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6月5日 
6/5   櫻井アナの現地取材記 Vol. 2

5月30日(日本時間31日) 
ドイツ・レバークーゼン Bay Arena
ドイツ代表 vs 日本代表 2-2。


ドイツ代表との最終強化試合が行われたのは収容人員が3万人に満たない競技場でしたが、ピッチと客席の距離が近く、芝の状態が良く、ドイツ独特の雰囲気が漂っていました。
今回は、その競技場の一部を紹介致します!

  

試合当日朝、テレビ中継準備のため競技場を訪れた私は日本代表の選手たちよりもお先にピッチに立たせてもらいました!
独特の雰囲気・・・と表現しましたが、それはW杯16大会出場、優勝3回、準優勝4回、ベスト4進出10回、ベスト8進出14回・・・
歴史の中で育んできたサッカー大国としての伝統が醸し出すもののように思えました。
ここは、W杯で使用される会場にはなっていないのですが、それでもドイツサッカーの醍醐味を味わうのに十分な舞台でした。


試合中に監督や選手たちが座るベンチに目を向けてみると、これまた驚きと大発見が!!
なんとシートが革張りなんですっ!高級車やレース仕様車などに使われているものと同じようなシートで、座り心地は抜群!
しかも、冬寒いドイツで、出番を待つ選手の体が冷えないようにと各席共ボタンを押すとシートが暖かくなる優れものだったのです!

これは座らずにはいられませんでした。
日本代表側ベンチでジーコ監督が座るものと思われる一番内側の席で、勝手に監督気分?
そして、テレビ朝日のサッカー中継を支える制作陣、技術陣の面々。               
日本代表ならぬテレビ朝日代表です!

  

W杯開幕はもう本当にすぐそこです!
ドイツ代表戦の翌日、ドイツのメディアではこぞって日本代表が賞賛されていました!
中には「日本という国は生真面目で、仕事が好きで、写真をよく撮るという印象だったが昨晩の試合でサッカーが上手い国と知った」
なんていう記事もありました(笑)。


2得点の高原選手はもちろん、中田(英)、中村の両選手の他にも中澤、福西、柳沢の3選手がドイツのサッカー関係者から高く評価されていました。

一方で怪我のため戦線離脱を余儀なくされた田中誠選手。清水商業高校時代からの同級生川口選手は「本当に残念・・・。本人はもちろん家族のことを思うと切ない」と話してました。
2002年でも直前の怪我のためメンバー入りを果たせなかっただけに田中選手本人も「ついてないな・・・」と漏らしていたようです。
ジーコ監督も苦渋の決断でした。
ドイツ戦後の宿舎では、田中選手が一人一人に言葉をかけ、ユース時代からの戦友、中田(英)、宮本選手らと遅くまで話をしていたそうです。

追加招集された茂庭選手も含め、日本代表選手全員が田中選手の思いも込めて戦うでしょう!
ガンバレ、ニッポン!
   
 
    
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