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9月2日 夏休み!沖縄に行ってきました!!


夏休みを利用して、沖縄を旅してきました。沖縄を訪れるのは、公私含めて10数回目になりますが、今回は、完全なプライベートです。

まずは、なんと言っても沖縄の海。やっぱり、すばらしいですねー!!!
エメラルドグリーンの澄み切った水は、いつ見ても息を呑むほどで、もうこの海を見ただけでも、来てよかったと思ってしまいました。
はじめて、沖縄を訪れたのは今から14年前、大学生の時でした。あの時も、この海の青さに大きな感動を覚えました。

 

そして…、あの時以来、その海の青さと同じ様に私の心に深く刻まれたものがあります。戦争が沖縄に残した計り知れないほどの深い傷跡です。

太平洋戦争で、唯一地上戦が行われ、当時の県民の5人に1人が亡くなるという大変な歴史を歩んでいる沖縄。しかし、最も平和を尊んでいるその地に、現在も在日米軍の75%が集中し、県内の経済でも大きな位置をしめている…。沖縄を歩けば、その大いなる矛盾を抱えた現実が目に飛び込んできます。

これまで、米兵による少女暴行事件、特措法改正問題、普天間基地の移設問題など、私も非力ながら沖縄の問題について取材してきましたが、その度に痛切に感じるのは、この矛盾です。そして、それは今も解消されていません。

この旅行中にも、“普天間基地の代替施設建設のために、名護の辺野古沖のさんご礁を埋め立てることで、政府と地元自治体などが合意した”というニュースが流れました。あのジュゴンも生息するという美しい海を、新たな米軍施設のために、15年という使用期限もはっきりと設けられない中、埋め立ててしまうという話です。これは、やはりおかしいですよね!

今回の旅行では、14年前に訪れた南部戦跡も改めてじっくりとみてきました。そして沖縄が経験した戦争の凄惨さに、また言葉を失いました。その残酷な過去は、沖縄を知ろうとすれば知ろうとするほど、深く心の中に突き刺さってきました。

ひめゆりの塔資料館に“この悲劇を繰り返さないためにも、その時、何が起きていたのかを伝え続けなければならない”という内容のことが書かれていました。まさに、そのとおりだと思います。

沖縄の抱える問題、そして平和の尊さを伝え続けるために、私のできることから努力しなければと、改めて痛感しました。

   
 
 
    
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