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7月12日 女子アがスポーツを変える!?

大相撲夏場所、深夜のテレビ朝日の大相撲ダイジェストでその日の結果を楽しむという方も少なくないはず。私自身も遠い昔の大学生時代、鎌倉から早稲田まで通っていたのでありますが、どんなにコンパで遅くなろうとも、何とか大相撲ダイジェストの時間までには帰り着こうと必死に横須賀線に飛び乗ったものでありました。当時は銅谷志郎アナウンサーと山崎正アナウンサーが番組をしきっておられました。もちろん山崎アナウンサーは今でもばりばりの現役で大相撲の顔であります。現在のテレビ朝日のアナウンス部長であることもしっかり付け加えておきましょう。

ところで、この夏場所の大相撲ダイジェストご覧になりましたでしょうか。
いやはやタイトルは橋本、小川か、大仁田か、格闘技路線を突っ走り、一瞬番組を間違えたかと思いきや、あのテケテンテンというふれ太鼓の音で、ほっと、間違いでなかったことを確認するわけです。そしてそのあと・・・・・ご覧になりました?としつこく聞く訳は、そうテレビ朝日が誇る女子アナ美女トリオが日替わり「こんばんは!」と登場するわけであります。いやあ、吉元潤子アナウンサーの可憐な表情からきびきびと力士の名前がでてくる小気味よさ。親方も思わずニコニコの川北桃子アナウンサーのなごみ系の聞き上手。そしてパワー全開、元気印の徳永有美アナウンサーのひょうきんさ。

大相撲のイメージがはっきり言って、変わって来ましたね。ホントにびっくり。親方も実況担当アナウンサーも表情が和やかなんですもの。不思議なものです、女子アナパワー。えっ!まだ見ていない?。これは7月の名古屋場所を見るしかないですね。

思えば高度成長時代、疲れて帰ってきたお父さんが、茶の間でごろりと横になり、瓶からコップにビールをつぎながら楽しんでいたプロ野球。テレビの前に、家の男連中がいつの間にやら集まって、それいけ!とかけ声をかけながら見ていた力道山のプロレス中継。試合の合間になぜか唐突に掃除機が登場してでリングの掃除が行われる。「あら、あの掃除機いいわね」なんて横目で見ていた母が言い・・・・凄い宣伝効果でした。いわゆる生コマにあたるものだったんですね。

そうスポーツは長い間男性のものだったのですが、今やどうでしょう。女子アナが伝えるスポーツ満開。それだけみんなのものになってきた。老いも若きも男も女も、スポーツの話題はごく普通の日常会話の潤滑油的存在になってきたようです。

テレビ朝日の女子アナもスポーツ担当が本当に増えました。ご紹介した大相撲ダイジェストのキャスターの一人でもある徳永有美アナウンサーはかつて陸上競技の選手だったことを買われ、今は「スポーツキューブ」のキャスターです。6月には24時間耐久自動車レース、「ル・マン」の取材でフランスに飛びます。学生時代からゴルフをやっていた丸川珠代と上山千穂の両アナウンサーは「全米オープン」や「全英オープン」などビッグイベントのゴルフ担当。2年目に入った武内絵美アナウンサーはスキーのインストラクター経験の持ち主で、現在「ゲットスポーツ」のキャスターです。バレーボールのセッターだった大下容子アナウンサーはシドニーオリンピックの現地リポーターに決まっています。
学生時代はフィギュアスケーターで今はボクシングにはまっている萩野志保子アナウンサーは大のサッカー通。「スポーツキューブ」でサッカー情報を担当しています。そうそう、忘れてならない人、自称スポーツ音痴の龍円愛梨アナウンサーはそのぼけを買われて現在「スポコン」に出演中。

どうです。凄いでしょう。テレビ朝日のスポーツは女子アナ満開ですよ。

いやあ、今を去る・・・・年前、初めてのスポーツ担当女子アナといわれた私としては隔世の感を禁じ得ませんね。

 
スポーツ古今東西
 
モスクワ大会に始まり、ロス、ソウル、さらには冬の大会も経験し、シドニー大会がなんとオリンピック取材10回目になる宮嶋泰子アナウンサー。取材ではその選手の持っている「根」を掘り起こそうと歳甲斐もなく?大声を張り上げて走り回り、スポーツを縦から見たり横から見たりと大忙し!他とは一味違うスポーツ企画をこのコーナーでぜひお楽しみください。
 
 
    
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