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2015/8/20 夏だ!野球だ!甲子園だ!

毎年様々なドラマが繰り広げられる
夏の甲子園。
甲子園での日々は本当に濃いです。

甲子園は、
高校球児達にとってだけはなく、
私たちアナウンサーにとっても、
新人として大きく成長する機会を与えてくれる、
かけがえのない場所。

 

毎日自分達で取材をする為に走り回り、
目の前で目まぐるしく変わる状況に合わせて
リポートする内容を考え、
バタバタな状況で中継をしていく。

その経験を通じ、仲間の大切さ
この仕事の醍醐味に気付かされた記憶があります。


そんな高校野球は、
今年で100周年です!!!
この記念すべき年に、
アルプススタンドからリポートができた新人5人は
本当に羨ましい限り!!

 

今年は、
全く違う甲子園でのSTORY
5つも展開されています!

 

新人達は今、
何を感じているのでしょうか?

夏休みシーズンということで、
後輩たちに
自由研究課題を出しました!

 

今回交代制で甲子園に行き、
長くても5日間しか滞在出来なかった女子には、

課題

✔滞在期間中、日々日記をつけてもらう
✔その中で一番印象に残った出来事
✔甲子園でのBefore After
(行く前と行った後で変わったこと)


という課題。

 

大会期間中、
最初から最後まで2週間
現場にいることのできた男子には、

課題

✔滞在期間中一番強く感じたことを
一言で振り返る
✔そう感じたきっかけの出来事を2つ挙げる



を考えてもらいました!

では早速参りましょう!

まずは

紀(きの)ちゃんの日記です


日々新しいことを習得していたようですね。
一つの事に集中をすると、
他の事への意識が薄れて出来なくなる気持ち、
凄くよくわかります。

本人曰く、
最終日の「伝えたいことが伝えられた」とは、
「アルプスにいる人の紹介だけではなく、
その場の空気、熱気を少しでも伝えられた」
ということだそうです。

日に日に色々なことに気がつき、
最終日は納得いくリポートが
出来たようでよかったです!

ではこの5日間、
自分の中で一番変わったことは
なんだったのでしょうか?

紀ちゃんにとっては
これがポイントだったようです。

どういうことでしょうか?


紀アナ

誰かを紹介する。
というだけでも、どうやったら動きのある映像になるか、
どんな言葉を言えば聞いている人に覚えてもらえるか、
と言うことを考えて工夫するようになりました!

「誰かを紹介する」ことは実は凄く難しいですよね!
これを大きく実感した出来事があったようなのです。


紀アナ

12日の二回目のリポートに、応援団長に出演してもらったのですが、
鹿児島の学校の生徒で、西郷隆盛に似ていました。
そこで、学校でも「西郷どん」と呼ばれているというエピソードを紹介しました!
そのエピソードの引き出し方が難しかったです。
リポートは40秒程度と時間も短いので、
回りくどい聞き方では時間内に収まらないと思い、直接的な聞き方をしました。 実際にやってみると、しっかり伝えたかったことが伝わり、
先輩に良かったよと言ってもらえてとても嬉しかったです。

ナイス判断!!!
短い時間でいかに端的に伝え、相手の言葉を引き出すか。
大きな収穫があったようですね。

ちなみに紀ちゃんはもう1つBEFORE AFTERで
挙げていることがありました。

これは見ればわかる気もしますが・・・(笑)
どれくらい黒くなったのか
一応見てみましょうか。


BEFORE

AFTER

 

うーん、元から焼けている気もしますが(笑)、
確かにさらに黒くなっていることは間違いないですね!
この日焼けも頑張った証ですね☆


では続いて参りましょう!

池谷ちゃんの日記です


カンペの使い方をマスターできたようですね!
突発的なことに対応出来る力も手に入れられたのは、
相当大きな習得だったのではないでしょうか!?

殻を破ろう!という挑戦も本当に大事。
そうやって勇気を振り絞れる人は、
グングンと伸びていきそうですね♪

 

ではこの5日間で一番変わったことは?


池谷アナ

とにかく取材の楽しさを実感しました!
甲子園に行く前に聞いた話によると、アルプスリポートは構成も何もないところで0から作り上げていくという話を聞いて少し不安でした。
でも実際にそれを経験してみて、とても自由な環境だったので、
お話を伺いたい方に聞きたいことを伺えるし、それを伝えることができるというのがとても幸せだと感じました。


池谷ちゃんが一番楽しい!と感じた
取材はどれだったのでしょうか?


池谷アナ

最終日の秋田商業高等学校のリポートでは、
少しは殻を破ったリポートができたのではないかと思います。
というのも、最後は自分の一言できっちりしめるのではなく、
部員の方々やマネージャーの方と一緒に叫びながら終わったのです!
今までにない新しい形のしめかたができ、最後の最後で殻を破れて良かったです。
ただそれは、協力してくださった秋田商業高等学校の皆さん、周りの方々、スタッフの皆さん、一緒に構成を考えてくれたディレクターさんなど、多くの方々のおかげだと思っています。改めて関わってくださったすべての方々に感謝しています。

朝日放送の同期とパシャリ

いやー、やりきった!という
眩しい笑顔ですね!

 

ではここでちょっと
男子にも聞いてみましょうか!

まずは山崎くんから!

山崎君が大会期間中、
一番感じたことは・・・

ほぅ、「熱」ですね。
確かに高校野球には至るところに
「熱」が溢れていますね!

なぜ「熱」ですか?


山崎アナ

・選手たちの熱いプレー
・アルプスののこもった応援
灼熱の球場
 全てにおいて「熱」だからです!

なかなか普段
ここまで「熱」を感じられる経験はないですよね。

でもここまで言い張るからには、
相当思い出深い出来事が沢山あったのでしょうね。
ね、山崎君?(笑)


山崎アナ

はい、もちろんです!
朝6時に甲子園に集合して、汗をダラダラと流しながらディレクターと情報収集するのはとても大変な作業でした。
ただ、その努力が実り、思い描いた形で中継が終わった時の達成感はたまりませんでした。取材をお願いした生徒や保護者の方ともアルプス中継を通じて、距離を縮められたと思います。また、大変な思いをして情報を探した分だけ、その学校を応援したくなる気持ちが強くなって試合にのめり込むことができました。視聴者の方に何かを伝えるためには、まずは自分が伝える物に没頭することが大事だと感じました。

うーむ、熱い!(笑)
もちろんうまくいかない時もありますが、
いった時の達成感が癖になるのは分かります!

そして熱い山崎くんは日々
感動しっぱなしだったようです。


山崎アナ

とにかく毎日感動していました!
中でも一番感動したのは、3年間マネージャーを続けたきた女の子の話です。
毎日1.5時間かけておにぎりを90個握るなど大変だったそうです。
大変な思いをして支えてきた選手が甲子園のグラウンドで活躍している姿を見て、その子は泣いていました。プレーをしているのは男子の選手たちですが、陰で支えていた女の子の努力も報われて心の底からよかったなと思いました。
プレーをしている9人だけではなく、応援をしているマネージャーや選手、保護者も戦っているような一体感はアルプスの中でしか経験できない物だと感じました。

「みんなで戦っている」という意識を肌で感じられることで、
よりリポートの言葉に重みが出てきそうですね。

これだけ大変な思いをして甲子園まで来ている方たちの
思いを伝えたい!という気持ちも
強まったのではないでしょうか。


山崎くん懸命にリポート中

 

さぁそして同期の山木君も負けていません!!

 

山木君が感じたこと。
それは

 

「真っ直ぐ」とは
どういうことですか!?


山木アナ

球児たち、そしてそれを見守るアルプスの人たち、
それぞれの「真っ直ぐ」すぎる思いに心を打たれました。
彼らのその気持ちを皆さんに届けたいという思いが、
甲子園でさらに強くなりました。

皆さんの強い気持ちに胸を打たれたのですね。
「伝えたい」という気持ちは、
画面の向こう側の人に絶対伝わるはず!

 

今回山木君がこう感じた理由は?


山木アナ

花咲徳栄高校の女子硬式野球部をリポートしました。
連日の暑さもあり、少しぼーっとした節もありましたが、一気にパワーをもらいました。
女の子ですが、彼女たちも野球が大好き。そんな女子部員が、男子野球部を全身全霊で応援する姿を見て、気持ちがひとつになるのを肌で感じました。
忘れかけていた青春の気持ちを思い出した気がしました。

どんな仕事も決して一人では出来ないですもんね。
チームワークの大切さが感じられてよかったですね♪

そして皆さんのその大きな思いを届ける上で
大事にすべきことも学んだようです。


山木アナ

人生初のカメラの前での、リポートはやはりガチガチに緊張しました。
しかし、学んだことも大きかったです。
試合前のおよそ20秒の構成を作るのは、ディレクター、カメラマンなどたくさんの人との連携が大切だと感じました。
伝えたいアルプスの臨場感、応援する学生たちの気持ちを伝えるために、スタッフ全員でチームとして、気持ちをひとつにすることこそ、
伝えたいものを伝えるための近道なのだと、はじめてながらに実感できました。

覚悟を決めて、もう悔いはないと
全身全霊で応援している人たちが
発するパワーは凄まじいものです。
山木くんはこれに感銘を受けたようですね。


リポート中の山木くん、いい表情です

 

そして最後は田中ちゃん!

ではラストは田中ちゃんです!
田中ちゃんの日記はコチラ。

田中ちゃんは悔しい思いをしたようですね。
短い時間の中で状況を伝える為の言葉の選び方は、
本当に難しいものです。

今回の経験を通して
田中ちゃんの中で
何か変わったことはあったのでしょうか?


田中アナ

甲子園での時間は、
「伝えるとは何か」ということを考え続ける時間でした。

リポートでインタビューをした時、
その人の思いをちゃんと見ている人に伝えなければいけないと思いました。
新人研修中は同期にしかインタビューをしないので、そこまで何かを聞き出して誰かに伝えるということを意識していなかったように感じます。
しかし、甲子園に来てみると、インタビューの相手も知らない人、
リポートを見ている人も知らない人で、その知らない人同士をくっつけるのがアナウンサーの存在であると感じました。
出来る限り自分が魅力ある話を引き出す事で、見ている人に甲子園の魅力がさらに伝わるようにしたかったのですが、なかなかそれが出来ず悔しい気持ちです。

アナウンサーの役割というのを
改めて実感した田中ちゃん。

ここまで彼女に「何かを伝えたい」と
強く思わせた出来事はあったのでしょうか?


田中アナ

甲子園球場が一つになった瞬間がありました。
1-6で負けていた後攻のチームが、9回裏ツーアウトで2点を取り返したのです!

その瞬間、内野席や外野席がその学校を応援するムードになり、
学校の応援に合わせてずっと手拍子が起こっていました。
会場に響く大きな手拍子の音。
その応援に大きく背中を押されるかのように、
後攻のチームは最後の最後まで頑張っていました。

球児達の全力のプレーが多くの人の心を動かす。
その状況を目の当たりにし、なんて真っ直ぐで美しいものなのだと
うるっときました。この感動的な場面をより多くの人に伝えたい、
もっと上手く伝えられるようになりたいと心底思いました。

日々過ごしている中で多くの事に
心が動かされるかと思いますが、
高校野球ほど心の底にグッと熱くくるものには
なかなか出会えないと、
私も自分の経験を振り返って感じます。

「伝えたい!」という思いが膨らめば膨らむほど、
想像力、行動力、語彙力が磨かれていくことを
体感できる夏の甲子園での経験。

この経験は、今後の新人5人にとっても
大きな財産になりそうですね♪

さぁ高校野球も
いよいよ決勝

 

最後まで
球児たち、そして新人アナウンサーの勇士を
見届けてください!!

高校野球中継は
BS朝日で放送しています!!
http://www.bs-asahi.co.jp/koshien/
ABC朝日放送でも放送中!!
http://www.asahi.co.jp/koshien/
是非ご覧ください☆

 

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