ストーリー
[2018年07月29日]
第46話「誓いのビー・ザ・ワン」
「この地球を滅ぼして、俺の一部にする!」
テレビを通して、人々の前に本性を現したエボルブラックホールは地球の滅亡を宣言。その一方で戦兎(犬飼貴丈)ら仮面ライダーに地球を賭けた最後の闘いを提案する。
戦兎は父・葛城忍(小久保丈二)が遺した研究データを解析、龍我(赤楚衛二)が持つエボルトの遺伝子を使い白いパンドラパネルを精製する。この白いパネルと、エボルトが持っている黒いパネルを使えば、エボルトが存在しない新たな世界を創り出すことができる。そのためには10本のロストボトルを黒と白のパネルにはめなければならない。それが地球を救う唯一の方法…。戦兎らは決意も新たにエボルトとの最終決戦に臨む。
決戦を前に一海(武田航平)が、強化アイテムを作って欲しいと戦兎のもとに現れた。戦兎はもともとは一海のために作ったというブリザードナックルと三羽ガラスのデータを採り込んだノースブリザードフルボトルを手渡すが、これで変身すればハザードレベルが限界値を超え、一海は消滅すると警告する。あくまでも武器として使え、変身はするな、という戦兎に、一海はスクラッシュドライバーではナックルとボトルで変身はできない、とブリザードナックルとボトルを受け取る。
いよいよ決戦当日、ロストボトルを手にパンドラタワーへとやってきた戦兎らに、エボルブラックホールは恐ろしい闘いのルールを提示する。そのルールとは、戦兎らは次々と現れる敵と闘いながらパンドラタワーの頂上を目指すのだが、10分おきにエボルトはブラックホールでこの国をエリアごとに消していく、というもの。つまり闘いに手間取り、頂上に到達するまでに時間がかかれば、どんどん人々とエリアが消滅してしまう…。
卑怯なルールだが従うしかない。戦兎らはライダーに変身、ハードガーディアンを撃破すると、パンドラタワーへと突入する。そんなビルドジーニアスらの前に、なんと消滅したはずの赤羽(栄信)、青羽(芹澤興人)、黄羽(吉村卓也)の三羽ガラスが現れた。が、彼らはエボルトが自身の遺伝子で作った擬態だった。どこまでも卑怯なエボルトに怒り心頭のグリスは、ビルドらを先へ行かせると三羽ガラスと対峙する。
その頃、秘密基地にいた美空(高田夏帆)と紗羽(滝裕可里)は、忍が使っていたビルドドライバーがなくなっていることに気づく。どこへ行ったのか?と探していると、紗羽の携帯に「難波重三郎」からの着信が!まさか幽霊!?
キャッスル、スタッグ、オウルのロストスマッシュと闘うグリスだったが、擬態とわかっていながらも「助けてくれ」という声に躊躇してしまう。その隙を突かれて三位一体の攻撃をまともに受けてしまうグリス。ビルドジーニアス、クローズマグマらは苦戦するグリスを助けるために戻ろうとするが、その時ブラックホールがエリアを吸収した。惨状を目の当たりにしたビルドらは先へと進むしかなく…。
キャッスルロストスマッシュらの激しい攻撃を浴びたグリスは自ら変身を解除。一海となって改めて消えていった赤羽、青羽、黄羽への熱い想いを口にすると、戦兎との約束を破りビルドドライバーを手にする。
一海はビルドドライバーを装着、ノースブリザードフルボトルを装着したブリザードナックルをベルトに挿入し、グリスブリザードに変身してしまう。
「心火を燃やしてぶっ潰す!」
命を賭けたグリスブリザードの闘いが始まった!
監督:上堀内佳寿也
アクション監督:宮崎 剛(ジャパンアクションエンタープライズ)
特撮監督:佛田 洋(特撮研究所)