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6月から始まった、新人トリオ「三つ葉のクローバー」のアナウンス研修。
彼らにもついに、その研修を卒業する日がやってきました!!
卒業にあたり、研修最終日に“卒業実習”を行いました。
今回はその模様を写真(ほとんどが松井アナウンサー撮影です。)もたっぷりでご報告します☆
毎年、卒業実習では、館内共聴(テレビ朝日社内で全員が見られる放送)で
@ニュース読みAフリートークをしている模様が、生放送で披露されます。
研修最終日、社内のパソコンを開くと、
その告知がパソコンのTOPページでも見られるようになっていました。 |
この告知もあってか毎年、社内視聴率はとっても高いんです♪ |
本番の1時間ほど前、食堂で三つ葉ちゃんたちを発見!!
去年私はたしか、緊張で食事も喉を通らなかったはず…。
ん?!
なにやら楽しそう☆ |
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しかも、みんな… |
完食です!!! |
大物の予感ですね☆
さてさて、いよいよ本番直前、アナウンス部を出ようとしたところに、
松苗部長が駆け寄ります。 |
部長自ら慎平くんのスーツを直します |
3人は、研修幹事の田畑アナウンサー、中山アナウンサー、
野村アナウンサー、松苗部長と、一緒にいざニュースルームへ。
その様子を、私は松井アナウンサーと追いかけてみました。
3人はまず、14時55分からのニュースを見学していました。
というのも、三つ葉ちゃんたちの今回のニュース読みは、
14時55分からのニュースと同じスタイルで行われるからなんです!
この日の担当は、市川寛子アナウンサー☆ |
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見学を終え、いよいよ三つ葉ちゃんたち、本番です。
本番前はさすがにみんな昼食の時とは一転、本当に緊張した面持ち。 |
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さてここからは、3人の健闘ぶりを写真でたっぷりご覧ください!!
トップバッターの大西君がスタジオに移動する前に… |
ん〜、同期愛ですね♪
あやかちゃんとも☆ |
そしていざ出陣!! |
スタートしました!
大西君、終了しました。 が、緊張で手が震え続け、
田畑アナウンサー、大笑い |
つづいて、 |
スタートしました!
あやかちゃん終了です。
どうした〜!? |
最後は、 |
スタートしました!
慎平君はフリートークで元気よく“今の自分”を実況しました。 |
三つ葉ちゃん、本番前の緊張感はどこへやら… 立派でしたよ☆ |
終わったね♪ ベストショットです |
と、そこへまた部長が駆け寄ります。 |
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三つ葉ちゃんはアナウンス部に戻り、ニュースを見学した市川アナとお話をしていました。 |
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その後、講評・閉校式がありました。 |
涙、涙の閉校式になったようです |
そりゃそうです。
3ヶ月に及ぶ大変な研修だったもんね!本当にお疲れさま☆
三つ葉ちゃんの感想&意気込み |
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大西洋平 |
6月4日、松苗部長を始めとする先輩方に囲まれて、緊張で動けなかった開校式。
もう3ヶ月以上も前のことです。
この研修期間は本当に長かった・・・
そして日本語を喋ることがこんなに難しかったとは・・・
自然に喋るように伝えられず悪戦苦闘したニュース研修。
一週間、神宮球場に通い、声がかれようが、舌が回らなくなろうが、ひたすら喋りこんだ実況研修。
その他にも様々な研修があり、その都度、いくつもの課題が生まれました。
自分が全く成長していないのではないかと不安になり、どうすれば課題をクリアできるのか思い悩む時期もありました。
それでも先輩方に励まされ、同期の二人に支えられて研修を受けていく日々。
そんな中で初めての「仕事」となった『甲子園への道』、そして甲子園での『サンサンリポート』が始まりました。
自らの高校がどんなに苦しい状況でも、最後まで諦めず応援を続けるスタンド、そしてそれに全力で応える球児たち。
そんな思いから生まれた1点は、ただの1点ではありません。
目の前で起こっていることを伝えるだけではなく、そこにどのような感情がこもっているのか、そのプレーが選手や応援する人たちにとってどのような意味を持つのかといったことを伝えることで、本当にその場面を伝えたことになるのだと気づかされました。
そのために必要なことは、型どおりのリポートではなく、自分が感じたことを伝えるリポートでした。
きれいな言葉だけが正しい姿ではないと高校野球が教えてくれました。
思い出いっぱいの甲子園から帰ってきても研修は続き、いよいよ迎えた卒業制作。
出来はというと・・・人生、思うようにはいかないものです。
自分の全てをぶつけようという思いが、力みに変わっていました。
緊張で周りが見えなくなり、浮いた足が地に着かないまま終わっていきました・・・
しかし、落ち込んでばかりはいられない!
今後は、研修での課題と成果を大切にしながら、いろいろな仕事にぶつかっていかなくてはいけません!
研修で学んだ、たくさんのこと、その中に共通していたのは「自分らしさ」でした。
みなさんに伝えるためには自分の言葉で表現することが大切です。
「大西洋平だからこそできるもの」を目指し、みなさんに語りかけることができるように、今後の仕事に取り組みます!
今後ともよろしくお願いします!! |
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小川彩佳 |
私は、研修中にデビューを迎えました。
「甲子園への道」、そして甲子園球場でのサンサンリポートです。
たくさんの球児たちと話し、笑顔も涙も分かち合い、そして勝利をまっすぐに目指して戦う勇姿を見てきました。
全国津々浦々、色々な高校生がいましたが、多くの球児たちが「好きな言葉」としていた言葉があります。
それは、「感謝」。
閉校式を前に、研修ノートを読み返しました。
毎日2時間、3時間とたっぷり時間をかけて書いていた研修ノート。
どんなことを思い、どんな課題があり、どのように戦ってきたのかが、そこには綴られていました。
3ヶ月の長かったアナウンス部研修を振り返り、今、一番私の心を揺さぶるのも、高校球児たちと同じ。
シンプルだけどとても大きな意味を持つ、「感謝」の二文字です。
研修期間は、朝の通勤電車の中でも、周りの人に怪訝な顔をされながら口を動かす訓練をし、家に帰るとその日の復習をしながら研修ノートを書く毎日。
男性ふたりと同メニューで行った実況練習では、言葉が出ず、悔しくて悔しくて、必死に涙を堪えました。
「滑舌が甘い」「表現力がない」「ニュースの読み方が一本調子」…
次から次へと生じる課題に対処できず、悩んだり落ち込んだりの繰り返し。
そんな中、切に感じたのは、自分がいかに沢山の人に支えられているか、ということでした。
時に厳しく時に優しく、しかし何をやっても出来ない私にいつも親身になってご指導下さり、こまめにお声をかけてくださったアナウンス部の先輩方。
沢山のアドバイスで叱咤激励して下さった会社の方々。
温かく見守り、熱心に私を高めようとしてくださった番組のスタッフの方々。
健康面、精神面でいつも心から気遣ってくれた家族。
HPがアップされたり、ニュースを聞きつけたりする度にメールや電話で激励し、一緒に笑ってくれた友達や同期、恩師の先生方。
そして、刺激し合い、高め合い、励ましあって、多くの想いを共有した大西・野上のふたり。
本当に、ありがとうございました。
研修は「自分との戦い」でした。孤独で、根気の要る自分との戦い。
しかし一度も、後ろ向きになりませんでした。
松苗部長が開校式におっしゃった「どんなにつらいことがあっても、必死に食らいついてほしい」という言葉を胸に、必死に必死に、坂道を登ってきました。
前向きに戦ってこられたのは、多くの人の支えがあったからだと思います。
一人ひとりへの感謝の気持ちが、剣となり、盾となり、研修に取り組む上での原動力となっていました。
閉校式。
松苗部長、田畑アナウンサー、野村アナウンサー、中山アナウンサーがかけてくださった言葉と、研修を振り返って感じる「感謝」の気持ちたちに、涙が溢れ出し、止まりませんでした。
これからアナウンサーとしての歩みが始まりますが、沢山の人たちへの「感謝」の気持ちを持ち続け、引き続き課題と向き合う「自分との戦い」を続けていきたいです☆
「明るく、逞しく、爽やかなアナウンサー」
「インタビューが上手いアナウンサー」
「人の心を突き動かすことの出来る、人間味のあるアナウンサー」
そんなアナウンサーに、私はなりたいです。
小川彩佳、走り続けます!! |
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野上慎平 |
卒業制作で僕達新人が読むニュースは、14:55からのニュース原稿をそのまま読むことになっていた。
当日の14:55ニュース担当は、市川さん。
僕は、自分でニュースの意味や読み方を確認する「下読み」を終えて、
「自分の下読み」と、「市川さんの本番のニュースの読み」が、合致しているかどうかを確認しようと思い、ニュースルームに入った。
いわゆる「答え合わせ」をする為に。
どこかひんやりと冷たいニュースルーム。
聞こえてきそうな秒針の音。
本番の空気を肌で感じて、緊張。緊張。緊張。
本番が始まった。
久しぶりに「ボーっとした自分」にしばらくの時間を経て気付いた。
ニュース原稿の一枚目。
市川さんのそれと一致するかを確認していた僕。
ここから意味不明な僕の「ぼー」は始まった。
気付いたら、ニュースの最終項目・・・
2分あまりが無意識の中で経過していた。
恐るべし「ぼー」・・・。
緊張・・・というよりも驚愕。
あまりにも突然の「ぼー」により目が覚めた。
「はっ!!これはまずい。おい!!しっかりせい!!」
とりわけ被害の及ばなかった「事故」によって、僕の、ちっぽけでも勝負する覚悟が決まった。
途端、火がついたように燃えてきた!!「ぼーーー」・・・・・・。
すみません・・・。
はい。
「なるようになる。よし。いくで!!」
昔からこうなるまでに時間がかかる男・野上慎平。
ただ、一度こうなったら、中途半端な投げ出し方をしないのも男・野上慎平。
・・・こうなるのが遅すぎて後悔することも多々・・・。
これが僕の「短所と、長所」勝手気ままな自己分析ではあるが。
卒業制作。ニュースとフリートーク。
(中身に関しては、字数制限故、割愛)
反省だらけ。でも後悔とは違う。
緊張の中で、それでも必死に出来て良かったと思う。
さて、卒業制作終了をもって、アナウンス部研修も終了。
6月4日から始まったそれは、長かった。出来なかった。悔しかった。
閉講式。
松苗部長、そして研修幹事をしてくださった田畑さん、中山さん、野村さんのお話を聞いて。
去来して止まなかったのは3ヶ月間の想い。
溢れたのは涙。
泣いてしまったのは、野上と小川。
小川の涙は美しく、野上の涙は、痛かった。
それを知っていながら、止まらなかったのは涙。溢れたのは涙。
研修期間中、毎日書いた研修ノート。
A4ノート4冊分、気付けば300ページに及んでいた。
中学時代「ノート」の存在をあまり意識していなかった。
高校時代「ノート」は友達に写させてもらった。
大学時代「ノート」は友達のものをコピーさせてもらった。
アナウンス部研修時代「ノート」は自分で書いた。
当たり前のことが、ようやく当たり前になった。
毎日積み重ね必死になって書いたそれが、今の僕の宝物。
それを読み返すと、ほとんど同じ内容が書かれてある。
サ行があまい。リラックスして喋れ。イメージが足りない。声が腹から出ていない。お前らしさを封印するな・・・。
自分で同じ内容を書いていることにも気付いていた。
その時感じた「悔しかった想い」は、研修を終え、その時の想いを飛び越えて、ただただ「感謝の気持ち」に変化した。
何をやっても出来なさ過ぎた僕に、いつも真正面から向き合ってくださった先輩方。
終わりを向かえ、想いがいっぱいになった時、何故か涙が止まらなかった。
「研修は終わるが、練習は続く」
田畑さんが最後にくださった言葉。
研修で知った、自分の出来ない部分と周囲の温かさ。
それに決して目を伏せないで。
初心を大切に。
これからの抱負を以下に。
「何がやりたい」ではなく「どうしたい」
「何を喋りたい」ではなく「どう喋りたい」で在りたい。
何かを求める前に、その場で自分が示せる最大限の工夫を。
与えられた仕事に真正面から向き合い、常に全力疾走を。
気合いと信念は譲らずに、小さくとも僅かでも、
自分なりのこだわりを発揮できるアナウンサーになりたい。
最後に、唯一新人が主役になれる三つ葉のこの場を借りまして。
大西君・小川さん。
「ありがとう」
ごくごくシンプルだけど、これだけで十分かなぁと思います。
本当に、ありがとう。
野上慎平 |
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これからはそれぞれがアナウンサーとしての仕事にチャレンジしていくんですね☆
長い研修を一緒に乗り越えてきた同期と今の気持ちを大切に☆
これから、テレビ朝日アナウンサーとして一緒に頑張っていきましょう♪
皆さま、今後も三つ葉ちゃんたちの応援、よろしくお願い致します☆
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<このコーナーは2年目になった加藤泰平、島本真衣が担当しています。> |
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