旅において、人を最も悩ませるもの・・・それは実は「お土産」ではないでしょうか！？皆さんもお土産で悩んだ経験が一度はあるはず！（きっと悩んでいますよね？いえ、悩んだことにしましょう！）
知人に頼まれたものを探して色々歩き回ったり、はたまた何を買っていこうか悩んだり、挙句の果てには誰にあげようか頭を抱えたり・・・。
むむむっ、これだけ旅行者を悩ませるもの、そんなものなくなってしまえばいいのに！・・・なんて言っても、実際にもらえばうれしいもので、悩んでいる過程が楽しいなんてこともありますし（結局お前は何が言いたいんだ）。
要は、今回は先日の失敗土産についてのお話なのです（前置きが長くてすみません）

お土産で悩んでしまうのは、出張も同じ。いつも帰りの駅や空港で何を買っていこうかなと悩んでしまうのです。
真っ先に考えるのは「アナウンス部には何を買っていこうかな」ということです。出来るだけ全員に味わってもらえるように、数が多い食べ物にまずターゲットを絞ります。
それだけで相当、ものについては限定されてくるのですが、ここで私の余計な気遣い（実は半分、天邪鬼！？）が頭をもたげてきてしまうのです。

「お土産ってやっぱり読んで字のごとく、その土地の産物じゃないと意味ないよな。うん、それならその土地を象徴するようなものを買っていくのが一番いいだろう。あっ、でもどうせならみんなが興味を持ってくれるようなものがいいよな・・・。」

この考えが後に悲劇を招くことになろうとは・・・（思いっきりあおるイメージで）

そう、それは韓国出張のお土産でした。韓国といえば、私のイメージでは、やはりキムチを中心とした辛い物ということになってきます。ただ、キムチなどは生ものなので、アナウンス部には当然おいておくことは出来ません。
「数が多く、辛いものか・・・。」
そこで私が考えたもの、それは、「唐辛子チョコレート」でした。

韓国土産	これがその土産です。

聞いただけでも、絶対においしくなさそうなこの代物。でもあの時は現地にいて舞い上がっていて、そんなことは微塵も思わなかったのです（完全にいい訳です）。

果たしてそのお土産は、当日アナウンス部でちょっとした話題になっていました（かなりおおげさですが）。皆、一様に「 甘いのか辛いのか、不思議な味がするぞ・・・」という感想と共に・・・。（おまけに喉がヒリヒリするのです。なんとアナウンサー泣かせな！！）

しっかり唐辛子の絵もあります。	一見甘くておいしそうなのですが・・・。

でもその数日後、20個以上入っていたチョコレートは何とあと3つにまで減っていたのです。
「いつまでも残っていたらどうしようかな〜、気まずいな〜。」と内心どきどきしていた私はこの文章を書いている現在、多少の安堵感に包まれているところです。正直、あまりに減っていなかったら、カモフラージュで自分でたくさん食べてしまおうと思っていたくらいですから！

「お土産」って本当に難しいなと改めて実感したひとつの事件（？）でした｡
しかし、まったく反省の色がない私は「これにめげずにこれからも自分のその時の衝動を大事にしてお土産をセレクトしよう！」と固く心に誓ったのでした。

アナウンス部の皆様、これからも私の「お土産」を宜しくお願いします！