いよいよ国内の女子プロゴルフツアーも本格的に連戦が始まりました。
先日、開幕第2戦のプロミスレディース・ゴルフトーナメントの中継に行って来ました。
アメリカツアーから合流し、国内初戦を迎えた福嶋晃子選手に今年の抱負なども含めて話を聞きました。

福嶋選手は、今年でアメリカツアーに参戦して4年目になります。
これまでの積み重ねた経験・実績と、環境面での充実に加え、スタッフのサポート体制もより強固になっているそうです。

まず、父親で元プロ野球選手の晃久さんがコーチとして、オフのトレーニングやスイングのチェックをしています。
また、コンディショニングはマラソンの高橋尚子選手のトレーナーもしていた西村孔さんが担当します。西村さんは英語も堪能なので、外国人のキャディーとのコミュニケーションや、海外生活での交渉に大活躍しています。キャディーは「ケビン」のニックネームで呼ばれている、ライオネル・マティーチョークさん。もと、アイスホッケーの選手で、日本語も少しならOKだそうです。2人で楽しそうに笑いながらラウンドしています。

福嶋選手は、今年の海外メジャー第1戦・ナビスコ選手権で、決勝ラウンドで60台を連発し、5位タイに入りました。去年はその大会で2位だったので、海外のメジャーでの優勝が決して夢ではなくなってきています。ケビンの話では、アメリカツアーの選手の間でも「決勝ラウンドのAKIKOのプレーなら、メジャーで勝てる」と噂になっていたらしいですよ。

世界最高峰の全米女子オープンではどんな活躍をしてくれるか、今から楽しみです。

今年のオフは、野球の要素を取り入れたトレーニングで、基礎体力をアップしたそうです。福嶋選手は、なんと、ズボンをはいた時に「腿の辺りが今までとは違う」のが分かるというくらい筋肉がついたようです。

かなりきついトレーニングだったのだろうと、聞いてみると、「本当に楽しかった、笑いっぱなし。でも汗でびっしょりだった」そうです。
その練習内容をちょっと教えてもらいました。
お父さんの考案したメニューで、「目指せ盗塁王」「目指せ内野手」「目指せ外野手」など、タイトルとテーマを決めたメニューだったそうです。
ゴルフとは直接関係なさそうな感じですが、妹2人も参加してお互いに「負けないぞ！」というライバル意識むき出しで熱中したそうです。

あっという間に時間が過ぎてしまうほど楽しいインタビューでした。
全米女子オープンが楽しみです。

全米女子オープンゴルフは7月4日~7日まで、アメリカ・カンザス州のプレーリーデューンズCCで行なわれます。
試合の模様は岡本綾子プロの解説でお送りしますので、どうぞお楽しみに。

今のところ、日本からは去年の賞金女王の不動裕理選手と賞金ランク2位の肥後かおり選手が出場します。

今後、不動選手や肥後選手の情報もアップしたいと思っていますので、楽しみにしていて下さい。