- 176cm
- 埼玉県
- 埼玉県立浦和西高校→
中央大学文学部哲学科 - 1998年4月1日
- 牡牛座
取材メシ日記その⑤
そんじょそこらのラーメンではないというその名も「富山ブラック」
「とてつもなく塩辛い」らしい…と聞いて尻込みしていた取材チームであったが
「メンマが半端ないっす」
「一年に一回とか数か月に一回無性に食べたくなる」
「うまいとかまずいではない」
などと夜の街で情報を得て、これは食べなきゃならん!絶対行こう!
とテンションが上がった我々。
・・・翌日・・・
行ってきました、元祖に。前日レクチャーされた通りに「生卵」も頼む。
店内には著名人のサインがずらり。
お、あのミュージシャンが来てる!『おいしかったです』だって、
ちょっとビビり過ぎたかねえ…
などと盛り上がっているところに、やってきました黒いやつが!
黒い!濃い醤油の香りだ!
麺・チャーシュー・メンマを混ぜてスープに馴染ませる。
そして勇気をもって口の中に。ん?旨い。特に硬めの太麺がいい。
さてメンマだ。お、おおお!これは塩辛い。一本で一杯ご飯が食べられそう。
しかし全体としてはコクがあって旨味たっぷりでコレ好きだぞぅ!
と言っていられたのは前半。後半は自分が塩漬けになっていく感じがします。
塩辛さが脳を直接ゆさぶってきます。旨い、旨いがなぜここまで塩辛くなくては
いけないのか・・・
というとちゃんと理由があるそうで。
戦後の復興期、おにぎり等を持った労働者のために
「おかず」として食べられるラーメンを考案したんだそうな。
汗水たらして働いて塩分を欲している体が喜ぶ味だったというわけですね。
噂にたがわず、強烈なインパクトでしたが、なぜか思い出していると
また食べたくなる、まさに「クセになる味」でした。