[2008.7/25]
相棒シリーズ「鑑識・米沢守の事件簿」
現場会見に監督・出演者が登場!

2008年5月1日に公開され、観客動員数368万人、興行収入44.2億円の数字をたたき出し(7/21現在)、上半期興行収入NO.1に輝き、現在も上映が続いている『相棒−劇場版−』のスピンオフ映画『鑑識・米沢守の事件簿』の撮影現場会見が、大泉の東映撮影所で行われた。登壇者は今回主役に大抜擢された警視庁鑑識課米沢守役の六角精児(46)、米沢の新相棒*で、シリーズ初参加となる萩原聖人(36)、元祖相棒≠フ警視庁特命係の杉下右京役:水谷豊(56)、同亀山薫役:寺脇康文(46)と監督の長谷部安春(76)。原作は、発行部数13万部の「鑑識・米沢の事件簿〜幻の女房」(宝島文庫刊)。著者は長谷部監督の息子、ハセベバクシンオー。シリーズでは、特命係の二人を影から手助けする、名脇役でファンからの人気も非常に高い米沢守の指紋照合や映像解析といったマニアックな鑑識技術はもちろん、これまでヴェールに包まれていた私生活と心情がスクリーンに躍動する相棒ファン垂涎の映画となる。7月3日クランクイン、7月24日クランクアップ。11月下旬完成予定。2009年春公開予定。
また、テレビシリーズのシーズン7の製作も発表された。相棒<潤[ルドはまだまだ続く!!

六角精児(警視庁 鑑識課 米沢守役)
「主演が決まったと知らされた時は、それは一体どういうことなんだろうと思い、実感がありませんでした。ドッキリだとは思いませんでしたが(会場笑)、そういうことも生きていれば世の中あるんだなと思いました。わりと他人事のように思った記憶があります。いざクランクインしても、いつもの役なので、いつもの通りにやろうとまず思いましたが、出番の多さに目が回りました。主役と言うのは精神的にも肉体的にも本当に大変なんだと分かりました。あと、今回思ったのは、メイク直しが多いことでした。脇役の時はほとんどメイク直しがありませんでした。それはメイク直しの必要がなかったからなのか、直さなかったのか、どっちなんだろうと少し考えたりしました(笑)。そんな按配でございました。共演者がみんな主役級ということについては、だんだん感覚が麻痺していきますね。ふと我に返った時、(主役級の俳優を差し置いて自分が主役だということに)舞い上がったりします。しかし、そうも言っていられないという気持ちが先に立ちます。」

萩原聖人(米沢の相棒$迹ゥ署 刑事 相原誠役)
「毎日毎日うんざりするほど六角さんと二人で撮影しています。休みの日にも一緒にご飯を食べたりしていて、一体どういう関係なんだろうと思ったりもします(笑)。脇役の米沢守≠ニお仕事したことないので、主役の米沢守≠ニのお仕事しか分かりませんが、本当に立派な主役ですよ。とても助けられています(「こちらこそ」と微笑み合う二人)。相棒ワールド≠ニいうくらいなので、正直、最初はちょっと居心地悪いなと思いました(笑)。僕達は特命係の相棒≠フお二人のように長い年月をかけて信頼関係を築いたコンビではありませんが、即席には即席のおいしさがあるということで。ねっ(六角と顔を見合わせる萩原)。これを機に仲間に入れてもらえるなら(テレビシリーズにも、という意味)入れてもらいたいですが、僕が決められることではないので・・。でも今は僕なりに相棒ワールド≠楽しませてもらっています。見たとおり頼りない二人ですが、頼りがいのある特命係のお二人に負けないようにがんばって撮影しています。」

水谷豊(警視庁 特命係 杉下右京役
「(六角さんの主演ぶりは?)現場で僕に会って、今日ほどうれしそうにしている六角さんは初めてですね。僕自身はテレビでも映画でもいつも出過ぎていて、ドキドキしてまとも見られないけど、今回は冷静に見られそうです。早く出来上がりが見たいです。(二人の相棒ぶりは?の質問に)休みの日に二人で会うなんて滅多にないこと。よっぽど楽しいか、よっぽど不安なんでしょうね(会場笑)。(ますます広がる相棒ワールドについて)劇場版第二弾があればいいと誰かが言い出すのを待っている状態でしょうか。でもそんな話は残念ながらありません。(上半期興行収入NO1については)・・・下半期に何か強いのあるの?俳優は普段順位を付けられることのない仕事なので、うれしいことです。(スピンオフには主役が普通は出ないことについて)そうなんですか!?今初めて知りました。でも、僕の敬愛する長谷部監督作品なので、出演がなかったらどこか出られるところはないかと、今回に限りお願いしていたと思います!そういうわけで出番は決して多くありませんが、ラストシーンにも出ていますから最後までご覧下さい。テレビシリーズがあって、それが劇場版になって、さらにはスピンオフ映画まで出来るのはどれだけ長く俳優をやっていても誰しもが経験できることではないので大変うれしいです。」

寺脇康文(警視庁 特命係 亀山薫役)
「六角さんはテレビシリーズや劇場版でいつもいい味を出しているので、今回も全編に渡ってそのいい味が出ることを期待したいです。(新相棒≠ノついては)並んでいる姿を見て、板についていると思った。(スピンオフ映画製作については)最初は調子に乗ってるな〜と思いましたが、調子に乗れる作品なので、このまま乗って行きたい。全員で愛すべき米沢守を応援をしたいと思います!」

長谷部安春監督
「息子が原作者についてはびっくりしました。(六角さんと毎日一緒でうんざりしている、という萩原さんのコメントを受け)うんざりしていてのは僕だけじゃなかったんだ・・・(会場爆笑)。特命係の二人の出演は僕から強くお願いして実現しました。」