震災発生から、間もなく50日目をむかえます。
決して長いとは言えない。でも、確かに経過した50日間を考えたとき、
「なにかしたい。だけど、その方法が見つからない。」
こうした思いにかられた方も、少なくなかったのではないでしょうか。
私が、その一人です。
節電をすること。買いだめをしないこと。
小さなことを重ね、被災地に想いを巡らせた50日間でした。
また、自分の微力さを痛感する一方で、
「アスリートの持つ力の偉大さ」も改めて感じた50日間でした。
三浦知良選手が、ゴール後に踊ったカズダンス。
星野仙一監督率いる楽天が、約束を果たした開幕戦勝利。
石川遼選手が、年間獲得賞金全額寄付を表明して臨み、
初の予選通過を成し遂げたマスターズ。
「被災地の皆さんのために…」
それぞれが、一様に気持ちを届け、
「元気が出た。勇気をもらった。笑顔になった。」
という被災地からの声も伝わってきました。
そして、50日が経過した今だからこそ、改めて、
「プロレスの持つ力」について考えています。
少年サッカーチームや、少年野球チームがあることを考えれば、
幅広い影響力という点において、プロレスは、
サッカーや野球のそれには及ばないかもしれません。
しかし、間違いなく、
震災の20日前、あの時仙台に集まった3200人にとっては、
プロレスが、何よりもの希望であると、一切の迷いなく確信を持てます。
プロレスを楽しみにしている子供たちがいることを、
プロレスを待っている大人たちがいることを、
私に強く再認識させてくれたのは、他のどこでもない、
仙台という地でした。
震災後50日目をむかえ、3ヵ月、半年、1年と月日は流れていきます。
その中で、本当に大事なことは、
棚橋選手が号泣しながら答えた言葉の中にあると信じています。
「被災地のことはずっと応援しています。
俺も、元気出していくから。
いつも応援してるから。
皆で立ち上がりましょう。」
涙をこらえきれないほどの感情を背負い、
戦いを待つ誰かのために、プロレスラーは戦っています。
その中で私に出来ることは…。
「戦いを、全力で伝えること。
全力で伝え続けること。」
大それたことは出来ません。
微力であることもわかっています。
でも、これが私に出来る唯一のことだと信じて、
この先も、ずっとずっと、
プロレスと真摯に向き合っていきたいと思っています。
プロレスの力を信じて…。
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