担当者
- Reported by
山崎弘喜
3月に入りました。
今年度もあと1か月。
4月から社会人になる人、学生になる人、一人暮らしを始める人
さまざまな節目を迎える人がいると思います。
そこで、今回のアナウンス部ch.は
「 節目を迎える○○年目のアナウンサー 」
特集です!
トップバッターは10年目を迎える、
竹内アナウンサーです。
竹内アナ、年次がいよいよ2桁に突入しましたね!
これまでを振り返って、
また10年目に入る前にやっておきたいことはありますか?
今年4月で10年目を迎えます。節目ですねー。
こんなに長くアナウンサーを続けている自分は想像していなかったです。
ただ気付いたらバラエティー、スポーツ、報道といろいろと関わらせていただいていて、
年を重ねるごとにアナウンサーという仕事にやりがいを感じるようになっています。
これまでどんなアナウンサーになりたいという目標はないままやってきたのですが、自分の指針を定めるためにも、そろそろちゃんと考えないといけないなと思っています(笑)
とりあえず、日々任せてもらっている仕事に一生懸命取り組んで、「竹内に頼んでよかった」と思ってもらえる結果を残したいです。
今年度中にやっておきたいこと、、、
特に大きな目標はありませんが、
毎日のニュースに関心を持ち、自分なりの意見を言えるようになること、あとはサッカーJリーグの取材に行けるだけ行くこと、です。
「○○に頼んでよかった」
アナウンサーにとってこんなに嬉しい言葉は確かにないですよね!!
ちなみに今回、竹内アナに取材をして
快く引き受けてくれたので
「竹内アナに頼んでよかった」
と感じましたよ!
続いて、入社2年目になり「新人」から卒業する森川アナ。
社会人になってからの1年はどうでしたか?
時間軸が狂ったのかと思うほど、時間が流れるのが早かったです。
正直、たくさんのことが一気に起こりすぎて、なにがなんだかまだ整理がついていないんです…。
人生の中で一番いろいろなことがあった一年なので、体も頭もついてきていないようなんですよね(笑) 困ったもんだ…。しっかりしなければ。
社会人になって1年突っ走ってきましたが、振り返ると出会いの一年だったなと思います。
会社、取材先でたくさんの人に出会って、たくさんの価値観に出会って、たくさんの景色を見て。人との出会いが、人を豊かにするんだなと感じた一年でした。
ちなみに、来年度は後輩も入ってきて
「新人」から「先輩」になりますね。
”新人“ではもうなくなってしまうこと…
考えると正直怖いですね。(笑)
最近になって、一年経つということのプレッシャーに押しつぶされそうなんです。
成長できているのか、視聴者の方に伝わっているのか、いろんなことを考えてしまいます。
二年目は、自分でかけているプレッシャーに押しつぶされないように、自分に勝つ!一年にしたいと思います。
いつも涼しい顔で天気を伝えている森川アナですが、
心の中では、プレッシャーと戦っているんですね!
「自分に勝つ!」
という言葉が印象的で、頼もしさを感じます!
そして、2年目になる森川アナの次は、
その10倍、20年目に突入する
小木アナ と 上山アナ です!
20年目を迎えるにあたって
今の心境や意気込みはいかがですか??
無性に、新人アナウンサー研修の卒業VTRを見たくなってきました。
公には放送されることはない、社内用の研修卒業VTRです。
今でも顔から火が出るほど、恥ずかしいできのVTR。…社外秘です(笑)。
でも、あの時の画面からはみ出しそうな空回りな想い。ぎこちなさ。青い気持ち。
忘れているわけじゃないけど、20年経って今も変わらずその想いは鮮やかか、
あの時の気持ちを裏切っていないか、知らず知らずのうちに弱音を吐いてごまかしていないか、
もう一度あの時の自分に会って確かめたい気持ちです。
意気込みは
「初心を忘れることなく、いつまでも”実るほどこうべを垂れる稲穂かな”でありたい」と思います。
(きちんと実っているかはともかく…^^;)
心境としては
歳を重ねるごとに日々が充実してきたことを実感します。
様々な事柄について、若い時は断片的だった知識や経験がリンクしてきて、さらに理解や納得が深まる。でも同時に新たな疑問も生まれて、もっと知りたいと思う。もっと伝えたいと思う。日々そう思える職場にいられて本当に感謝です。
入社時、「10年後、20年後、どんな自分に行き着いているか想像もつかないような環境に身を置きたい。」そう思って希望したこの職場は、確かに、想像もつかない場所に私を連れてきてくれたような気がします。…40年後、もっと想定外へ。
とぼとぼ歩いてきて、気が付いたらこんな遠い所に来てしまった!
というのが正直な心境ですね
『あら逸平ちゃんしばらく見ない間に大きくなったわねえ』と親戚のおばさん に言われても自分では大きくなった実感があまりないように…
アナウンサーとして「成長した!」という実感がないままの20年目なのです。
毎年、毎年度そうですが、今年こそは「あぁ成長したなあボク…」と
成長を実感する“何か”があるはずだと思いつつ20年目ロードもとぼとぼ歩きます!
入社20年目、、、
アナウンス部ch.を担当している私たち若手からすると
とてつもなく先のことのような気がしますが、
あっという間であり、
また先輩たちの年次になっても新しい発見というのはあるんですね!
ほぼ人生の半分をアナウンサーとして過ごしてきて
1番印象に残っている仕事や出来事はなんですか??
東日本大震災やアメリカ同時多発テロ事件など、発生時または当日の番組に携わったことで、
非常に記憶に残っています。その中で今も自分の中に息づいている体験は、2001年、アメリカ同時多発テロ以降3週間ほど、アフガニスタンの国境線にあるパキスタン側の難民キャンプを取材させていただいたことです。茶褐色の細かな乾いた砂が吹き荒れる中、誤爆なのか爆発で親族一同を失った凄惨な様子を、涙なく、ただただ話す男性。東京にいては想像もつかなかった世界にぶち当たり、頭と心が揺さぶられました。現地での様々な体験に溺れそうになりながら同時に感じたことは、「自分が見聞きした中で放送で伝えられることって、一部かもしれない。だからこそ責任を持って何を伝えるか考え抜かないと。」と、当たり前ですが、そう考えさせられた仕事でした。
色々ありすぎて迷いますが、2000年の有珠山噴火ですかね。
入社2年目の最終日3月31日に噴火した北海道の有珠山。
噴火の数日前から火山性の地震が頻発し、日々住民の皆さんの不安などを
取材して生中継でリポートしていたのですが、そんな時に一本の電話が・・・
「メモを捨てろ」
私の中継を見た先輩アナウンサーからのアドバイスでした。
中継内容を忘れるのが怖くてついついメモを読んでしまうのですが
「自分で取材したのだから自分の言葉で伝えられるはず」と。
次の日の中継はそのアドバイス通りメモを捨てました。
(本当に捨てなくても良かったのですが)
中継後…「今日は伝わったよ!」先輩の言葉が最高に嬉しかったです。
メモを持つ小木アナ(2年目)
やはり20年間もアナウンサーをやっていると
本当に多くの現場を経験するんですね。
上山アナの経験は、話を聞くだけでも情景が浮かんでくるし
先輩から褒められて嬉しかったという小木アナの経験は、
仕事に関係なく誰もが記憶に残る出来事ですよね。
今回は、節目を迎える○○年目のアナウンサー特集をお伝えしました。
新年度までわずか。
みなさんは、今年度中にやり残したことはありませんか??