同時多発テロが起きて1年が経ちました。取材に行ったニューヨークの雰囲気はとても重く、帰国してからもその気持ちを引きずっています。
世界貿易センター跡地は、もう当時の面影は見られないのですが、あれだけの高層ビル街にポッカリと200m四方のスペースが空いていると何とも不思議で辛い気持ちになりました。
先日、古いアルバムを整理していたら、偶然、その貿易センタービルの屋上で撮った記念写真が出てきました。以前、個人旅行でNYを訪れた際に撮りました。
それを持ってNYに行き、現場で照らし合わせて自分の記憶を呼び戻しました。
あれも9月のことでした。
改めて、110階の展望台で笑っている自分の写真を見ると寒気がします。
NYではいろいろな人の話もききました。
青い空を見るだけで人が落ちてくる場面を思い出す。サイレンや歓声を聞くと怖い。
9月11日が誕生日で辛い。
みんな毎日テロの恐怖と闘っています。
1年という節目は単なる節目でしかないのです。
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