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2016/11/30  今年の受賞者は?『ANNアナウンサー賞』

2016年11月25日(金)

『第15回 ANNアナウンサー賞』

の審査と授賞式が行われました。

 

このためにANN系列のアナウンス責任者が
テレビ朝日本社に集まります。

 

まず、ANNアナウンサー賞とは

ANN系列加盟26社(※)のアナウンサーが、
年間を通じて携わったアナウンス業務のうち
取材・構成・アナウンスメント技術において多大な努力が認められ、
特に1年間の成長・技術的向上が顕著であったものに対して贈られる賞です。

※ANN系列加盟26社とは、テレビ朝日系列フルネット24社と
クロスネット局である福井放送とテレビ宮崎のことです。

毎年この賞は選定されていて
今回の審査対象となるのは
2015年10月1日~2016年9月30日までの作品です。

 

アナウンサー賞は

▼スポーツ実況部門(すべての実況)
▼ナレーション部門(ニュース・ナレーション・CM)
▼番組部門(フリートーク、司会、リポート)

の3つの部門に分かれており

その部門ごとにそれぞれ

新人賞(アナウンサー経験4年以内) 1名
優秀賞(アナウンサー経験5年以上15年以内) 1名

が選出されます。

 

そして、その中でもっとも優れた作品に

最優秀新人賞 
大賞 が授与されます。

また、選考委員が必要と認めた場合には
特別賞 も授与されます。

 

厳正な審査を経て
今年の受賞者が決定しました。


授賞式の様子。司会はテレビ朝日の寺崎アナ。

まず
第15回ANNアナウンサー賞 新人賞に輝いたのは

スポーツ実況部門
「プロ野球中継 日本ハムVS千葉ロッテ」実況
北海道テレビ放送 五十幡 裕介アナウンサー

ナレーション部門
「いま伝えたい戦争の記憶と記録 回天~最後の言葉~」ナレーション
山口朝日放送 山崎 彩紗アナウンサー

番組部門
「ワイド!スクランブル 北斗市行方不明男児発見」中継
北海道テレビ放送 福田 太郎アナウンサー

新人賞を受賞したみなさんの喜びの声です。

スポーツ実況部門
北海道テレビ放送 五十幡 裕介アナウンサー


五十幡 裕介アナ

本当にありがとうございます。
スポーツの実況をしたいと志して大学の時からアナウンサーを目指し、今アナウンサーをやりながらスポーツの仕事もできていることに感謝しています。
この賞は、ここからしっかり頑張るよう、お尻を叩かれているような賞だと思いますので、視聴者のみなさんに楽しんでいただけるような中継をできるように頑張っていきます。

ナレーション部門
山口朝日放送 山崎 彩紗アナウンサー


山崎 彩紗アナ

ありがとうございます。
素敵な賞を選んでいただいた審査員のみなさまをはじめ、会社の大切な戦後の特番に、その中でもナレーションという最後の部分で自分の声を選んでいただいたこと、この賞を出せるか出せないかぎりぎりな部分もありましたが夜中まで必死に付き合ってくださった先輩の皆様、何より山口県でこうして働けていること、すべてに感謝したいと思います。

番組部門
北海道テレビ放送 福田 太郎アナウンサー


福田 太郎アナ

本当に忙しい1日でした。朝9時過ぎに発見の一報を受けて、10時くらいにヘリに乗り、11時に駐屯地の上空でリポートをして、11:30から中継が始まり10回くらいやりました。
そのときスタッフにひとつお願いをしたことがあって、どうしても(建物の)中で中継がしたいですと。それは時間がない中で、技術的にもテレビ朝日との連携の面でもハードルを上げてしまうことになる。でも、みなさんがよしやろうといってくれたおかげで実現できました。ANN系列が中で1番最初に中継出来たのもみなさんのおかげです。
ありがとうございました。

そして、この中で
最優秀新人賞に選ばれたのは

番組部門
北海道テレビ放送 福田 太郎アナウンサー

でした。

 

続いて、
第15回ANNアナウンサー賞 優秀賞に輝いたのは

スポーツ実況部門
「第98回全国高校野球 静岡大会決勝 常葉菊川VS袋井」実況
静岡朝日テレビ 村田 智啓アナウンサー

ナレーション部門
「芸能人だって旅したい! 芸能界旅サークル6」ナレーション
朝日放送 喜多 ゆかりアナウンサー

番組部門
「夢はここから生放送 ハッピィ 祝!北海道新幹線開業90分SP」中継
青森朝日放送 木邨 将太アナウンサー

 

優秀賞を受賞したみなさんの感想です。
村田アナ、喜多アナは残念ながら授賞式に参加できませんでしたが
喜びのコメントをいただいています。

スポーツ実況部門
静岡朝日テレビ 村田 智啓アナウンサー


村田 智啓アナ

まさかの受賞、身に余る光栄です。
アナウンサーは決して主役にならないと思っています。今回の賞も、私が受賞するというよりも、あの瞬間に携わったスタッフ、そしてなによりあの瞬間を作った高校球児たちが受賞すると思っています。
これからも慢心などはせず、謙虚に、目の前の真実に向き合っていきます。ありがとうございます。

ナレーション部門
朝日放送 喜多 ゆかりアナウンサー


喜多 ゆかりアナ

ナレーション部門は、ドキュメンタリーが対象であると自分で勝手に思い込み、今回の番組も先輩の声がけがなかったら出品していなかったと思います。
しかし、今回このような賞をいただいたことで、アナウンサーが担当する機会が多くなるであろうバラエティー番組のナレーションも、たくさんの引き出しを作ってオリジナリティ溢れるものを現場に届けられるよう精進していきたいと思います。

番組部門
青森朝日放送 木邨 将太アナウンサー


木邨 将太アナ

このような歴史と伝統のある賞をいただきありがとうございます。
わたしは入社してから、鉄道の企画がやりたい、中継がやりたい、取材に行きたいとずっと言ってきました。そういったなかで、今回北海道新幹線の開業の中継でこの賞を頂けたのは本当に嬉しいです。
これは、入社して以来指導してくださった先輩方、助けてくれた後輩の皆さん、そして現場でアドバイスくださったディレクターや技術スタッフ、また系列のアナウンサーの姿をテレビなどで見て刺激を受けた結果です。これを励みにして、今後もより一層皆さんに楽しんでいただける中継をしていきます。

 

そして、見事大賞に選ばれたのは
番組部門
青森朝日放送 木邨 将太アナウンサー

でした。

 

そして今年はなんと
特別賞が授与されることになりました。

 

ANNアナウンサー賞 特別賞に輝いたのは

「キャスト・熊本地震直後の現地からの中継」
朝日放送 浦川 泰幸アナウンサー

そして、もう一作品

「咲き誇れ 希望の花よ ~「震度7」の町で生きる~」
熊本朝日放送 土屋 孝博アナウンサー

 

お二人からもコメントをいただいています。

朝日放送 浦川 泰幸アナウンサー


浦川 泰幸アナ

遠く離れた関西の皆さんに何をお伝えすべきか。故郷の大地震の報に、矢も楯もたまらず向かいましたが、KABさん始めANN取材団のご迷惑にならないように、また、テレビや新聞が伝え切れていないものを、出身者としてどう伝えるか…と自問しながらの取材でした。繰り返す大きな揺れ、食糧も事欠く不安の中で、声も上げず耐える避難者の過酷さを伝えたい…出した答えが正しかったのかは分かりませんが、今回の経験を、来るべき震災での報道に活かすべく精進して参ります。

 

熊本朝日放送 土屋 孝博アナウンサー

土屋 孝博アナ

ANNアナウンサー賞特別賞ありがとうございますとても嬉しいです。
また、熊本地震の発生直後から本当に多くの方々に支えて頂きました全国の皆さま、ありがとうございます。
震度7の揺れに二度襲われた熊本県益城町で地震により店を失い自宅にも大きな被害を受けながらも再起に向かう花屋を取材しました。地震後に町に入ると倒れた家屋の前で途方に暮れた様子で立ち尽くす住人の姿がありました。あの時多くの人がそうだったと思いますが、私も広がる凄まじい光景を前に何か自分にできることをと探しました。そして『今、希望が必要だ』と強く感じました。
出会った花屋の倉本憲幸さんは4人の子どもを持つ父親で、子どもたちのために地域の将来を切り開こうとする姿に生きる強さと未来への希望を見ました。余震に不安を感じながら4人の子どもを守る姿は、同じように熊本で4人を育てる自分と重なり倉本さんの気持ちを代弁するナレーターに自分を選びました。少しでも希望を感じ熊本の元気に繋がってほしい、一人でも多くの人に頑張っている熊本の姿を知ってもらい応援してほしいと願いを込めました。
特別賞を頂けたことは本当に大きな励みになります。全国に情報を届けるANN系列のアナウンサーとしてさらなる努力を積み重ねていきます。

今回取材したわたしも
受賞者のみなさんの作品を見て大変な刺激を受けました。
もっともっとがむしゃらに頑張らなくてはと思いました。

 


授賞式参加の4名

 

みなさま本当におめでとうございます。

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