前の記事を読む 次の記事を読む  

トップ > パーソナルトップ > プロフィールトップ > エッセイバックナンバー
 
 
5月14日 念願の黒帯を取得しました。

 
いやぁ、黒帯までの道のりは長かったですねぇ。通っているのは合気道養神館の本部道場、始めたのは6年前です。
いえいえ、この『6年間』が長かったと言っているわけではありません。私の細々かつダラダラと続く格闘技人生を考えると「長かったな〜」と感じるのです。
それでは、私の『細々ダラダラ格闘技人生』について少しお話しましょう。

右半身の構え。邪魔が入りました。

格闘技に目覚めたのは小学校時代、小説『姿三四郎』を読んだ時でした。柔道を習いたかったのですが、近くに道場も無く断念しました。
高校に進み合気道を学びましたが、今の養神館とは違う合気会でした。沼津市民体育館の教室に週2回通い、頂いたのは五級でした。この五級というのは一番下の級です。

あらためて、右半身の構え。まだバランスが悪いですね

大学時代は極真空手。東京・世田谷の代田橋にある東京都下城西支部でした。山田雅稔先生のもとで逃げ腰の修行を続け、三級で緑帯を頂戴して大学生活を終えたのです。
社会人になってからは、一念発起してボクシングです。『槍の笹崎』の笹崎ジムに通いプロテストも受けましたが、後楽園ホールのリングに沈みました。

証拠その【1】 名前が刺繍された黒帯です。

心を入れ替えて6年前に始めたのが現在の養神館合気道です。養神館は警視庁のSP候補生や婦人警察官も修行する厳しい道場として知られています。しかし、私はそんな事とは関係なく、一般コースで『細く長く』をモットーにやってまいりました。そして、この3月の昇段審査で何とか合格することができました。
今でも毎回の稽古で体にアザができます。ただ、アザができるのは単に私の受身のとり方が下手なだけなので、「まだまだ、だな…」と感じる毎日です。

証拠その【2】 大切なお免状です。

以前、養神館の井上館長がこんなことをお話していました。「初段になった、二段になった、と言っても、その実力がついたわけではありません。初段あるいは二段という駅に向かうための切符を手に入れた、と考えてください」
思えば小学校の時からの念願だった、ということになりますが、やっと黒帯を締めることができました。これからは、館長のおっしゃるような本当の初段の実力を身に付けられるように、さらに次の目標『二段』を見据えて稽古に励む所存です。細く長く、ですが…。

   
 
 
    
前の記事を読む 次の記事を読む  

トップ > パーソナルトップ > プロフィールトップ > エッセイバックナンバー