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【特別対談】
チーフプロデューサー × 脚本家
(松本基弘 × 輿水泰弘)


───脚本を書く時の苦労は?

輿水 究極的には面白いシーンが連なっていけば、そこにストーリーが出来上がっていくと思ってるもんで、自分でも先がわからなかったりして・・・いつもご迷惑かけてます。すみません!(笑)
松本 そこが輿水さんの持ち味なんですよ。輿水さんの場合、逆算で作っていかない面白さっていうか・・・
輿水 思い起こせば土曜ワイド劇場時代のパート2が相棒にとってのエポックなんですよ。相棒の原型というか・・・今につながってるよね。
松本 そうそう相棒ならではのフレーズが連発しているし、伊丹刑事役の「特命係のカメヤマ!」なんていうセリフとか。それとサイコキラーの生瀬勝久さんの存在が大きいよね。昨年のシリーズでは2クールの縦軸になってもらったし。
輿水 犯人を含めて常に登場人物を魅力的に描きたい。そう思うと相棒って面白いキャラクターをいっぱい創ってきたよね。今度、相棒のアニメ版とか時代劇とかどう? 正月スペシャルで?!(笑)
松本 時代劇なら「相方(あいかた)!」だよね。




───「相棒 3rd Season」について

輿水 今回もゲストがスゴイ! これまで以上にスゴイ!
松本 そう。輿水さんの描くキャラは相棒の“ウリ”だからね。頑張ってパワーアップさせたよ。どこか身近にこの人たちが生活しているんじゃないかなぁって思ってもらえると嬉しい。だから、一度出演しても生きている限り刑務所の中の犯人でも何度でも出てもらう。「相棒ワールドの住人」をこれからも増やしていきたい!
輿水 いいフレーズだね!
松本 でも、みんな犯人になりたがらないのが悩みのタネなんだけどね。(笑)


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