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2019/06/26 窓側派?通路側派?

みなさん
突然ですが、飛行機や新幹線の座席は

窓側派?通路側派?

なぜそんなことを聞くのか、と言いますと
5月29日からとある航空会社が
国際線エコノミークラスの座席指定を一部有料にしたのです。
つまり、窓側・通路側の一部についてプラス料金が必要になるということです。

アナウンス部の何人かに
窓側派か、通路側派か聞いてみました(^^)/

さらに、進藤アナは前方・桝田アナは後方の座席が良いというこだわりがあるそう。
それぞれ理由も聞いてみました。

通路側派

進藤アナウンサー

密室があまり好きではないので、
少しでも解放感を感じられる通路側が好きです。
国際線の場合はどうしてもトイレに行きたくなりますし。
前方がいいのは、たまに通路をぶらぶら歩いて運動したいのと、
降りるときに早く降りたいので(笑)せっかちなのです。

桝田アナウンサー

飛行機には拘りがものすごくあります。笑
絶対に通路側!後方の席!
閉所と高所恐怖症の私は、飛行機が得意ではありません。
窓際…外が見える=高さが分かる→通路側が良い
前方…狭く感じてしまう。閉所恐怖症の私はなるべく後方が良い

実家福岡への帰省は、毎回新幹線。
海外旅行も好んでは選ばない。笑
など、これまでなるべく飛行機に乗らないという選択をしてきました。

井澤アナウンサー

お手洗いが近いからです。
僕は人よりお手洗いに行く回数が多いので、
迷惑にならないよう通路側を選んでいます
通路側が取れなかった時は、
飲み物をお水にしてカフェインが入っていないものを選んでいます。

久保田アナウンサー

よくぞ聞いてくれました。
これについては他の方のお話も聞いてみたかったのです!
皆さんはどこを選ぶんですかね?
私は“通路側”派です。
チケットを手にした瞬間にアルファベットを確認!
通路側だとわかると安心します。
以前は絶対に“窓側”を選んでいました。
窓から雲や景色を眺められるので、それが移動中の息抜きでもあって・・

でも35歳を超えた辺りからでしょうか、変わりましたね~
何故って?
お手洗いに行きたい時にすぐに行けるから、
そして日焼けが気になるから、、、です。
大人の理由からなんです・・。

人それぞれ理由がありますね。
久保田アナの心境の変化面白いです。
私も今は窓側派ですが、35歳を超えたら変わるのでしょうか。

一方、唯一窓側派と主張した山本アナ!
その理由は!?

窓側派

山本アナウンサー

飛行機も新幹線も、空いていたら窓際を選びます。
飛行機の時は着陸する前の景色を、
新幹線の時は駅に着く前の各駅の風景を、
必ず見たくなるんです!
「ああ、ここには、あのデパートがあるんだあ。」ってな感じで(笑)

山本アナの理由、凄く共感します!
新幹線で到着駅のデパート、私も探します(笑)

ところでこの5人のアナウンサーの共通点に気が付きませんか?

出張の多いアナウンサー!!

ということで
移動中をどう有効活用しているのか聞いてみました!

サッカーをはじめ多くのスポーツ中継を担当している

進藤潤耶アナウンサー

寝ている、飛行機だと映画をみている、と思うかもしれませんが、実際は食事時間以外、ほとんど仕事をしています。
そうでないと、準備が間に合わないのです。
参考資料を読み込み、実況資料に落とし込み、過去の映像をひたすら観ています。
本当は広々とした所でゆったりと準備したいのですが苦笑。


この瞬間があればこそ

来る実況に向けて機内でも準備をしているのですね。

その他、久保田アナ・桝田アナ・井澤アナも下準備をしているという回答。
やはり取材・ロケは一刻を争う場合が大半。
現地に到着してから慌てないためにも移動は下準備に充てているようですね。

そんな中、変わった下準備をしてるのが

山本雪乃アナウンサー

羽鳥慎一モーニングショーを担当している
山本アナならではの回答が返ってきました(笑)

基本的に台本を読んでいます。
そしてこれは私だけだと思いますが…
「羽鳥慎一モーニングショー」の「ワンダふるさと」というコーナーで、
私がVTRに登場する際、地名にかけたダジャレを言っているので、
そこで使えるいいダジャレはないか、考えています。

あのVTR冒頭のダジャレは山本アナ自身で考えていたんですね!!

準備に充てているとはいえ
動きを制限される長時間の移動は大変なはず。
きっと出張の多いアナウンサーならではのグッズや工夫があると思い聞いてみました。

まずは

進藤アナウンサー

とにかく「潤い」を求めています。水分補給はもちろんですが、
保湿機能のあるマスクが必需品です。目の乾燥を防ぐ為にメガネもかけます。
少々怪しい雰囲気になるので、証拠写真がありません(笑)

名前が「潤耶」だけに「潤い」ですかね(笑)
同じく男性で
報道ステーションで取材・リポートを担当している

井澤アナウンサーは?

ストレッチです!
ロケ車の中など、少し時間が出来た時にストレッチをしています。おすすめです。

ストレッチ!
元スポーツマンならではの工夫ですね。

続いて
ワイド!スクランブルで取材・リポートを担当している

久保田アナウンサー

取材時に自分のスイッチをONにするため、移動中はスーツを脱いでパーカーをきて、
体を極力リラックスさせるようにしています。
後は、空港でお弁当を買って、本番前の腹ごしらえをしています!


お気に入りのハンバーグサンドです

スーツを脱ぐというのも斬新ですね。

山本アナウンサーはどうでしょうか?

疲れないためのグッズは持っていないのですが、
帰り道に疲れをとるためのグッズは常に持っています。
それは…お化粧落としです。
帰りが遅くなることが多いので、そのまま家に帰るときはメイクを落として、
化粧水などをぬって、マスクをして帰ります。
それだけでさっぱりして、疲れがとれるのです!

「お化粧を落とすことで疲れが落ちる。」というとこですかね。
すごく気持ちわかります。

スーパーJチャンネルで取材・リポートを
サタデーステーションでスポーツを担当している

桝田アナウンサーは?

移動中は資料を読み込んだり、新聞を読んだりと集中していることが多いので、
ノイズキャンセリングの機能がついたイヤホンは必須!

時々、充電するのを忘れて持ち出した時には絶望します。

移動中の集中を高めるだけでなく
飛行機への恐怖心もノイズキャンセリング機能のおかげで緩和されそうですね!
読者の皆さんの中で出張の多い方には参考になったでしょうか?

最後に今までで一番大変だった移動を聞いてみました!

桝田アナウンサーは飛行機が苦手ならではの経験でした。

メルボルン出張です。(震)
これまで最長4時間しか飛行機に乗ったことのない私が10時間も飛行機に乗れるのか……
まずこれがとても心配でした。(笑)
しかし取材の目的はなんと……全豪オープン!!
二度とない貴重な機会。(涙)
現地取材のことをイメージトレーニングしながらそのことだけを考えて、
飛行機はなんとか乗り切りました。

大坂なおみ選手は見事優勝!!
とても一言では表せられない、
これまでに味わったことのない大きな感動と、10時間もの飛行体験を経て、
「もう飛行機に乗れる!どこへでも行ける!」
という大きな自信を手に入れたメルボルン出張でした。(笑)

ニュースがあるとすぐさま出動している

井澤アナウンサーは…

報道ステーション担当となった初日。
2019年の4月1日です。
新元号発表ということで、取材をすることになりました。
その取材というのが、岐阜の「平成」(へなり)で新元号発表の瞬間を見て、
そこから、新しい元号にまつわる地へと移動するというもの。

1日午前11時半過ぎ。新元号「令和」が発表。
急いで中部国際空港に行き、そのまま福岡へ。
慌てながらも間に合って、太宰府から中継をしました。

移動もさることながら、思い出深いのが、前日のディレクターからの一言。
「パスポート持ってきておいてね。」

まだ、福岡で助かったようです。

「パスポート」
元号発表でも海外出張があり得たということですね…

「ワンダ!ふるさと」のコーナーでは各地を飛び回っている印象の

山本アナウンサー

淡路島に行った時。
その日は、朝生放送がありスケジュールが厳しく、
往復の移動で11時間。滞在時間はなんと1時間半でした。
泊りの出張であれば、淡路島の美味しいものも食べられたかもしれないのですが…
バタバタしてしまう日帰り出張は、「まだここにいたいなあ」と思い、切なくなります。
だからこそ!絶対プライベートで行こう!!と思うんですよね~^^

進藤アナウンサー久保田アナウンサー

まさかの同じ経験でした(笑)

ブラジルで行われたリオデジャネイロ五輪の中継でしょうか。
アメリカのニューヨーク経由で行きましたが、日本の家を出てから現地の宿泊施設につくまで、丸2日ぐらいかかったと記憶しています。
乗り継ぎの待ち時間も10時間ぐらいはあったかと。
まあ、その時間で一気に仕事をしたのですが笑。
私の姿勢の問題なのか、体はバキバキ、相当きつかったので、この時ばかりはビジネスクラスなるものに乗せて欲しい、と思いました。


帰国日に初めてリオらしい場所へ

3年前リオ五輪の際の、成田~リオデジャネイロの移動ですね。
乗り換え含めて所要時間24時間以上!いやぁ~、いま思い出しても あれは長かった!
取材を終えて帰国する際の席は3人席の窓側。横はドイツの方2人です。

「窓側!なんてツイているんだ!」
な~んて初めは舞い上がっていたのですが、、
そろそろお手洗いに行きたいな、というタイミングで横を見ると
お2人ともぐっすり眠っていらして、なかなか起きないんですね。
移動時間が長いし、寝つけたばかりかもしれないし、
そんな時に起こすのも悪いな・・・なんて考えると、
“ちょっとすみません、前を通らせてもらえますか?”の一言が言い出せません。

もう、そこからは自分との闘いです。
2時間くらいでしょうか?意識を別の事に向けたりして、粘ったものの、やっぱり起きない。
もう無理!もうダメ!、、、結局起こさせてもらってお手洗いに行けたんですけどね。
あの苦しさを経験してから、席は絶対に“通路側”!!と心に誓いました。

およそ24時間以上飛行機に乗るって想像できないですよね。
たしかに、24時間乗ることを考えると
お手洗いに行きやすい通路側の方がいいですよね。
こう考えてみると「窓側なのか通路側なのか。」という問題は
「行き先や飛行機に乗る時間によって変える」というのが正解なのではないか!と
みんなの話を聞いてみて思ったのでした。

皆さんは、いかがでしょうか?