「ねぇ、王子くん。
ちょっとずつわかってきたんだ。
きみがさみしく、ささやかに生きてきたって。」
「星の王子さま」、原作でいう「Le Petit Prince」。
それを大久保ゆうさんが翻訳した「あの時の王子くん」(青空文庫掲載)を、
今、リレー形式で朗読しています。 |
ユーロの前に使われていたフランスの50フラン。
あんまりかわいくて、大事に取っています。
サンテグジュペリと王子くんが描かれています。 |
仕事や時間に追われている大人の皆さん、
人間関係が希薄になっていしまっている皆さん、
そしてもちろん子供の皆さんにも、
ぜひ、聞いてみてほしい作品です。
大事な大事な「いちりんの花」。それを食べてしまう羊。
それから、キツネが最後に教えてくれる、秘密のこと。 |
こ、これは・・・アレです!
詳しくは市川寛子アナの回の朗読をご参照ください。 |
私の朗読する回で、
王子くんは真っ赤になって怒り出し、しまいには泣き出してしまいます。
真っ直ぐで一生懸命な王子くんと、ちょっと「大人」になってしまった僕。
王子くんにとって、どれほどまでに「花」が大事か、
もしその場にいたら、「えっ王子くんゴメン、そんなに大事だったの!」
と言ってしまうほどに、王子くんは、「ほんきでおこっていた」んだと思います。
キツネとヘビとワガママな王子さまの絵本でしかなかった「Le Petit Prince」は、
今の私にとって、
読むたびに心にしみる、そばに置いておきたいバイブルの一つです。
無駄な時間なんて、これっぽっちもない。
一緒に過ごしたり、そのために考えたりした時間が、
それをかけがえのないものに変えるんですよね。
私なりの解釈で朗読したものですが、
「僕」と心を重ねながら、
「王子くん」との時間を共有していただければ、それだけで嬉しく思います。
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