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2017/2/1  どうやってアナウンサーに?!アナウンサー試験での秘話お伝えします!

雪に見舞われたセンター試験も終わり、いよいよ受験シーズン本番!

 

受験という言葉を聞いてどうしても気になってしまったのです…。

 

 

アナウンサーの就職試験!

 

気になる。
どうしても知りたい。
どのようにしてテレビ朝日に入社したのか!

 

聞き込み調査しました!

 

まずは~!
2002年入社の吉野アナ

様々な分野で活躍している吉野アナですが…
それはそれは、壮絶な物語が、アナウンサー試験の裏には隠れていたのです。


吉野アナ

アナウンサー試験、
実は、いわゆる記念受験でした。

リクルートスーツも作るのが遅く、ギリギリで間に合わなくて、
大学時代、所属していた体育会は学生服着用でしたので、
エントリーシートに学生服の写真を貼るという荒技で挑みました!!

その後、いくつかの面接を何とか突破して、筆記試験を受けたのだけど、
後から、人事に言われたのは、
「受験者の中で、下から2番目だったから、もっと勉強しろ!!」

まさに、その通りでした・・。

なんとか筆記試験の後カメラテストに進んで、
その時の順番がのちに同期になる清水君の次でした。
待合室で清水君の手が緊張で震えていたので、
「彼は落ちると」思ったのを覚えています。(笑)
ところが、清水君だけ、スタジオの外まで「実況テスト」の声が聞こえてきました。
それを受けて、自分もアナウンス経験ゼロながら、「大きな声」は出そうと決意。
それが結果的に自分の運命を決めました。
内定してから誰よりも「大きな声」が出ていたと言われたので、
清水君の次にカメラテストという順番でなければ「内定」はないと思います。
今でも感謝しています!!(笑)

最終役員面接終了後、人事から電話で
「君の人間性は評価するけど、アナウンス技術は未知数である。 申し訳ないが、もう一度、面接を受けてくれないか?」と言われました。
この一言を受けて、
翌日朝9時にアナウンス部に行き、
そこで当時のアナウンス部長を含む3人のベテランアナウンサーと、
アナウンス練習を開始。
9時から12時まで3時間ぐらいをかけて、
基本的な滑舌のテスト、
歯並びのチェック
発声のテスト
などをやって、最後に、人事から
「では、午後3時にもう一度来てくれ」と言われました。
そのあとの3時間は何をしていたのかを思い出せないほど緊張しました。
言ってみれば「人生を決める3時間」ですから。

それで、午後3時に会議室に行くと、
同期の清水君と松尾さんがいて、人事から
「吉野を含めて3人が内定です」と告げられたんです。

その時に、同期の清水君と松尾さんはハンコを持参して
午後3時集合となっていたことを知りました。

どうしてその経緯を知ったかというと、
吉野はハンコを持ってきていないので、
内定の書類に「母印」を押すことになり、ことの経緯を察しました・・・。

つまり、清水君と松尾さんは内定済みで、
自分はギリギリ合格なのだということにそこで気が付きました!!(笑)

当時、人事を担当していたX氏と同期の清水アナにその時のことを聞いてみました!


当時人事を担当していたX氏

 

かなり昔の話ですが、あの日のことはよく覚えています。
座った席の位置までなぜか覚えています。
ただ、まったく緊張しているようには見えなかったなぁ…。
吉野君の印象はなんと言ってもさわやかな笑顔と学生服姿。

当時私は人事部で面接に来る学生の“お世話係”をしていて
面接を待つ間の控室でも皆さんとよく話をしました。
中には“面接に集中させてくれ”という表情の人もいましたが、
吉野君はずっーとしゃべっていましたね。(笑)
でも、これ実はすごく大事なことなんです。
吉野君の「雑談力」、これが評価の決め手だったのかも?しれません。


同期の清水アナ

カメラテスト直前、
目の前には学生アテンド担当の野村真季アナ。
緊張はマックス。
すると、隣で野村さん相手に爆裂トークを繰り広げる男が。
「なんてうるさい男なんだ・・。ペースを乱さないでくれ!」
吉野真治との出会い。
「こうなったら集中だ。とにかく思い切って臨もう。」
そう決意した僕は同時にこう思っていました。
「こんなに緊張感のない男は落ちるだろう・・。」
翌日、遅れて会議室に現れた男を見て、運命を感じたのでした。
恐るべし吉野真治ボイン伝説。

驚きました。
今は、報道番組、司会、実況などなんでもかっこよくこなしている吉野さんが、
このような経緯で入社したとは…

吉野アナと清水アナ、お互いこんなにも印象を覚えているなんて
運命の結びつきだったのですね。
ちなみに吉野アナ、この一連の流れを、
「最後まであきらめないことが良かった」ということを伝えるうえで、
「吉野真治ボイン伝説」として、後輩達に語り継いでいるんです。

よし!私も、あきらめないでしっかりと自分に向き合って頑張るぞ!

 

 

 

続いて、2010年入社の寺川アナ
後輩から見るとしっかりもので何事にも熱い寺川アナですが、
話を聞くと無邪気な一面が!!
思わずほっこりしてしまいました。


寺川アナ

あれは、二次面接の時だったかな。

学生同士でインタビューをして下さいというテストで、僕が話を聞く相手が今や同期の菅原だったんだよね。

好きな食べ物を聞き出してくださいというお題。
色々聞いていったら
彼がつけ麺が好きということが分かって…
自分もつけ麺が好きだったこともあって
インタビューそっちのけで好きなお店の話で盛り上がった。
ちなみに、その時面接官だった田畑さんが
「つけ麺食べたくなっちゃたよ~もお。」って部屋を去って行ったのを鮮烈に覚えている笑
お昼前最後の面接だったかな。これが僕と菅原の出会い。

その後、選考が進んで行って、最終面接までたどり着いた僕と菅原。
先に僕の後に菅原。
終わった後は待っているわけにもいかず帰路についたんだよね。
でもその途中でなんとなくそのまま帰るのが嫌で、菅原に電話したの。
「一緒に、あの時話したつけ麺食べに行こう!」って。
そうしたら面接終わった菅原はまだ家までは帰ってなくて、「すぐ行こう」って。
高田馬場に集合して、2人で入店。
とっても美味しかったけど、
試験での緊張で胃が小さくなっていたみたいでほとんど喉を通らず。でもずっと喋っていた。
お腹さすりながらお店を出て、話し足りなくて駅前の商店街のカフェに。
時間を忘れて、ゲラゲラ笑いながらいろんな話をしたなぁ。
そうしたら、2人同時に携帯電話が鳴ったんだよ!
出たら、「採用です!!」って(笑)
2人で立ち上がってハイタッチして、横に座っていた見知らぬ家族に「おめでとうございます!」って言われて良くわからないまんま握手して。
いや~あれは嬉しかったな~。

ちなみに、この劇的でドラマみたいな展開がうれしくて今でもそのカフェのレシートを財布に入れているんだ~。

田畑アナと菅原アナにその時のことを聞いてみると…


面接官だった田畑アナ 

 

んー。試験の最中なのに、楽しそうにしゃべっているな~とは思ったよ。(笑)
何の時間か分かっているのか!!と突っ込みたくなったけど、まあ、楽しそうだからいいかなって。
試験のプレッシャーの中で笑いながら会話しているのって、度胸があるのか才能なのか。
とにかくアナウンサーとして大切な「おしゃべり力」があるのは分かった。(笑)


 同期の菅原アナ

いやぁ、懐かしい。ぜ~んぶ詳細に憶えているよ!
しかも最終面接の直前には代々木駅でバッタリ会っているし。
普段、代々木駅はまったく使わない駅なのに2人ともその日だけたまたま利用したタイミングで。
本当に縁ってあるんだなーって思うね。

ただ。レ、レシート!?
たぶんすぐに捨てたと思う。笑
そういうの鈍感で無頓着なんだよね…。

レシートをずっとお財布に入れておくなんて、
寺川アナ、い、い、意外とかわいいところが!

いやあ~
菅原アナと二次試験で一緒になるなんて、
好物が同じだなんて、
同時に採用の電話を同じ場所で受けるなんて!!
これを運命と呼ぶのでしょうか。
あれ?吉野アナと清水アナも運命…
寺川アナと菅原アナもお互いに運命の相手だったのですね~。
やはり運命ってあるのか!!

 

 

 

そして、最後は、私の同期!桝田アナ
2016年入社の桝田アナとわたくしも、実は!!!????
運命?!


桝田アナ

今でも採用試験のことを思い出すと鳥肌がたちます。
私が、よく受かったものだと。でも、その時の感覚を思い返すのが好きで、よくお風呂の中で当時のことを思い出しています(笑)

5次試験まであった中で特に印象に残っているのが、2次試験と4次試験です。
2次試験では、各ブースに分かれていて面接だったのですが、「どこのブースだろう?これも運なんだろうな。」とドキドキしていました。すると、まさかのオオトリ。
ブースなんて関係ありませんでした(笑)
つまり、他の受験者よりも面接官の人数が明らかに多いのです。
緊張は最高潮に。
「これはもうやりきるしかない!!」という覚悟を決めて、
「オオトリを務めさせていただきます!!!桝田沙也香です!!!!!!」と大きな声でご挨拶をしました。
その時に何かが吹っ切れたような気がします。

そして迎えた4次試験でのカメラテスト。

私服でとの指定があったため、家族に福岡から宅配便で送ってもらった衣装やアクセサリーを身に着けて気合をいれて臨みました。
フリートークや事故現場の実況など、初めてのことだらけの中で特に印象に残っているのが食レポです。
私の前には大好きなカツ丼が、、、!!
パクッと一口食べると、「あれ??なんだか甘い・・・・・?!」

そう、見た目は完璧なカツ丼」なのにそれはデザートだったんです。
カツ→パンケーキ
玉ねぎ→オレンジピール
というように(笑)
私は頭の中が真っ白になり、うまくレポートできていなかったと思います(笑)
そんな中で、抜群のセンスを発揮している受験者がいました。
彼女が食べたのは「おでん」
もちろんこれもデザートです。
想像と現実の味のギャップに彼女が放った一言、それは・・・
「ん・・?なんかこれ、頭髪剤のジェルの味がします。」
そもそも、頭髪剤のジェル食べたことあるの?どんな味するの?(笑)
続いて彼女は眉間に皺を寄せて、「んん、、まずい、、ご馳走さまです!!!!!!」

もう食べられない、と自らご馳走さまを(笑)

なんて面白い感性の持ち主なんだろう、、。友達になりたい!と思った私は、
「ねぇ!夜ご飯食べに行こうよ!」と試験終わりに誘いました。
六本木で親子丼を食べ、(これは本物の親子丼です笑)「絶対二人で内定しよう!!」と話しました。連絡先も交換して、同志となりました。
それが、私の自慢の同期「森川夕貴」との出会いです。
あぁ、また鳥肌が・・・・。そして涙も出そうになっています・・・(笑)

 

私たちも運命だったのです…。
人見知りの私は、連絡先を交換したのは
この試験で唯一、桝田アナだけ。
出会った瞬間に、
惹きつけられるものがあったのです。
これが一目ぼれ?と言うのか!
いまでも何でも話せる同期。
支えられています。

ちなみに、桝田アナ、カメラテストでデザートのカツ丼を見て最初に放った一言。
「わ~。湯気が出ている。」
温かくないデザートなので全く湯気はでていません(笑)
そして、丼を持ってもう一言。
「わ~。あったかい。」
だ、か、ら、温かくないってば!!(笑)
極度の緊張から、桝田アナの温度感覚は崩壊していたのだと思われます。

 

 

 

吉野アナ寺川アナ桝田アナ

のアナウンサー受験の舞台裏にはさまざまなドラマが隠れていました。

「運命」
ってあるのですね。

どれだけ時間がたっても忘れられない出会いがアナウンサー試験にはあったのでした。

 

 

 

そして!!!!
アナウンサーという仕事に少しでも興味がある
学生の皆さん・保護者の皆さん!!!!

朗報です!

 

「大学1・2年生、高校生も大歓迎!
保護者の皆様もご一緒に!
テレビ朝日アスク【超】無料説明会」

 

が開催されます!

 

 

この説明会では
直接我々アナウンサーが、
アナウンサー志望の学生の皆さん
保護者の皆さんの疑問にお答えします!

 

今回は、

竹内由恵アナウンサー
弘中綾香アナウンサー
より

「アナウンサーってどんな職業なのか?」
「やりがいは?」
等々の話をさせていただきます。

場所:テレビ朝日本社
日時: 2017年2月12日(日) 13:00~15:00
参加費:無料
定員:100名
申し込み締め切り:2017年2月11日(土)

↓↓詳しく知りたい方、お申込みしたい方はこちらをご覧ください↓↓

https://www.tv-asahi-ask.co.jp/?p=1493

 

少しでも興味がある方は、是非ご参加くださいね!!

ここでも忘れられない出会いが待っているかもしれません!
心よりお待ちしております!

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