行定監督、日活のまさかのNGに不満
2016/08/24
行定勲氏(48)ら日本を代表する映画監督5人が24日、東京・千代田区の日本外国特派員協会で行われた「日活ロマンポルノリブートプロジェクト」記者会見に出席した。日活ロマンポルノ45周年記念企画。10分に1度の濡れ場がある80分の作品を1週間で撮影するという規定の下、5人がオリジナル作品を制作した。この日、大手映画会社を相手にオリジナル企画を通す苦労を語り合い、今回が貴重な機会だったということで意見が一致。しかし、「ジムノペディに乱れる」(11月中旬公開)を撮った行定氏は、実は2本脚本を書いたことを明かし「1本目は非常に満足だったんですが、日活からNGが出まして」。続けて「自分の個人的な性の目覚めを描いたんですけど、スカトロっぽくなっちゃって。僕的には美しさを追求したんですけど、通用せず…」と不満をこぼした。「本当は1本目を見て欲しかった!」と訴え、笑いを誘った。写真は左から塩田明彦、白石和彌、園子温、中田秀夫、行定の各監督。