「なんとかやっています。
行ける所まで突っ走りまーす。」
オランダリーグに移籍した直後に来た藤田俊哉選手からのメールです。
彼とは長いお付き合いです。
メールをもらって早速!見事、4戦目で初ゴールを挙げました!
欧州では78年あの奥寺康彦から始まり11人目の日本人選手のゴール。
31歳という円熟の域に入ってきた中での海外挑戦。
常に周囲の期待に応えてくれる姿は日本を離れても変わることがなかったゼ。
私がいつも藤田選手に感じることはある種の”余裕”だ。
プレーを見ていても、神技のようなことをしているのに、簡単にやっているように見える。
そして話をしていても、そのときのことを冷静に振り返り、サラッと感想を言ってのける。
私のような常に”いっぱいいっぱい”の人間にとっては考えられない”余裕”を感じるのだ。
それは冒頭の彼の言葉にも表れていると思う。
31歳での海外挑戦。
誰よりも藤田選手本人が一番不安や緊張を抱えているに違いない。
日本に家族とJリーグでのキャリアを置き去って、一からスタートするなんて30過ぎてからできることなのか?
でも、彼はやってのけました。
そしてすぐにメールをくれました。
「チームは負けてしまったので複雑な感じだけど!嬉しいよ。是非コラムに書いてね!またねー」
ここにも”余裕”を感じてしまった。
なんてカッコイイのだろう。この男は。
10月で32歳。
ますます脂ののったプレーが楽しみ。
そして彼の”余裕”は日本代表キャプテンに!という期待をもたせてくれる。
いろいろコラム書いています!
いつのまにか連載100回突破!(嬉)
http://www.tv-asahi.co.jp/super-j/
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