担当者
-
- Reported by
渡辺瑠海
突然ですが、皆さんには弱点ってありますか?
私は「注目されるとすぐに顔が赤くなってしまう」という弱点を持っています。
例えばこんな時……。
番組スタッフとの雑談中、
自分のことが話題に上がって注目されていると感じると
緊張して顔が真っ赤になってしまいます。
顔赤くなっているよ!と指摘されると余計に意識してしまって
顔だけでなく耳や首まで真っ赤に……。
オンエア中に赤くなってしまったらどうしようと悩んでいたところ、
スタッフから「普段緊張しているように見えないから、
人間味を感じて好感が持てるよ」と言ってもらえました。
これは寝耳に水。
自分が弱点だと思っていたことが
魅力として受け取ってもらえるなんて……。
驚いたのと同時にとても嬉しく思いました。
そして、もしかして私と同じような経験を持つ人がいるのでは?と思い、
今回アナウンス部のメンバーの弱点を聞いてみることにしました。
トップバッターは林美桜アナ!
林アナの弱点、教えてください!

私の弱点は「心配性なこと」です!
私は普段からちょっとしたことでも
不安になったり心配になったりしてしまうんです。
例えば、「この乗り換え間に合うかな」、
「今の発言空気読めてなかったかな」など。
朝から晩まで心配事が多い自分に、
時々疲れてしまうくらいです。(笑)
家族や友人からはそこまで考えなくて大丈夫だよと言われてしまうこともしばしば……。
特に、普段とは違う場所、ロケの仕事になると、
「時間間に合うかな」
「もっと違う角度の画も必要かな」
「このコメントだけで足りるかな」
と心配性が存分に発揮されてしまうんです……。
ロケとなると、いつもとは違うスタッフと仕事をすることもありますし
確かに心配事が増えますよね。
そんな弱点を強みに変えたエピソードとは?

ロケの帰り道、
スタッフに心配事が多くて申し訳ないですと話したら、
「林のおかげで撮り忘れもないし、時間通りに進んでよかった。
この仕事は心配性なくらいでちょうどいいよ」と言われて
気持ちが救われたことがあります。
その時から、心配事が多い自分を素直に受け入れられるようになりました。
弱点が、強みに変わった瞬間です!
心配事が多いからこそ、丁寧に仕事をすることができるんですね。
撮り忘れがあると、再度ロケに行かないといけませんし、
ロケ当日に映像が必要なこともあるので、時間通りの進行も重要です。
林アナの心配性がロケチームを引っ張っていたのかもしれませんね。
続いては、寺川俊平アナウンサー!

僕の弱点は、人の顔色を伺いすぎちゃうところ、ですかね。
結果めちゃくちゃ地獄耳だし、
遠くで自分の名前が聴こえると
悪口言われてるんじゃないかとか、
悪いことしちゃったんじゃないかとか
心配になっちゃって生きにくいです。(笑)
確かに自分の名前が聴こえると
ちょっとそわそわしてしまいますよね……。

そうなんです。
でも、この特性は、はっきり仕事に役立っています!
例えば普段から言葉数が少ない選手のロングインタビュー。
言葉の端々に現れる僅かな感情のカケラを見つけては
次の質問の切り出し方・聴き方を変えていくんです。
それができている一瞬は多分僕めっちゃかっこいいです。
でも終わったら、すぐナヨナヨ。
あれであっていたかな、怒っていなかったかな、大丈夫かな……。
ぐるぐるメンタルで抜群にダサくなります。
渡辺アナ、なんとなくわかるでしょ?(笑)
わかります。
一緒に仕事をする相手にどう思われているか、
私もすごく気になってしまいます。
でも、相手の顔色を伺う=気にかけているからこそ
些細な変化に気づくことができるんですね。
間違いなく、寺川アナの強みです!
最後は、山本雪乃アナウンサー!

私の弱点は……人見知り。
「またまたー!そんなこと言ってー!」と聞こえてきそうですね。
でも、私の近くにいる人にはバレています。
私は、打ち解けるまでにかなり時間がかかるタイプの人見知り。
フレンドリーだと思われがちですが、
「新しく出会った人」と話すときはおどおどしてしまいます。
特に、この先長く関わっていく人とのコミュニケーションが苦手です。
自分をよく見せたいけど自信がない!
そんな感情なのかなと。(笑)情けない。
いやー、この文章を書きながら
自分の未熟さを痛感しますが、
これが本当の私なんですよね。(笑)
山本アナには明るく親しみやすいイメージがあるので
弱点が人見知りというのは確かに意外ですね……!

「人見知り」は決して誇れることではありませんが
時間をかけて関係を築いた、なんでも話せる数少ない親友ができたのは
「人見知り」のおかげ?かも。
ただ!私の今の仕事は、主にインタビュー。
毎日見てくださっている方からすると、
「人見知り」など信じられないかもしれません!(笑)
「相手はどう思っているだろう」
「この人はどんな人で、どんなことが好きで、嫌いで」
「この人の心地のいい間合いは?」
「この人の立ち位置は?」
インタビューの仕事においては当たり前のことですが、
普段からそんなことを過剰に考える“癖”がついていると思います。
人にどう思われるか気になって仕方のない「人見知り」だから!!!(笑)
今回改めて自分の弱点と向き合って、
もしかしたらその“癖”がインタビューに生きているのかもしれない!
「人見知り」でよかったのかも??と、初めて思いました。(笑)
渡辺アナ、ありがとう!!!^^
人見知りだからこその“癖”が
仕事に役立った素敵なエピソードですね。
山本アナが弱点を強みと考えられるきっかけになったようで、嬉しいです!
皆さんも自分の弱点を一度見直してみてください。
もしかしたら、少し発想の転換をするだけで
あなたの強みになるかもしれません。
この記事がそんな気づきのきっかけになりますように……。