2011年はこれまでの人生でいちばん運動した一年でした。夏の初めの頃に夏バテしたのをきっかけにヨガを始め、今でも週に1、2回はスポーツジムのヨガクラスに参加したり、家でも夜寝る前にストレッチがてら続けています。また、以前番組でご一緒した方に誘っていただいて、駅伝を始めました。昨年は大会に3回出場して、人生で初めて5キロという距離を走り、感動して泣いてしまいました。一人だと逃げ出してしまうところを、「たすきを継がなきゃ!」という思いがあるので、楽しく参加できています。
汗をかくことが苦手なので、ヨガは私にとってはチャレンジでしたが、ヨガを始めてから肩凝りがよくなったような気がしますし、走ることで冷え症も少し改善され、下半身も鍛えられて、ゴルフにもいい影響が出ているような気がします。
忙しいときほど、自分の仕事ぶりが不安になるので、敢えて自分が出演した番組を録画して、自分自身をチェックするようにしています。ナレーション、新聞読み、メインキャスターと、新しいことに挑戦するたびに自分の実力不足を痛感しますが、できないことに気づくたび、「自分にはまだ伸び代がある!」と気持ちを切り替えることで、新たなモチベーションが生まれ、まだまだ頑張らなきゃ!と気合いが入ります。
あとは単純なことですが、とにかく仕事を楽しむ。もちろん楽しいだけではダメですが、改めてこれまでの仕事を振り返ると、バラエティでの経験も、スポーツの現場取材も、『題名のない音楽会』で一流の音楽を聞いたことも、すべてが貴重な経験だったと思うので、これからも毎回の仕事を大切に、きちんと自分の中に刻んでいきたい、無駄にしたくないと思っています。特に女性はいろいろな人生のステージがあるので、違うステージに行ったときに後悔しないよう、今できることをやっておきたいという思いが強くありますね。
やっぱり家族の存在ですね。まったく仕事だけだと息詰まってしまうと思うので、仕事とは違う役割が自分にあるというのは、すごく大きいと思います。安らぎも与えてくれますし、家に帰ることで、いったん気持ちを切り替えられるということは、今の自分にとってすごくプラスになっています。
これまでの人生で10年間ひとつのことを続けるということがなかったので、10年この仕事を続けることが大きな目標でした。もうすぐその目標は達成しますが、この10年を振り返ってみると、何もわからないところからスタートして、本当にいろいろな経験ができたと思うので、がむしゃらに頑張ってきたこの10年と同じくらいの重みのある10年をまた過ごしたいです。 |