'If The World was You' (Slowcurve SC001)
出発からおよそ6時間 「もうすぐ降りるよ」と言いながら ひたすら爪を切るおじいさん 目の前には青あおとした菜っ葉を携えています
聞けば、おじいさんの畑で育てたサツマイモなんだそうです
根っこが付いたままなのは この後、近くに住む娘さんの庭に 株分けしてあげるためなのだとか
「俺が直接行って植えてやらねぇと あいつ、一人じゃ出来ねえって言うんだよ 40も過ぎてるってのに、困ったもんだろう〜?」
いくつになっても、娘さんのことは心配ですよね
父と娘の絆を結びながら 列車は里山を走り続けます