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5月30日 
5/30   櫻井アナの現地取材記 Vol. 1

Guten tag(こんにちは)!
2006 FIFA ワールドカップ ドイツ大会の開幕が日に日に近づいてきますね〜!
世界中のメディアで母国の近況や展望、ライバル国の分析が盛んに行われていますが、巷でも優勝国予想などワールドカップに関する話題が増えてきていることでしょう!
世界で最もポピュラーなスポーツと言われ、テレビやラジオの延べ視聴者数はオリンピックのそれを遥かに凌ぐと言われるサッカーの祭典は今回もまた世界中、日本中を感動と興奮の渦に巻き込んでくれるはずです!
もう既に興奮状態がMAXに達してしまって、どうにもこうにも収まりがつかなくなってしまっているというあなた、私も同じです!
ただ、日本代表がどんな戦いを見せてくれるのか、世界の強国がどんなサッカーを展開するのかなど…ああでもない、こうでもないと思い巡らせ友人と話している、そんな開幕までの待ち遠しい状態も実は何とも言えず好きなんです。
ちょっと余談が過ぎましたが、早く来い来いワールドカップ!


さて、このコーナーでは現地から日本代表の近況はもちろん、開催地・ドイツの様子などなどバラエティーに富んだ内容で、田畑祐一、角澤照治、両先輩アナウンサーの協力を仰ぎながら私・櫻井健介がリポートしていきます!


第1回は、日本代表の現地入りの様子と初練習について書きます。
日本代表は、福島県Jヴィレッジでの国内合宿を経て、5月26日(現地時間で18時過ぎ)にドイツ・フランクフルトの空港に降り立ちました。
フランクフルト空港は一般用とは別に、各国選手団専用のターミナルが用意されていました。
前日に現地入りした私は取材のため2時間程前から空港で日本代表の到着を待っていましたが、大勢の取材陣が詰め掛けていました。日本メディアの数にはドイツ関係者もビックリする程。ジーコ監督の母国で日本と同組のブラジルメディアの姿も見られました。

   
そして、日本代表を乗せた飛行機が到着すると一斉にカメラのフラッシュが焚かれ、いよいよ夢舞台に開幕が近づいていることを実感しました。
降り立った選手たちの表情に多少の疲れが見えましたが、ジーコ監督は笑顔で取材陣の呼びかけに応えていました。


翌日、日本代表のキャンプ地・ボンにて午前中に現地での初練習を行いました。
練習冒頭、ジーコ監督が選手たちに「これまでの4年間、苦しい思いをしながらドイツに辿り着いた。苦しい思いをした分、皆でいい大会にしよう!」と声をかけたそうです。
2002年にワールドカップの舞台に立てず、その悔しい思いを力に変えて4年を過ごしてきた中村選手や高原選手らは、この言葉を聴いて胸に期するものがあったと話していました。
練習内容はいきなりボールを使ってセットプレーからの攻撃、守備の手順を入念にチェック。初練習から実践モード全開といった感じの練習メニューでした。
午後練習でもMF、DFの選手を中心にフォーメーション練習に多くの時間が割かれました。
中田英寿選手を中心に、福西選手、宮本選手らが守備に回った際の細かなポジショニングやプレッシングの掛け方について議論する場面も見られました。
またこの日(5月27日)は柳沢選手の29回目の誕生日で、練習後にチームメイトから卵や小麦粉をかけられるというサッカー界恒例の手洗い祝福を受けていました。


練習2日目は、午後練習のみで45分間の紅白戦が行われました。
レギュラー組は、GK 川口選手
        DF 宮本選手、中澤選手、坪井選手
        MF 中田(英)選手、福西選手、三都主選手、加地選手、中村選手
        FW 柳沢選手、高原選手
柳沢選手が唯一得点を挙げて、レギュラー組が1-0という結果でした。
キャンプ地・ボンの地元紙でも「ボンに来てジーコ監督がチームをトップギアに入れた」との見出しをつけ、日本代表が実践モードに突入したことを伝えていました。

最後に、ボンに設置された日本代表メディアセンター「G-JAMPS」をご紹介します。
ここは、ボン市街の博物館を臨時改装した日本サッカー協会運営の現地日本代表情報基地です。
日本代表を応援するサポーターからのメッセージが書かれたカードやユニフォーム、さらには23選手にまつわる品々が展示されています。関連グッズの販売もされています。
そしてなんと、日本人シェフが作る日本食が用意されているんです。メニューは冷やし天婦羅うどんに、イベリコ豚の生姜焼き定食など。現地取材陣にとっては正に心と胃袋のオアシス!
ちなみにこのメディアセンター一角は一般の方々にも開放されていて、日本食も食べることができるのです!もし、これからドイツにいらっしゃる方は是非一度立ち寄ってみては?

   
   
 
    
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