丸子のタイトルは、「鞠子(まりこ) 名物茶店」
店の前中央に名ぶつとろろ汁の立て看板、右側の障子には御茶漬 酒さかな 、左側にも御ちゃつけの文字が…店の中では二人の旅人が名物自然薯(じねんじょ)のとろろ汁と酒を楽しんでいて、赤ちゃんをおぶっている店員の女性も見えます。左側の道には蓑(みの)と菅笠(すげがさ)をぶらさげた棒を担いだ農民もいます。とってものどかな風景です。
今も同じ場所に絵と同じような茅葺き屋根の店が営業をしていました。
1596年(慶長元年)創業の「元祖 丁字屋」 松尾芭蕉の俳句や十返舎一九の「東海道中膝栗毛」(弥次さん喜多さんの話ですね)にも登場する歴史ある店です。
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