久本雅美&柴田理恵、ワハハ40周年に「社会に適応できない集団」
2024/05/16
タレントの久本雅美(65)、柴田理恵(65)らが16日、都内で、WAHAHA本舗40歳記念全体公演「シン・シンワハハ40」の記者発表イベントを行った。
同劇団の記者発表ではこれまで、マラソン大会やクイズ大会など、趣向を凝らした会見を行ってきたが、今回は豪華景品をかけて、ワハハの伝統芸「力みネタ」を競い合う「マチャミ&シバタの爆笑筋肉大賞」を実施。
その後に行われた会見では、久本や柴田らが公演の見どころなどをPR。40周年を迎えたことについて久本は「あっという間ではあった。最初は私たちも20代半ばで、『60歳を過ぎてもくだらないことやるようなお笑いの劇団にしような』って言っていたら、その夢がかなっている」と感慨深げ。
「たぶん私たちはワハハ以外では生きていけないと思います。ワハハの独特なワールドが好きで、みんなで励まし合いながらここまで来たかなって。社会に適応できない集団がうちだと思う」と“劇団愛”をのぞかせていた。
今回の公演の柴田の“見せ場”は、昨年披露した講談「シン・おしん」の続編。「実は随分前に講談師に弟子入りしたことがあって、またもう1回勉強し直してやらせていただこうかなって」と意気込んだ。
久本は「私の場合は、何も決まってないところから始まる。またゼロから考えて、今は全くもってノーアイデア」と笑い、「絶対に皆さんに喜んでもらえるものを考えて、やりたいと思っているので、乞うご期待」と呼び掛けた。
また、大阪出身の久本は、「浪花のモーツァルト」と呼ばれた、作曲家のキダ・タローさんの訃報に「濃い接点はなかったんですけど、お会いしたことはある」とした上で、「本当に優しくて穏やかで、面白い方だった。生きて生きて生き抜かれたような思いだと思うので、ご冥福を心からお祈り申し上げたい」と追悼。柴田も「歌が全部明るくてね、今聴いても懐かしいという思いと新しいという気持ちになるので、素晴らしい方だったんだなって。ご自分の使命を全部果たして大往生を果たされたのかなって思います」としのんだ。
公演は、9月28日の東京公演を皮切りに、全国各地を回るツアーを実施する。