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2016/2/17 緊張のコントロール

みなさん
人前で自己紹介をしたり、プレゼンテーションをする時に

「緊張するな。逃げ出したいな。」
と思ったことはないでしょうか??

 

今年度入社した、私の同期山木アナもこんな悩みを抱えています。

「スタジオでのトークや現場からのリポート中継で、
どうしても緊張してしまう。。。」

目の前にはカメラや普段から知っているスタッフしか居なくても、
カメラのレンズの向こうには
たくさんの視聴者がいると考えると
ものすごく緊張してしまうそうです。

そこで!!!

今回は先輩達がどのようにして

緊張と戦っているのか!?

入社7年目、同期入社の板倉アナ三上アナに聞いてみました!


山木アナ

2人は生放送や収録中に緊張するのでしょうか?
もし緊張を乗り越える方法があったら教えてください!!


板倉アナ

そりゃあ、緊張します。大いに緊張します。
それに緊張をコントロールするだなんて、
そんなアスリートみたいなことできません。

そもそも私、小さいころから緊張しいなんです。


本当は緊張しいなんです。。

意外!画面の前では冷静にニュースを読む板倉アナ
そんな板倉アナの緊張対策とは??


板倉アナ

振り返ってみると・・・
人前で話したり、運動会だったり、部活の試合だったり、入試だったり、
一般的に緊張するであろう場面には例外なく、
むしろ人並み以上に極度の緊張を味わって参りました。

それは今もしかり、例えば中継前、ニュース読み本番前は、かなり緊張します

手汗ベトベト、脇汗ダラダラです。
特に最近でいうと昼ニュース終えた後は極度の緊張感からか疲労困憊です。
そんなのでこの仕事よくやっているよなぁと思うことがしばしばあります。

というわけで、正直、どうがんばってもあがいても緊張はしてしまうので、
そんな自分を受け入れて、意識してなるべく平静を保つようにしています。

とにかく焦らず落ち着くこと。

焦ってしまうと余計に緊張が増幅されてしまうので。

 

現場ではよく「あー、緊張する!」なんてスタッフさんに吐露したりして、
緊張している自分を客観的にとらえることが大事なのかなと。

あとはやっぱり、

緊張の瞬間を迎える前までにいかに準備しておけたか
これが緊張を和らげる唯一の対策なんだと思います。

「緊張を受け入れるという」方法で対処している板倉アナ

一方同期の三上アナはどうなのでしょうか??


三上アナ

自分自身も、かなり緊張しやすいほうなので、
未だにそんなにアドバイスをできるほど答えはないのですが。。。

緊張とうまく向き合えるようになったのは、
3年目くらいのあるとき、先輩からもらった一言がきっかけでした。

その先輩からオンエアの講評をされたときに

『三上は、ピッチャーをやっていたんだよな?      
そのときみたく堂々とやったらいいのに』

と言われて、ハッとしたんです。

学生時代までずっと野球をやっていたのですが、
その言葉がきっかけで

『ピッチャーとしてマウンドに上がるときと同じように、
本番のスタジオに向かっていけばいいんだ』
と思うようになりました。

自信が持てずに不安で緊張しすぎることもあるけど、
マウンドにあがるときのように、向かってく強い気持ち、
闘争心を持つようにしたら緊張とも向き合えるようになりました。

ずっと野球をやっていた三上アナ
ピッチャー時代に経験した緊張に置き換えて
立ち向かっているようです。


ボールを投げる時のように堂々と!!


山木アナ

板倉さん、特にお昼のニュースって最新の情報を伝えるために直前に原稿が変更になることもありますよね??時間も正確に決められていますし。


板倉アナ

直前どころか、放送中に原稿が届くこともあります。

その瞬間はもう内心『やめて~!』という感じで
手は小刻みに震えています。

が、そこでいかに冷静になれるかです。

そのあとのニュース項目が中継なら
50秒はゆとりがあるからそこで下読みして読み尺を出そうと考えたり、
そこまでの時間がなく原稿の尺だしができなくても、
原稿の分量をざっと見て大体何秒で読めるなと目星をつけたりして
自分を落ち着かせます。とにかく、焦らないことが大事です。

放送中に原稿がかわってしまうなんて。。
まさにスタジオという戦場で戦う板倉アナ

それでも絶対に焦りを表に出さないポーカーフェイスもお見事です!


山木アナ

2人にも、かつては新人時代があったと思うのですが、
先輩達の経験を踏まえて、私にアドバイスをお願いします???


板倉アナ

新人時代は、それはもう、多方面に迷惑をおかけしました。
苦い過去なので詳細は省きますね!

ちなみに、今の山木の方がしっかりやっていると思います。
緊張している感じはそんなに伝わらないですし。

中継に関しては、事前にたくさん取材することでしょうか。
たくさん自分の目で見て耳で聞いて、
いかに話す(伝える)材料をもっておくことができるかが重要だと思います。

それがスタジオから何を聞かれても大丈夫だという自信につながり、
その自信が緊張を少し和らげてくれるはずです。

不確定な要素があるとどうしても緊張が増大してしまいますからね。

 

スタジオではまず何より、カメラや照明がたくさんあって、
タレントさんがいて、ゲストや専門家がいる、
その空気感になれることが大切です。

 

いずれにしても、偉そうに言っている私もまだまだ緊張はしますし、
試行錯誤しながら緊張に負けないように頑張ってるので、
いまのうちにたくさん緊張しましょう!
きっと少しずつ自分なりの対処法が見えてくると思いますよ!


三上アナ

「新人の頃初めて担当した『やじうまプラス』のスポーツコーナーでは、
毎日1回は必ず噛んでしまうってくらい緊張していました。(笑)

当時のスタッフのみなさんには、
ヒヤヒヤさせていたと思いますし、

いつも見ていた親からも
『いつまた噛むかと緊張して、まともに見てられなかった』
と言われます。(笑)

大学でゴルフ部に所属していた山木も、
いろんな緊張と闘ってきたと思います。
『この一打で勝負が決まる』ときの緊張感はきっと計り知れないと思うけど、その緊張と向き合った経験を、
オンエア本番に向かうときに、置き換えてみたらどうかな?

あとは、とにかく練習、鍛練あるのみ!これもスポーツと同じ!
不安だったら練習して自信をつけるしかない!
ゴルフの練習でひたすら打ち込んだ努力と同じくらい発声練習の繰り返し!!

2人の先輩からアドバイスをもらった山木アナ
相談する前は曇っていた表情もどこか明るくなった気がします!



緊張との戦い方を知った山木アナ

板倉さん、三上さんアドバイスありがとうございました!
先輩方も同じ経験をしていることを知って、
緊張することが、悪いことではないのだということがわかりました。

本番中は、ゴルフの経験に置き換えながら、
自分を落ち着かせることを意識して、
あとはひたすら日々の努力を積み重ねます!!!

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