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8月15日   ワールドプロレスリング実況四天王のプロレスコラム#142
〜ある実況アナウンサーの苦悩〜

「あだな」
皆さん、あだ名あります?


子供の頃は大体ありますよね。
大人になってからもあだ名で呼ばれている方も多いでしょうし、
昔の友達に会うとその頃のあだ名で呼ばれたりして
結構恥ずかしく思ったりすることもあるんじゃないかと思います。

私自身も中学校時代の友人に会うと
その頃のあだ名で呼ばれて恥ずかしい思いをすることがあります。
もう30代も半ばを過ぎてやめてほしいなあとは思いますがね。
なんと呼ばれていたかはまたの機会にしますが。

さて、この「あだ名」をインターネットの辞書機能で調べてみると
「その人の容姿や性質などの特徴から、他人がつける名。ニックネーム」
などと書かれておりました。ま、こんな感じでしょう。

なぜ、プロレスのコラムでこんな話をしているかといいますと
先日札幌で行われたプロレス中継にあたり
あるレスラーにあだ名、
この場合はニックネームとかキャッチフレーズといった方がいいかもしれませんが、
をつける必要に迫られたのです。
例えばタイガーマスクに「黄金の虎」とか
長州力に「伝説の革命戦士」とかこんな具合です。
難しいのですよ、これが。

そのレスラーはリック・フーラーという選手。
身長196センチ、体重125キロ、
アメリカのマサチューセッツ州ボストン生まれ。
見た目は端午の節句に飾る錘馗(しょうき)様みたいな
ブルーザーブロディーみたいな・・・
黒髪のチリチリのロングヘアーに口ひげまで一体化している強面の大男。
怪物系の選手です。

試合会場で流されていたVTRでは「未知の怪物」と
うたわれておりました。


あまり友人にはいないタイプです

うーん・・・
こういう時は見た目で考えるのが常套手段。
というわけで「殺りくバーバリアン」!!
イマイチかなあ。

うーん・・・
よしっ「アメリカから来たヒゲ魔人」!!
ほら、最近「髭男爵」流行ってるし
大技が決まったときに実況で「ルネッサーンス!!」って
言うとハマるかもしれないし、とか考えて。


この顔で『ルネッサーンス!』
どうです?

うーん・・・
「体の芯からデスメタル」!!ほら、この人アメリカ出身で
今度「デトロイト・メタル・シティー」も実写で公開されるから
タイムリーかな、なんて・・・


ヨハネ・クラウザーU世さんのファンにはいそうな感じですかね

ロクなあだ名が出てきません。
もともと人のキャッチフレーズ考えたりとかそういうの苦手なんです。
結局、スタッフみんなの意見を聞いて「これ以外」のニックネームに決定(涙)

どんなニックネームを古澤が実況に使っているのかは
放送で確認してください。
試合の方はすばらしいものでした。
最後にリック・フーラーさん。
変なあだ名ばかり思いついてすみませんでした。
   
 
    
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