担当者
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- Reported by
下村彩里
2021年の世相を一字で表す「今年の漢字」は『金』。
東京オリンピック・パラリンピックでは、日本人が金メダルを史上最多獲得、
大リーグの大谷翔平選手が満票でア・リーグ最優秀選手(MVP)を獲得するなど、
多くの金字塔を打ち立てました。
さらに……
2022年来月からは早くも次の五輪
『北京冬季オリンピック・パラリンピック』が開催されます!
さらなる日本人の『金メダル』ラッシュを願い
今回は、【『金メダル』を経験したテレビ朝日アナウンサー】を取材しました!
まずは……!!!
現在「グッド!モーニング」のフィールドリポーターや、「スポーツ中継」を担当する
草薙和輝アナウンサー!
大学生の時ホッケーU21日本代表
に選出されたこともある、草薙アナを直撃!
Q 草薙アナが『金メダル』を獲得したのは……!!
中学3年生の時はバドミントン(シングルス)と水泳(平泳ぎ)の区大会で優勝、『金メダル』を獲得しました!
今思うと、どちらの競技もテレビ朝日が中継しているスポーツ種目でした。(笑)
なんとホッケー以外でも『金メダル』を経験!中学生からスポーツ万能だったんですね!
もう一つは、大学時代にホッケーの関東リーグで優勝したことですかね!
この時の優勝は、慶應義塾大学としては実に40年ぶりのことだったんです……!
チームにとっても、大学にとっても、大きな快挙だったんですね!
Q『金メダル』をとるまでにどんな練習をしてきたんでしょうか??
バドミントンや水泳はこれといった特別なことはしていませんでした。(笑)
ただホッケーに関しては、経験のある他のチームに勝つために、人よりも何倍も練習が必要だと思っていたので、
毎日、全体練習のあとに、必ず先輩にシュート練習をお願いしていました。
今思うと、毎日嫌がらずに付き合ってくださった先輩に感謝しないといけませんね~。
先輩に助けられながら、がむしゃらに練習を積み重ね
高校、大学共に最終学年では、
「キャプテン」としてチームを引っ張っていたという草薙アナ。
Q『金メダル』を獲得した瞬間について聞くと……!
やはりホッケーで、関東リーグで優勝したことが一番印象深いです。
40年ぶりに優勝できるかどうかの一戦だったこともあり、
決勝戦の会場には、これまで見たことないほどの数のOBの方々が応援に来てくださりました!
それだけ多くの人たちが、現役選手だった私たちのことを気にかけ、
100年以上続くホッケー部の歴史を創り上げてくださってきたのだな、と感じました。
優勝を決めた後、全員で円陣を組んで歌った応援歌は感慨深いものがありましたね!
その時の写真がこちら。
チームメンバーだけでなくOBの方も入っての円陣。
写真からも、温かい応援に支えられていたことが伝わってきます。
Q『金メダル』の経験は今どんな風に、生かされていると感じますか?
大一番で力を出し切る強い精神力を養えたと思います!
金メダルをかけた決勝戦は、やはりどれも独特の緊張感がありました。
そうした舞台で、これまで練習してきたことをいかに発揮できるかが何よりも大事だったと思います。
アナウンサーの仕事は、常に同じ仕事はなく、毎回が大一番です。
どんな状況でも、心を乱すことなく、平常心で臨むことができる強靭なメンタルが今に生きています!
何かハプニングが起きた時も、いかに冷静に、かつ臨機応変な対応ができるかは、
ありとあらゆる場面で必要ですよね。
改めて、スポーツを通して学ぶことの多さを感じます。
続いては、現在「スポーツ中継」や「アベマ倍速ニュース」を担当する、
大西洋平アナウンサー!
大西アナが『金メダル』を獲得した種目は……!!
『金メダル』を獲得したのは、高校3年の夏。放送部の全国大会で、朗読部門優勝。
文部科学大臣賞をいただきました。
全国優勝!さらに文部科学大臣賞も受賞するという、
ぶっちぎりの『金メダル』です!
Q 放送部に入ったきっかけや、コンクールに出場したきっかけは……?
うちの高校の放送部は活動が活発で、毎年コンクールに作品を出品していましたから、
放送部に入ると当然大会に参加する、という感じでした。
まあ、私が放送部に入った理由は、
幼なじみが先に入っていたことと、
部長さんはじめ先輩方、顧問の先生も楽しそうな方々だったから、というゆるい理由なのですが。
朗読部門に出たのは、入部時に顧問から「朗読向き!」と決められたからです(笑)
入部当初から顧問の先生は見抜いていたんですね!
Q『金メダル』をとるまでにどんな練習をしましたか??
特別な練習は何もしていなかったはずです……。
毎日放課後、発声練習をして、原稿を練習して……。合わせて30~40分ぐらいだったかな?
もう記憶があいまいです(笑)
ただ朗読だけではなく、番組も作っていたので、発声の後は、そちらの取材・編集の時間でした!
番組制作をしながらの朗読練習。なかなかのハードスケジュールだったんですね……!
Q『金メダル』を獲得した瞬間について聞くと……!
先ほども書いたように、私は番組制作もやっていました。
3年の時はラジオドキュメンタリーを作り、その部門でも全国大会に進んでたんです。
正直、優勝は番組で狙っていました(笑)
朗読は、好きでしたけど、全国には猛者たちがいますから。
だから、朗読での優勝となったときには、もう、それは、本当に夢みたい。
自分でも信じられませんでした。
優勝直後にみんなが胴上げをしてくれた時の写真です
さらにこの時朗読したのは、戦争を神戸に住む子供の視点で描いた
妹尾河童作「少年H」。
大西アナの関西弁を生かした朗読は迫力があったに違いありません。
Q『金メダル』の経験は今どんな風に生かされていると感じますか?
優勝したこと、そのこと自体が今に生きていることは、正直何もないです(笑)
度胸がついた、くらいかな。
ただ、間違いなく、あの時放送部に入らなければ今の私はないわけで……。
放課後、みんなで部室で過ごす時間が本当に楽しかったんです。
だからこそ、大学でも、社会に出ても放送を続けることになりました。
“人の思いを、人に伝える”ということの難しさ、楽しさ、
そしてみんなで1つの作品を作り上げることの喜びを放送部で学びました!
大西アナの“今”の原点を知ることができました。
最後は……!!!
現在「バラバラ大作戦」「まだアプデしてないの?」や「アベマ倍速ニュース」などを担当している
三谷紬アナウンサー!
三谷アナが『金メダル』を獲得したのは……!
幼稚園の年中・年長 の時に2年連続マラソン大会で優勝しました。
なんと2年連続で優勝!!
今回その時の写真を実家で探してくれました。
その貴重な写真がこちら……!!!
Q どんな練習をしましたか?
正直練習は何もしていないんです。年少さんの時、マラソン大会が何なのか全くわからずに大会を迎え、
ゴールまでゆっくり、友達と最後まで歩きながら手を繋いで……ええ、当然最下位でした(笑)
それを見ていた父に「マラソン大会っていうのは、お友達と仲良く歩くイベントではないよ。誰が一番早くゴールに到着できるかの競争だよ。走るの!!」と言われ、その時初めてマラソンが何なのかを知りました(笑)
友達と手をつないで、ゆっくりゴールする三谷アナを
想像するだけで、笑みがこぼれた方も多いのではないでしょうか。
幼少期ということで記憶も曖昧だとは思いますが……
Q 2年連続1位、必勝法は?
当時から負けず嫌いで、なんでも一番が良かった私。なぜ2年連続で優勝できたのか、いまだに不明ですが……おそらく幼いながらにとんでもない殺気を放って、気合と根性で勝ったのだと思います……。
「一位になったら欲しいものをなんでも買ってあげる!」と祖父母や両親に言われていたので。完全にものに釣られていました。正直誰も私が優勝できるなんて思っていなかったため、本当に一位になったときは家族全員驚愕していました。(笑)当時の私は、先頭でゴールが見えたとき頭の中は“何を買ってもらおうかな”ということでいっぱいでした。結局何を買ってもらったのか、一切覚えていないのですが……。
先生と一緒に
幼いながら、目標のために、本気で取り組む“気合”と“根性”を
兼ね備えていた三谷アナ。
Q 金メダルの経験は今どんな風に生かされていると感じますか?
自他ともに認める一位になったという経験がどれだけ気持ちのいいものなのか!というのを幼稚園の時に味わってしまったリトル三谷さん。もともとなんでも一位が良かった私は、ここから更に一位にこだわるようになってしまいました。しかし、人生はそう簡単ではないですね。その後、一度も“一位”になったことがありません!!(笑)とはいえ、この経験のおかげで高みを目指す思考は今も変わらず続いています。無理をしてでも上に!上に!!
最後に、新年初めての投稿ということで……
Q 2022年、『金メダル』をとりたいことは何ですか?
3人それぞれに聞きました!!!
今年の4月から筋トレに目覚めたので、2022年もこの情熱を燃やし続けます!
アナウンス部にはまだまだ強力なライバルがいますが、
やるからには、筋トレの金メダル、
“筋メダル”を目指します!!(笑)
もう、私は、『金メダル』なんてそんな……。“ぼちぼち”で生きていければ大丈夫です!(笑)
ただ1つ!放送部の全国大会は、去年はコロナ禍で中止、今年もリモート開催となりました。
そして放送部に限らず、ここ2年、寂しい思いをした部活がたくさんあったと思います。
今年こそ!何かに打ち込んだ人が『金メダル』を競い合う場が、最高の形で実現されればいいなと思っています!
それが出来るよう、少しでも力になれれば……。
バラバラ大選挙が1月10日に締め切りを迎えました。
私の担当している「新日ちゃんぴおん。」と「あるある土佐カンパニー2(ネオ)」も参加していました。この記事が掲載されているころには、願わくばこのどちらかが
『金メダル』の経験の裏側には
3人とも共通して
何かに“燃えるようなエネルギー”で取り組む姿がありました。
来月から始まる北京オリンピック・パラリンピックで活躍する選手たちを応援する上で、
選手一人一人がどんな思いで舞台にたっているのか、
裏側のストーリーにも
注目したいですね!
そして、そのエネルギーさえあれば、
目に見える結果だけではなく、
自分の中で1番と思える
仕事を成し遂げたり、
人助けをしたり、思いっきり楽しむことで
誰もが
人生で『金メダル』を経験がすることができるのかもしれないな……
と感じています。