障がい者福祉

2015年度「障がい者施設への設備助成」実施

テレビ朝日福祉文化事業団で平成5年度から、資金不足や公的資金援助では充分とはいえない障がい者の皆さんが働く地域活動支援センター(小規模作業所)に対し、わずかでも環境改善や効率アップに繋がることを願って、施設の運営に必要な器具等、1事業施設に対して30万円以内の物品をおくる設備助成を行っており、今年度で23回目になります。今年度は4月~6月に加え、12月~2月にも募集を実施、22件の応募があり、審査の結果12件の作業所に対して設備助成を行いました。今年度「設備助成」を実施した施設は以下の通りです。

障がい者福祉
ルームエアコン
「鮎の風」
神奈川県厚木市
障がい者福祉 設備助成
設備助成
設備助成
設備助成
CDラジカセ、アイロン、カッター、空気清浄器、掃除機、ラジオほか
「スローライフ」
神奈川県鎌倉市
設備助成
設備助成
冷蔵庫、電子コンベック、設置台
「ひまわりの家」
神奈川県真鶴市
設備助成 電動シーラー 
「貴有意の郷」
神奈川県伊勢原市
設備助成 ルームエアコン2台
「けやきの会」
神奈川県相模原市
設備助成 椅子25脚
「厚木ひまわりの会」
神奈川県厚木市
設備助成 パソコン
「ふれあいの家」
神奈川県横浜市
設備助成 キャスターテーブル4台、椅子28脚
「風のバード」
神奈川県横浜市
設備助成 設備助成 ルームエアコン2台
「のぞみ」
千葉県野田市
設備助成
設備助成
折りたたみデスク、電動テープカッター
「コレカラ堂」
東京都足立区
設備助成 ノートパソコン
「ワークみらい」
東京都杉並区
設備助成 洗濯機2台
「どんぐりパン」
東京都多摩市

募集期間:平成27年4月~6月、12月~平成28年2月
対象地域 東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県
主催:テレビ朝日福祉文化事業団

第7回はーとふるメッセ実りのつどい~はーとふるメッセ・オブ・ザ・イヤー2015~
障がい者福祉
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2月27日(土)、「第7回はーとふるメッセ実りの集い」が、イオンモール幕張新都心 グランドモール グランドコート・グランドスクエアで開催されました。千葉県内で働く障がい者の仕事に光を当て、工賃向上の必要性をアピールするとともに、地域での一人ひとりの豊かな社会参加を目指しています。障がい者福祉関係者だけでなく、買い物などでイオンモール幕張新都心に来場した方々に向け、講演ライブ、パネル展示、表彰式などを行って情報発信しました。また、障がい者福祉施設で作られた心温まる品々の販売も行いました。
 障がい者事業所の最も優れた製品に対して「はーとふるメッセ・オブ・ザ・イヤー2015」の称号が贈られました。 食品部門・非食品部門を設け、年間を通して優れた製品を選定し、大賞、奨励賞、審査員特別賞が贈呈されました。今回の出品数は食品部門27作品、非食品部門19作品。当事業団は、非食品部門に<テレビ朝日福祉文化事業団大賞>を贈呈していますが、本年度は〝みちる園”「折り紙イヤーアクセサリー」に大賞を授与しました。〝みちる園”の製品はこれまでも、平成24年、25年と2度の奨励賞を受賞しており、今回は、色鮮やかな千代紙や包装紙を使って一枚一枚丁寧に折りあげた折り紙を秀逸なデザインのピアス、イヤリング、どちらにも対応可能なアクセサリーに仕上げたものです。食品部門の大賞<千葉ロッテマリーンズ大賞>は、〝ビーアンビシャス”の「ミニロール」に授与されました。受賞は、食品部門4団体、非食品部門4団体の計8団体でした。審査員から、「毎年、製品の完成度が上がってきていますが、今後とも消費者の目線を大切にしてほしい」との評価がありました。この賞が、障がいを持った人たちが地域で暮らす上で、自立するための第一歩となれば幸いです。

*おことわり 「はーとふるメッセ・オブ・ザ・イヤー2012」製品部門大賞(テレビ朝日福祉文化事業団大賞)は、自主返上となりました。
http://www.jusan-kassei.or.jp/files/event/event_0381.pdf

日時:平成28年2月27日(土)
場所:イオンモール幕張新都心(千葉県千葉市)
主催:千葉県、千葉県障害者就労事業振興センター
後援:千葉ロッテマリーンズ・テレビ朝日福祉文化事業団 ほか

第39回ハンディスキー全国親善大会
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 第39回ハンディスキー全国親善大会が、1月29日(金)30日(土)の両日、新潟県糸魚川市・糸魚川シーサイドバレースキー場で開催されました。この大会はスピードやタイムを競うだけでなく、障がいのあるなしにかかわらず全国の仲間が共にスキーを通じて競い楽しむ中で、肉体的にも精神的にも障がいを克服する意欲を養い、生活向上の一助となす事を目的とするもので、テレビ朝日福祉文化事業団は、第1回から主催をしています。
 1月30日(土)、11時から競技開始となりました。レースは上級・中級・初級・ゲストメーション(健常参加者)に分かれ、日本全国から集まった40名の選手が熱戦を繰り広げました。勝敗はタイムの速い遅いではなく、同じコースを2回滑り、2回のタイム差が一番少ない選手が優勝となるため、自分のリズムを守って2本滑りきることが重要となります。
 糸魚川シーサイドバレースキー場は、北陸新幹線の開業によりアクセスがよくなり、晴れた日には日本海や能登半島まで見渡せるという最高のロケーションのスキー場です。競技が行われた明星尾根コースは、初心者から上級者まで誰もが楽しめる、シーサイドバレースキー場でも人気のコース。雨飾山など雄大な山々に囲まれたゲレンデから、日本海を見ることができ、眺望が大変よい斜面が続きます。当日は、前夜からみぞれ交じりだった雪も早朝には止んで、ゲレンデのコンディションは、少し重たい雪質ですが、視界は良好で滑りやすいものでした。赤と青の旗門が交互にセットされた全長約730m、最大斜度20°最少斜度7°平均斜度12°のコースを、第一滑走の選手を皮切りに次々と選手がスタート。 立位・チェアースキー・ブラインドスキーなど、選手達はそれぞれの状況に応じて用具や滑り方を工夫して思いきり風を切って旗門を通過し、気持ちよく一気に滑り降ります。テレビ画面でもよく見る競技スキーとほぼ同等の大回転コースで、ハンディをものともせず、人生を前向きに生きる方々のレースは、競技役員を務めたスキー場の関係者やゲストメーションに参加した選手たちにも勇気と感動を与えてくれました。大会終了後は表彰式と交流会が行われ、親善大会の名にふさわしくお互いの健闘を称えつつ、1年ぶりの再会に笑顔が溢れていました。ご参加いただいた選手の皆さんはじめ、長い間準備にあたられた日本身体障害者スキー協会、糸魚川シーサイドバレースキー場、新潟県スキー連盟・新潟県身体障害者団体連合会及び大会開催にご尽力いただいた全ての関係者の皆様に深く感謝申し上げます。
【試合結果】
上級優勝
笠井 勝也(新潟県)  タイム差 0秒09
中級優勝
山本 修 (富山県)   タイム差 0秒46
初級優勝
池本 晃義(岡山県)  タイム差 5秒99

日時:平成28年1月29日(金)~30日(土)
場所:糸魚川シーサイドバレースキー場(新潟県 糸魚川市)
主催:テレビ朝日福祉文化事業団、日本身体障害者スキー協会
後援・協力など:新潟県、新潟県教育委員会、糸魚川市・糸魚川市教育委員会、新潟県スキー連盟、
新潟県身体障害者団体連合会、 新潟県障害者スポーツ協会、ほか

第7回 トゥレヴァン コンチェルト 2015/11/13up
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 「トゥレヴァン コンチェルト」(「トゥレヴァン」はフィンランド語で「未来の」「将来の」という意味)は、障がいを乗り越えながら音楽の道を歩んでいる方々に演奏する場を提供するとともに、「未来に向けてチャレンジする」素晴らしさを知っていただくことを目的として、2009年から継続して開催し、今年で7回目となりました。初回、第3回に出演されたピアノの舘野泉さんが久しぶりにゲスト出演するということもあり、一般招待が申し込み多数で抽選となる等、皆さんの関心の高さがうかがえました。
 当日は朝から小雨が降り足元の悪さが心配されましたが、開場する頃には日差しも出て、多くのお客様にご来場いただきました。ご年配の方や車椅子の方、盲導犬を連れた方、白杖を持つ方の姿も多く見られ、第1回からボランティアで運営に参加していただいている共催の東京六本木ライオンズクラブ、東京原宿ライオンズクラブ、協力の日本郵政グループ労働組合東京地方本部の方たちが丁寧に声掛けや案内を行いました。
 今年は、第2回から連続して出演している社会人楽団のムジークフェライン室内楽団の明るく軽妙なモーツァルトの「ディヴェルティメントニ長調」で幕を開けました。続いて視覚障がいをもつソプラノの上田喬子さんがムジークフェライン室内楽団との共演で、モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」からアリアを2曲続けて披露すると、会場はその歌声に華やな雰囲気に包まれました。本コンサート2回目の出演となるフルートの綱川泰典さんは、同じくフルート奏者の大内雅美さん、ピアノの長澤晴浩さんが加わった綱川アンサンブルとして、自ら編曲したメンデルスゾーン/シュテックメスト:「『歌の翼』による幻想曲」など3曲を演奏、2本のフルートとピアノが織りなす軽やかで美しい調べが聴衆の心を満たしました。休憩を挟んでスペシャルゲスト2組が登場しました。6年連続で出演している世界的ヴァイオリニストの川畠成道さんは、エルガーの小曲と今年リリースしたアルバムに収録されているミルシテインの無伴奏作品「パガニーニアーナ」など4曲を演奏した後、アンコールに応えてチャイコフスキーの「なつかしい土地の思い出」から「メロディ」を披露しました。最後に、病に倒れながらも2004年に左手のピアニストとして復帰を遂げた舘野泉さんが紹介されると会場から大きな拍手が沸き起こりました。バッハ/ブラームス:「シャコンヌ」から始まり、「サムライ(舘野泉に捧げる)」などに加え、アンコ-ル曲のカッチーニ:「アヴェ・マリア」を含め5曲を演奏、強い信念に貫かれたその多彩な音色と超絶テクニックから紡ぎ出される、心に沁みる音楽に聴衆は魅了され、左手だけで演奏されていることを全く感じさせない素晴らしいパフォーマンスでコンサートの最後を飾りました。
 今年はソプラノ、フルート2本とピアノのアンサンブル、弦楽合奏とそれぞれの出演者がその魅力を存分に発揮し、加えてスペシャルゲスト2組を迎えた充実したコンサートになりました。出演者も聴衆も障がいのあるなしにかかわらず、会場で一緒に音楽を楽しみ、気兼ねなく参加できる演奏会として回を重ね、今年は1400人もの来場者を数えました。共催の東京六本木ライオンズクラブ、東京原宿ライオンズクラブ、協力の日本郵政グループ労働組合東京地方本部、後援関係各位、また、本コンサート開催のためにご寄付いただいた皆さまに深くお礼申し上げます。
 このコンサートは次回も開催する予定です。皆さまのご来場をお待ちしております。

来場者の感想(抜粋)
★内容が充実していて、とても良かったです。綱川アンサンブルのフルートの音色に感動しました。ピアノとのハーモニーを再発見しました ★各々が最高のパフォーマンスで、私たちに感動的な言葉で表現出来ない至福をたくさんたくさん与えて頂いたことに深謝申し上げております。感動的な、多分終生忘れぬコンサートでしょう。 ★川畠成道さんと舘野泉さんの演奏は聴いていて震えがきました。舘野さんは、本当に片手で演奏しているのかと信じられませんでした。また、私の友人が車椅子で参加したのですが、会場の係りの方に、大変親切にしていただき、感謝しておりました。 ★視覚障害者は今やいろんな分野で大活躍している人がたくさんいますが、当日は、音楽の分野で活躍されている方々の演奏を拝聴でき、おかげさまで秋の心地よい天候同様、大満喫させてもらいました。 ★フルートの二重奏も印象深く、演奏の前に曲の説明をしていたので、イメージを膨らませながら聴く事ができとても良かったです。色々な楽器とソプラノとバラエティーに溢れた演奏会で、ガイドヘルパーさんと共に、大変楽しませて頂きました。 ★障がい者も普通の人と同じだ、そう感じたひと時でした。 ★新しい芸術家を発掘し育てる企画は、とても素晴らしく思います。ご本人にとっての成長もあり励みになると思います。そして私たち聴衆も色々なジャンルの曲が聴けてうれしいです。 ★素晴らしい音楽をありがとうございました。ガイドへルパーさんも一緒に楽しんで喜んで帰りました。 ★お天気にも恵まれ、演奏もとても良かったです。曲目や演奏楽器も工夫され、あっという間の2時間半でした。 ★演奏が素晴らしく視覚障がいがハンディにならないと気づかされた。 ★是非毎年続けてください。感動的な一日でした。 ★舘野さんの演奏心に響きました。人はどんな状況でも成長すること、あきらめないことを教えていただきました。 ★障がいを持った音楽家の素晴らしい演奏に驚嘆すると共に深い感銘を受けました。 ★コンサートの企画に感動しました。苦痛と戦ってこれだけ素晴らしい演奏をできる方のいらっしゃる事を知り生きる勇気をいただきました。 ★綱川アンサンブルは、その音色の美しさと、ピアノとの絶妙な演奏にびっくり!!川畠さんの演奏は、縦横無尽のテクニックに、毎回目を見張ります。 今回初めて舘野さんの演奏を聴き、片手の演奏とは信じられませんでした。遠くから参加するに値するコンサートでした。 ★自分も頑張ろうと思った。障がい者がもっと外に出て楽しい日常が送れると良いです ★大変すばらしい演奏会でした。出演者の方々に力をいただきました。 ★これ程多くの視覚障がい者の方々が同じコンサートに集うのを初めて経験しました。こんな場があちこちで経験できたらこの世の中も少しは良くなったと感じられる気がします。 ★障がいに消極的にならずに自立して音楽家として成功して生活されている人達の演奏を聞かせてもらって良かった。自分の中にある"手助けしなければ"という高慢な思いを恥じています。 ★舘野さんの苦労されたことが心にしみました。演奏を聴きながら片手で弾かれているとはとても信じられないと涙が出てきました。

日時:平成27年10月17日(土)
場所:メルパルクホール(東京都港区)
主催:テレビ朝日福祉文化事業団
共催:東京六本木ライオンズクラブ・東京原宿ライオンズクラブ
後援:港区・港区教育委員会・東京都社会福祉協議会・港区社会福祉協議会・テレビ朝日
協力:日本郵政グループ労働組合 東京地方本部

第38回車椅子バスケットボール秋季大会 2015/10/09up
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 9月13日(日)神奈川県平塚市の馬入ふれあい公園ひらつかサン・ライフアリーナで今年も車椅子バスケットボール秋季大会が開催されました。テレビ朝日福祉文化事業団は第1回からこの大会を主催しており、今年で38回を迎えました。
 当日は、早朝から清々しい秋晴れとなり、日本車椅子バスケットボール連盟登録チームの中で東北、関東、東京、甲信越、東海北陸ブロックの各12チーム約110名がA、Bの2ブロックに分かれ、男女混合で熱戦を繰り広げました。車椅子バスケットボールは、一般のバスケットボールのルールとほぼ同じで、コートの広さ、リングの高さも変わらないため、選手にとっては、プレーひとつひとつに相当な体力が必要です。車椅子に乗った出場選手たちが、激しくボールを奪い合う姿は、普段接しているバスケットボールとは一味違った魅力に溢れていました。結果は、Aブロックは川崎WSCがH-IMPROVEに57対30で勝利をおさめ、BブロックではK9長野がELFINを第3クオーターで逆転して、48対45で辛勝しました。
 この大会中に、女子日本代表の上村千佳選手をテレビ朝日スポーツが取材するなど、車椅子バスケットボールが増々注目されています。2020年の東京パラリンピック開催に向けて、今後,選手育成への決意も新たに、今年の大会は終了しました。

日時:平成27年9月13日(日)
場所:神奈川県平塚市 ひらつかサン・ライフアリーナ
主催:テレビ朝日福祉文化事業団・日本車椅子バスケットボール連盟
後援:平塚市・平塚市教育委員会
協力:平塚バスケットボール協会

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