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【特別対談】
チーフプロデューサー × 脚本家
(松本基弘 × 輿水泰弘)






8月24日(金) 東映大泉撮影所 食堂にて

 ドラマ「相棒」の“相棒”が対談をしました。チーフプロデューサーの松本基弘と、彼と共に土曜ワイド劇場のパート1からズーッっと「相棒」を作ってきた“メインキャラクター”の輿水泰弘氏。「相棒」の相棒たる所以はここにあり!


───「相棒」のきっかけは?
    (第1回放送「土曜ワイド劇場」2000年6月3日)

輿水 もう5年も前か・・・もともとは松本さんからご指名をいただいて・・・
松本 テレビを見ていて「この脚本家は面白い! なんて面白いドラマを書く人だ!」と思って探し出して連絡したんですよ。これも縁ですねぇ。
輿水 それまでチャラチャラしたラブコメしか書いてこなかった僕にサスペンスドラマを書かせようなんて・・・松本基弘は絶対おかしいと思った!(笑)
松本 ハハハハ・・・最初から水谷豊さん・寺脇康文さんでやろうって決めていて、そのとき輿水さんは別の仕事があったから1年半待ったんです・・・やっぱり輿水さんじゃなきゃだめだって感じで・・・
輿水 普通そんなに待たないですよ。やっぱり松本さんおかしいって!(笑)
松本 水谷さんと寺脇さんとはそれぞれ土曜ワイド劇場で素人探偵のシリーズをやってたんだけど、素人探偵っていろいろと面倒くさいことが多くて。で、今回はど真ん中の刑事に。
輿水 いっそのこと大きく出て警視庁を舞台にしたらなんて。
松本 王道をいくことでリスクヘッジしながら、今までにない新しいフレームにチャレンジしたんだよね。で、できあがってみた第一印象が「これ土曜ワイドじゃねぇや・・・」(笑) だから結果が出てホッとしたね。




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