先日、このホームページにも予告編を書かせて頂いた「アテネ五輪・聖火ランナー」ですが、転ぶことなく無事に完走する事ができました!!

本番前に吉澤＆佐分アナウンサーに激励して頂きました

実は一ヶ月くらい前から、見えないプレッシャーが大きくなってきて、出来ることなら誰かに代わってほしい・・・と思っていた位だったのです。
本番当日の６月６日は、あいにくの雨で（関東地方の梅雨入り日だったんですよね）、朝窓を開けた時、頭の中には足元が滑って転ぶ自分の姿が浮かびました。本番の時間が刻々と近づき、ウェアに着替えても、出発地点の麻布警察の前で準備運動をしていても、その不安は全く消えませんでした。

しかし、そんな心配は一切、１００％無用だったのです!!

トーチを手にした瞬間、言葉にはならない何かが、体の芯から湧いてきて、一瞬にしてボルテージがMAXの１００に達しました!!

きっとオリンピックとはそんなワクワクや感動の集大成なのでしょうね。

そして、いよいよ火が私のトーチに付き、走り出してから、あまりの楽しさに尋常ではない笑顔で走っていたと思います!!

雨の為、寒さも心配されましたが、トーチにともるアテネの火の暖かさと興奮で、全く気になりませんでした。今私の記憶の中には、何故かその時目の前に広がっていた光景が、完全な動画ではなく、パラパラ漫画のように画像の積み重ねのようになって蓄積されているんですよね。また、沿道の皆さんの笑顔はひとうひとつ静止画として残っています。
そして、次の中継点が見えたとき、そのまま素通りして走り抜けてしまおうかと思う程、楽しくて感動的な気持ちで一杯でした。

本当に本当に、貴重な体験をさせて頂きました。
いつかまたやらせて頂きたいなぁ・・・って贅沢すぎますね、冗談です。