座席の部屋(座席が小部屋の中にあるのです)
など駅員さんに再確認、ついでに談笑。
今年の一月放送になった既出の番組「井筒監督のイタリア☆シネマな旅」をごらんいただいた皆様から、このHP経由でたくさんのお声を頂戴しました。イタリア語に関する事も多く、「私もイタリア語やってるんです、」とか、「これからはじめようと思ってます」「どれくらい勉強してるんですか?」など。最近になって放送させていただいた地域もあるそうで、お住まいによっては、このところも同趣旨のE-mail下さる方がいらっしゃいます。
みなさん、ありがとうございます!
ならば、この場を借りて、私の今の「イタリア語状況報告記」(エラソウダナ〜おいっ)といってみましょかと。
そこで早速。
知人の写真家WALTERのアトリエで、家族のみなさんと

 
この度、初めて「イタリア語検定」なるものを受験してみました。

イタリア語を始めて、一年と4ヶ月が経とうとしています。とはいえ、うち語学学校に通ったのは、考えてみれば、2001年末からの2ヶ月半ほどのみ。以降2002年は、気ままな独学をベースに、4日間の文法講習を経て、既記のように夏休みをフィレンツェで一週間ホームステイ&現地学校。秋に既出の仕事で出張。今年に入ってチャンピオンズリーグ観戦につきトリノとミラノ5日間。半年間で3回渡伊する機会を授かり、会話の反射神経のために役立った、とその気充分で実感している格好(勘違い60パーセントか?)。でも、はたして「本当のところどーなんだ」と。
今季のセリエAテレビ中継は、副音声のイタリア語で観戦してみたりしていますが、何せ目標・志は高く(自分で言うと変)、「インタビュー放送ができるくらいのペラペラになる」(!!)であるわけでして。
「私の今のイタリア語レベルって、イッタイゼンタイどのくらいなんだろう。本当のところどーなんだ!?」
確かめてみよう、それ大事。そこで、初の検定受験にトライしてみたわけです。試験対策の勉強という勉強もせずに、よく言えば、「ありのままの『今』がどんだけのものなのかテスト」、イチカバチカ的。まさに博打か?

受験会場は、母校慶應義塾大学の神奈川県日吉キャンパス。7年ぶりに歩く並木道であろうがなんであろうが、さして郷愁も覚えないほど気持ちが違うところにいっていた。
味わったことのないテンション。たとえば学校の受験ほどナーヴァスでもないし、かといって、これといった受験勉強もしていないので自信もない。それでもなんだかモチベーションは高い、なんとも微妙、でも高揚感は紛れもなくあふれてて。どうあれ、ちょっと大げさかもしれないけれど、「私、楽しい!私、生きてる!(笑)」みたいな充実の足取りではあったかも(やっぱり大げさですな?)。

そして「教室」。黒板、教壇に向かって、50個の机が整列してるあの「教室」。これはいい。ノスタルジックになるというよりは、覚醒する感じ。そういう場所で、学生のときにしなかったことをしている自分にくすぐったさを感じるというのもあるし、席についている人たちは、男女ほぼ半分半分の中に、学生から白髪の紳士淑女まで年齢層もさまざま。学生のときしか知らない箱の中に、学生のときとは違うシチュエイションで存在していることが面白い。

しかしやはり、合否の存在する試験は緊張するものですね。受験票を机の左上の隅に置き、「鉛筆と消しゴムと時計以外は、しまってください」という試験官の声がひびけば、もう試験モード臨戦体制。試験対策の勉強をしてあるならまだしも、文字通り「賭け」だけに(笑)、なにかテンションがへん。鼻息荒くなる感じ。

試験は80分。リスニング問題から始まって、ライティングは、文法、長文読解など。
リスニングはあまり困らなかったというのが本音だけれど、文法は、やはり緻密な勉強をしてこなかった穴を痛感。日本語でいえば、読めても書けない漢字のように、そういえば私のイタリア語彙貯蓄って、話せるけどスペルがわからないという単語だらけ。まさに弱みが露呈した格好で、スペルを問う性質の問題には苦戦した。「覚えとけ自分、それくらいっ」、というような、話す上では簡単な単語ばかりだっただけに、それくらいもしなかった怠け者の自分に腹立たしさを覚えたり。してももう遅い、手遅れ。(ちなみに、試験を受ける人などに「がんばって!」というときは、[In bocca al lupo!インボッカアルーポ!]と言います。直訳すると、[狼の口の中に入れ!] 日本語の「がんばれ」より、挑む感じが具体的。表現の違いって、面白いですよね。)
ながらテスト終了。

合否の通知は4月末とのこと。
久しぶりです、こんな感覚。いっちょまえにドキドキしております。こうやって宣言してしまっているので、結果をみなさんに報告しないといけないですね。

さてさて、どうだろう。

   
 
    
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