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11月8日 ワールドプロレスリング実況三銃士の闘魂コラム#22
        「最近プロレスを観ていない人へ」

 
プロレスを観ていない人も、「最近」観ていない人も「長州 力」という名前は知っているだろう。その長州が新日本のリングに帰ってきた。長州は新日本でいうところの「第一世代」と分類することが出来る。10月9日、両国のリング上で長州と殴り合っていたのが「第三世代」の永田裕志である。

第三世代の永田がリングに上がった 長州と永田が一触即発

プロレスは世代で分けると非常に分かりやすい。知ってる人も復習がてらお付き合いいただきたい。
アントニオ猪木、藤波辰彌、長州力、プロレスがオソロシイ人気を誇っていた時代の選手を第一世代とすると、蝶野正洋、武藤敬司、橋本真也ら三銃士が全盛期だったドームプロレスに変化していった時代の選手を第二世代、そして現在の新日本で中心となっているのが第三世代と呼ばれる選手達、永田裕志、天山広吉、中西学ら・・・なのであるが、この世代に話が移ったとたん、「知らない」という人が一気に増える。
さらにその下の「新闘魂三銃士」と呼ばれる棚橋弘至、中邑真輔、柴田勝頼の方がはるかにキャリアが浅いながら知っている人が多いかもしれないほどだ。

闘魂三銃士 新闘魂三銃士

第三世代の存在が一般に認知されていない理由は、猪木や長州、武藤や蝶野が強烈な個性で時代を作り、プロレスの歴史に名を残しているのに対し、彼らは実績こそ持っているものの強烈な自己表現で自分をアピールしきれていないからかもしれない。
上には押さえ込まれ、下からは突き上げられ、第三世代はプロレス界の中間管理職、「中2階」なのだ。
これから彼らは上の代につぶされてしまうのか、それとも下の代に飲み込まれてしまうのか、まずは11月3日の両国国技館、長州、蝶野組VS永田、天山組でひとつの答が出る。

この4人にはそれぞれ確執がある。
色々な歴史があって、長州が出て行って、また帰ってきて・・・おっと、
詳しくは『ワールドプロレスリング』で我々の実況を聞いてもらえれば分かる。

   
 
    
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