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2月4日 「チャゲアス」に最も近づいた日 |
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「チャゲアス」に最も近づいた日
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ある雨の金曜日の朝のことだった。
公式サイトで解散を否定し、
二人での活動を停止すると発表したCHAGE＆ASKAのおふたり。
そのニュースの二週間ほど前に、スポーツ紙などでデビュー30周年の今年に解散か！？などと大きく騒がれていたことを受けて公式に発表したという。
このニュースを気が気じゃない様子で聞いていたのは…
何を隠そう私、矢島でございます。
実は…かつてファンクラブにまで入っていたほど、私はCHAGE＆ASKAのファンなんです。
エレクトーンを習っていたときCHAGE＆ASKAの曲を発表会で弾きました。
自分で勝手にセレクトした、「CHAGE＆ASKA ベスト25」を週に一度は必ず聞いています。
時々、同じくファンの友達と夜中に「チャゲアスナイト」と称して、夜通し歌ったり語ったりしています。（「中島みゆきナイト」も時々開催…）
最近の曲は完璧ではありませんが、ある時期までのCHAGE＆ASKAの曲であればイントロドン！を出来る自信があります。
事実、先日125曲の曲をイントロドン！してみたところ、100曲ほどは大正解◎
そのうちの80〜90曲くらいは歌詞もほとんどそらで言えました。
まだまだCHAGE＆ASKAファンの力は衰えていません。
今回のニュースは、最近でこそお二人での活動は減っていたものの、少なからず私のようなファンの心をかなりの震度で揺さぶったのでした。
いいえ、皆さん。このお話はまだ終わりません。
それはある雨の金曜日の昼の打ち合わせのことです。
「Jチャンネル」のニュースの項目表の中に「チャゲアス活動停止」という文字が…。
え？ニュースで取り上げるの！？
驚きと共に溢れる感情…そのニュースの担当は…「矢島」！！！！！！！！
えええええええええ！？
何度読んでも、坪井さんでも小宮さんでもなく「矢島」です。
いいのかな？いいのかな！
私なんかが読んでもイインデスカ？？？
そこにニュースデスクがぽつり。
「矢島、チャゲアス好きだって言ってたもんね。お願いします。」
なんてやさしいデスクなんでしょう！
活動停止は確かにファンとしては残念なニュースではありますが、電波の上で私の声が「CHAGE＆ASKA」と発音する日が訪れるなんて、モナリザの背中よりも遠い気がしていたのです。
そうと決まれば…遠慮なく読ませていただきます！
たった数行であったって、心をこめて伝えさせていただきます！
さあ、いよいよ放送スタート！
（ここからはBGMを「YAH YAH YAH」にしてみてください。）
予定では午後6時台のネットニュースで放送します。
日本全国の皆さんにCHAGE＆ASKAの活動休止が伝わろうとしています。
VTRの中のナレーションがデビュー年を間違えていることにも気がつき、
未然に放送ミスも防ぎました。
たった1フレーズでもこれでいいかな？と考えました。
どうしたら、ちゃんと届くのかしら…？
どんな声の調子で伝えたらいいのかしら？
感情的になりすぎてはいけないし、自然と力が入ってしまいそうです。
なんだかドキドキしてきました。
私のテンションが最高潮に達したとき、ADさんが言いました。
「項目76番チャゲアス落ちます。」
実は…この日、放送直前に飛び込んできた大ニュースがありました。
そのニュースの分量が膨らみに膨らんで、その日予定されていたいくつかのニュースが放送されないことになったのです。
いつもだったら、ニュース原稿はすべて回収されていきます。
いつもであれば、その大量な枚数の紙たちはリサイクルされるのですが…
わたしはその原稿を回収されないように別にとっておきました。
わたしが最も「チャゲアス」に近づいた瞬間を…捨てられなかったのです。
かくして私の記憶に強く残るニュース原稿が手元に残りました。
初めて読んだニュース原稿
初めて間違えたニュース原稿
いろいろ持ち帰ってきたニュース原稿はありますが、この原稿も大切にしまっておこうと思います。
いつかまたお二人の名前がニュースに登場する日が来たら、そのときもまた担当できたらうれしいなぁと思っています。
そしてそのニュースが「活動再開」なんていうことであれば、それはより一層うれしいことです。
どんなニュースであれ、同じ分だけ大切で慎重に伝えるつもりで日々ニュースに向き合う努力をしています。
でも時々こんなふうに、本当にいたって個人的な思いではありますが、大切にしまっておきたくなるニュースがあるのです。
ではまた次回。SEE YA！ |
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