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5月2日 ワールドプロレスリング実況三銃士の闘魂コラム#38

吉野、気合を入れて北朝鮮へ!!

 

激闘が続くサッカーW杯アジア地区最終予選。中継を担当するテレビ朝日スタッフの思いも、ジーコJAPANと同じくらい熱いものがあります。

先日、北朝鮮で行われた2試合の中継レポートのため、平壌へ向かったのは我らが吉野真治アナ!プロレス仕込みの熱いハートで、連日北朝鮮から現地の様子を伝えていました。

今日はそんな吉野アナ、渾身の北朝鮮滞在記をお届けします。

え?プロレスじゃなくてサッカーネタなのかって?

それは…

−−−◇◇◇−−−

3.26両国国技館。
数々の死闘が繰り広げられた大会。
その最中、私は北朝鮮・ピョンヤンにいました。
そうなんです。
私は、サッカー・W杯アジア最終予選の中継のため、3月21日から4月2日まで
北朝鮮に出張に行っていたため両国の死闘を見ることができませんでした。
しかし、私の「プロレス魂」は燃えに燃えていました。
私は26日の深夜、北朝鮮の外国人専用ホテルで用意されたメディアセンターで、
新日本プロレスのホームページを丹念に凝視し、試合結果に一喜一憂して
いました。
世界中のメディアが原稿を書いている横で、
「むむ、西村、藤波戦は引き分けかー。」
「よしよし、後藤洋央紀勝ったよ!!」
「え、永田さん、TKO負け!!高阪強いな。」
「いいよー、天山頑張れ!!」
「うわー、中邑対小島は60分ドローか。」

アジアサッカープレスのオランダ人記者の冷たい視線にも全く怯まず、
私は大きな声で独り言をつぶやいていました。
そして、そんな私を見て、東京スポーツのカメラマンが近付いてきました。

東スポ 「吉野さん、やっぱりチェックしていますね。」
吉野   「当たり前ですよ!!僕の原点はプロレスですから。」
東スポ 「いやー、それにしても中邑、小島の一戦はドローでしたね。」
吉野 「中邑君にIWGPのベルトを奪い返して欲しかったんですけどね。」


その後、北朝鮮のピョンヤンのホテルで、私と東スポのカメラマンさん、さらには
途中から東スポの記者さんも参入し、熱いプロレス談義は長々と続きました。

北朝鮮に出張し、あらためて証明された事実。
「プロレスは時間と空間を越え愛されるスポーツである。」
プロレス、マンセイー!!

プロレスが原点!!吉野真治


 
 
    
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