アナウンス部ch

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2016/7/27  想いを受け継ぐ

みなさんの“尊敬している人”は誰ですか?

偉人?両親?兄弟?
友達?上司?同僚?

 

私にとって
佐分千恵アナウンサーは
まさに尊敬してやまない存在です。

「ニュース読み、ナレーションといえば佐分さん!」
という言葉を何度耳にしたことか分かりません。

私が入社した時には佐分さんは育児休業中だったため
じっくりと教わるという機会には恵まれませんでしたが
佐分さんがアナウンス部に戻ってきてからは
わたしも日々ニュースを読んでいる身として
常に目標となる存在でした。

 

7月、佐分さんがアナウンス部を卒業されることになりました。

 

この日は、佐分さん最後のニュースの日。

 


メイクルームで萩野アナと。


原稿に目を通す佐分さん。


本番前には笑顔もみえます。

多くのアナウンス部員・元部員がニューススタジオにかけつけ
外にあるテレビを囲んで佐分さんを見つめていました。

 

そして
佐分さんがニュースを終え
スタジオから出てくると…

みんなで花道を作って佐分さんを迎えます。

 


アナウンス部を卒業した方も含め
懐かしいメンバーがたくさん集まりました。

 

その翌日、アナウンス部で
佐分さんを送る会が開かれました。


天むすや手羽先など佐分さんの故郷・名古屋の料理も並びます。

代わる代わる佐分さんとお話し。

 

佐分さんの同期というと
現在、スポーツ局で働く櫻井健介さんと
今はテレビ朝日を退社された石井希和さん。

石井さんから佐分さんへのメッセージは
お二人の強い絆を感じるものでした。
部員みんな聞き入ります。

そして、仕事の都合で来られなかった櫻井さんからの手紙も読み上げられました。

同期お二人からのメッセージを聞いていると
嬉しいこと・楽しいこと・つらいこと・苦しいこと
いろいろな場面を一緒に経験してきた同期の関係は
改めて深いものなのだなと感じました。

働く場所はそれぞれちがっても
同期はいつまでも“同期”ですよね。

 

そしてアナウンス部員全員からは
こんなプレゼントを送りました。

部員ひとりひとりからのメッセージ色紙です。


見開き両面ぎっしりに佐分さんへのメッセージと写真が貼ってあります。

これを作ったのは森アナ!
細部まで可愛くてさすが森アナです。

 

 

ここで、佐分さんのこれまでを振り返ってみましょう。

 

2000年に入社した佐分さん。


※番組・募集は終了しています

同期3人でのお仕事は「大学王」

 

トーク番組やバラエティ番組でも活躍しながら

早朝の番組を新人時代から長く担当し
また、他にも土日のスーパーJチャンネルなど
報道・情報番組を担当してきました。

ママさんアナウンサーになってからも
ナレーションやニュースなどに携わり
仕事と育児を両立されている姿は
我々、後輩にとって憧れでした。

 

 

そんな佐分さんを同僚たちはどう見ていたのか
同じく、2002年から早朝の「朝いち!やじうま」を担当していた
小松アナに聞いてみましょう。


小松アナ

佐分さんとは、「朝いち!!やじうま」という
早朝番組を一緒に担当しました。

当時、若手女性アナの中でズバ抜けて
ニュース読みが上手かったですね。
また、本番のスタジオ回しが上手くいかないと
オンエア後にひとり悔し泣きをするくらい、
プロ意識が高かったです。
あと、歌がめちゃくちゃ上手いです。
番組の打ち上げでよくカラオケに行きましたが、
プロ並みの歌唱力です。ずっと聴いていたくなります。
・・・思い出は尽きませんが、
一緒に仕事ができて本当に楽しかったです。
いつも冗談を言っては笑顔を絶やさない魅力的な女性です。
働く環境は変わりますが、これからも自分らしく、
進んで行ってほしいと思います。
お疲れさまでした!

本気で仕事に向かい合っていたというのが伝わってきます。

また、アナウンス部には歌の上手い人が何人もいますが
佐分さんもそのひとりなのですね。
今度、聞かせてもらいたいです。

 

そして、送別会でより密に佐分さんと話していた
山本アナにも聞いてみました。


山本アナ

佐分さんには最初から最後までお世話になりました。
新人研修のとき、佐分さんは大きなおなかで、私と同期の草薙に、
ニュース読みを教えてくれました!
おなかには赤ちゃんがいるのに、私と草薙もアナウンサーの赤ちゃんのようなもの。
教えるのはとても大変だったと思います。
でも、佐分さんは根気強く、向き合ってくれました。まさに、お母さんのように(笑)

佐分さんのニュースが大好きでした。今も大好きです。

戻ったときにも、またニュースを見てもらう約束をしていました。
しかし、アナウンス部を離れることが決まり、二人でお話する時間をとってもらったんです。
佐分さんのお話を聞きたかったのに、最後まで私の相談。。。
本当に自分が情けなくなるほどに、佐分さんは優しく包み込んでくれる大先輩でした。

佐分さんがどこにいても、憧れの先輩であり、憧れのお母さんです。
ニュースを見てもらう約束はまだ続いています!

佐分さんは本当にわたしたちを
あたたかく優しく包んでくれるんですよね。

いつまでも、会うとほっとしてしまう存在なのだと思います。

 

そして、佐分さんから
この「アナウンス部ch.」を読んでくださっている皆さんへメッセージです。


佐分アナ

2000年に入社して16年と少し。
キラキラした、そして少しばかりギラギラもしたテレビの世界は、
愛知ののんびりした田舎で育った私には非常に刺激的で、
「こ、これは大変なところに入ってしまった!」と、
時には心が折れそうになることもありました、笑。
が、今思えば、全てが良い思い出ばかりです。

新人時代の「ラジ朝アットモーニング」「大学王」から始まり、
その後、様々な番組で経験を積ませていただきました。
とにかく何事にも自信の無かった私ですが、
アナウンス部の先輩、同期、後輩のみなさん、
番組スタッフのみなさん、共演者のみなさん、視聴者のみなさん、
本当に多くの方々に文字通り「育てて」頂き、
なんとかここまで歩んでくることができました。

苦しい時期もありました。
でも、周囲の方々に励まされながら、あきらめずに続けてきたことが、
ささやかな自信へと変わりました。

ここ最近になってようやく、
「私はアナウンサーです。」と胸を張って言えるようになりました。

先日、アナウンス部の皆さんに温かく送り出していただき、
本当に幸せなアナウンサー人生を送らせていただいたな、と
感謝の気持ちを新たにしました。
この16年で得たものは言葉では言い尽くせない程大きく、
私の人生において、かけがえのないものです。

今までとは違う形ではありますが、
これまでお世話になった方々への感謝の気持ちを持って、
新しい場所でも頑張っていこうと思います!

心から、
ありがとうございました!

送別会のスピーチで、
佐分さんは我々後輩に
「周りの表面的な評価に惑わされることなく
自分が絶対に自信を持ってできる得意な分野を見つけ
その分野や技術を磨く努力をすることで、
のちのち自分を支えてくれる」
というメッセージをくれました。

佐分さんの想いを受け継いで
我々ももっと精進していかなくてはいけないなと思います。

 

今後は、新しいフィールドで活躍される佐分さん。

これからも多くの人に
笑顔や安心感を与える存在なのだと思います。

 

本当にありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。

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