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8月19日 最近はこんなことをやっています

 
7月から担当が一つ増えました。
夕方の報道番組【スーパーJチャンネル】の《迷宮の扉》というコーナーです。
日々発生する事件の背景には、さまざまな人間模様が交錯しています。
このコーナーでは、徹底した取材によって真相を浮き彫りにさせ、事件の謎に迫ります。
 

毎週木曜日夕方6時19分から始まります。
放送されている地域は…テレビ朝日ほか、北陸朝日放送(HAB)、山口朝日放送(YAB)、 愛媛朝日テレビ(EAT)です。

また、佐々木アナウンサーの夏休みピンチヒッターとして、7月29日(月)から8月2日(金)まで、お昼の情報番組【ワイド!スクランブル】の《夕刊キャッチアップ》を担当しました。引き続き、9月の第一週も担当する予定です。ご期待下さい!
 

あわせて、レギュラーの【ザ・スクープ】の取材も継続中!!!猛暑の中、熱い取材活動を行っているのです。【愛媛県での誤認逮捕事件・徹底解析!「防犯ビデオ」のワナ〜8月10日放送】や【ヤミ金融〜近日放送予定】などを取材しています。ご期待ください!

◆それから、前回、このコーナーで予告した【職人の勘】話part2を…

以前、【パワーワイド】というワイドショーの司会進行として、ご一緒させていただいた東海林のり子さん。この方も実に職人なのです。
なにしろ、東海林さんがこの世界で仕事を始めたのは私が生まれるより前のこと。
その輝かしい経歴は、立教大学を卒業後、ニッポン放送の局アナとしてスタートしています。つまり、私にとっては大学の、そしてアナウンサーの大先輩なのです。
その後東海林さんは、フジテレビの【3時のあなた】などで膨大な数の現場取材を積み重ねていらっしゃいます。私の仕事のモットーも現場取材で、これまでかなりの数を重ねてきたという自負もありますが、さすがに東海林さんにはとてもとてもかないません。
 

そんな東海林さん。事件取材で現場に行ったときは、必ずこうしていたそうです。普通は一通りの取材を終えて「もうこれ以上はすることが無いかな」と考えると、ディレクターは一応念のため、会社のデスクに電話をいれます。そして、両者の判断で、よし!取材終了!となって、スタッフは現場を撤収します。もちろん、明日すぐに放送が控えているとなると、取材テープの編集が待っているからでもあります。無駄にそこにいても、時間が減るばかりと普通は考えるわけです。しかしさすが、東海林さんは違いました!!
各社の取材車が現場を一台離れ、また一台離れしていく中、やはり東海林さんを含む取材スタッフも一旦そこを離れますが、東海林さんは「ねえ。もう一回現場に行きましょうよ!」と必ず声を掛け、最後に現場を再確認していたそうです。
「最後に現場に行けば、きっとまた何かがあるものなんだから…」東海林さんはそう私に語ってくれました。そして、そこでゲットしたネタも当然少なくないそうです。

そして一方、教育現場を舞台に事件が発生することもよくあります。周囲のいじめによって生徒が自殺に追い込まれたということが多発した頃もありましたが…そんな時、担任の先生がどこまでいじめを把握していたのか、あるいは知らなかったのか、当然各社取材にあたります。きちんと取材に応じるしっかりとした教師もいますが、自宅にも帰らず、やたらと隠れたり逃げ回る先生もいます。取材する側も最初は担任の先生の顔を知らないので、学校の前で待ち構えたりして、一人一人に声をかけまくることになります。
 

でも、東海林さんは…
「私はカンがはたらくの。声を掛ける前から、100パーセントわかるの。この人だって」
「だから、この人だって思った人のところに近づいていって『先生?』って声を掛けるわ。そうすると『はい』って言うから、その人に話を聞くの」
こういった感じで、ほぼ100パーセントの確率で、確実に担任の先生に当たるそうです。
どうして当たるのか?それはやはり【職人の勘】なのです。長年の経験がそれを可能にさせているはずです。

以上、まだまだ、日々勉強、そして、日々努力、そして日々精進。そう思う毎日の寺崎が現場からお伝えしました。

   
 
    
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