アメリカ方言学会が、昨年8月に国際天文学会で「惑星」から降格となり話題となった冥王星(プルート)を2006年の“言葉”に選出しました。米国では冥王星が惑星ではないと定義されて以降、「仕事で怠慢をしてプルート(冥王星)された」というように、「プルート」という言葉が「降格させる」「価値を減らす」という意味で使われ始めたといいます。冥王星は従来の太陽系にある9つの惑星のうち唯一、米国人が発見したもの。冥王星が発見された1930年にディズニーアニメ「ミッキーマウス」に登場した犬が「プルート」と名付けられるなど、アメリカ人の冥王星に対する思いは強く、それが今回の新しい使用法という形で表れたようです。ちなみに、アメリカ方言学会は1889年に創設され、言語学者、辞書編集者、歴史学者、作家など、英語や方言の研究者が会員。1990年から、その年を象徴する新語や造語から「今年の言葉」を発表しています。 ▲Page Top 世界最小の「国」が売りに出されています。北海の南端、英国の東岸から11キロほどの沖合いに浮かぶ「シーランド公国」という国で、不動産業者から購入の打診を受けていることが明らかになりました。 「シーランド公国」は、もともとは第2次世界大戦中、ドイツの戦闘機を迎撃するために北海に建設された2つのコンクリート塔に支えられた海上要塞。約40年前に退役軍人のパディ・ロイ・ベーツ氏が家族と移り住み、独立を宣言。「国家」と称して独自の国旗、国歌、通貨などを創設しました。現在85歳となったロイ氏はスペイン在住。54歳になる息子のマイケル氏は、英BBCラジオに対し、不動産業者から購入の打診を受けたとしたうえで、顧客は「土地だけでなく、統治権も求めています。」と述べました。 また、シーランドで生活する喜びは何かの問いには、「近所はとても静かです。素晴らしい海の眺めがあります。」と答えていました。 ▲Page Top 英国の警察は5日、パブのトイレから便器が盗まれる事件が発生、犯人の行方を捜査中であると発表。実行犯は男性で、イギリス南部サウサンプトンにある「ロイヤルオーク・パブ」が被害に遭いました。男は普通の客と同じように店に入ってビールを注文。その後、何度もトイレに出入りしていました。パブの監視カメラには、男が白い便器を壁から丁寧に取り外し、リュックサックの中に入れて持ち去る様子が映っていたといいます。オンライン版「サウサンプトン・デーリー・エコー」紙で、パブの主人は「信じられないほど上手に壁から便器を外したうえに水きりもしており、非常に手馴れている。プロの仕業だ」とコメント。警察は、犯人は安価で仕事を請け負う配管工の可能性があるとして捜査を進めています。 ▲Page Top

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