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4月17日   ワールドプロレスリング実況三銃士の闘魂コラム#71
〜棚橋と柴田〜

3・19両国大会
棚橋弘至と柴田勝頼とのシングルマッチが組まれました。
二人は新日本プロレスで同じ日にデビューし、切磋琢磨してきた好敵手。
ヤングライオンの時代から、「お前には負けたくない」という気持ちが出た試合を繰り広げ、幾多の死闘を積み重ねて来ました。
気がつけば、二人の闘いは、「棚橋と柴田にしかできない闘い」になっていました。
「意地」、「プライド」、「スタイル」、「声援」そして、「結果」。
棚橋と柴田の間には、絶対に譲れない闘いが確かに存在します。


そして「突然」組まれた、3.19両国でのシングルマッチ。
「突然」という言葉が波紋を広げ、いつしか問題は「新日本」と「ビッグマウスラウド」の問題になってしまいました。
両団体のマッチメイクの過程がクローズアップされ、ビックマウスラウドの上井総合プロデューサーは「こんな意味のない試合はやらない」と発言。
私には交渉の真相はわかりません。
ただ、私は、両団体の交渉の過程は「問題の枝」にしか過ぎないと思っています。
最も重大な問題は、そこに「ファンの声」、「棚橋、柴田の気持ち」は存在したのかだと思います。
新日本プロレスの若きエース棚橋弘至と、ビックマウスラウドのエース柴田勝頼がリング上で死闘を繰り広げる。
そこに闘う意味はあるのか?ないのか?
それを決めるのはフロントではなく、ファンであると思います。

新日本のリングで、再び、二人が闘う姿を見たい、そして、実況したいと強く思います。

永遠のライバル中邑(左)と棚橋
 
 
    
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