- 165cm
- 東京都
- 豊島岡女子学園高等学校→
慶応義塾大学 - 2008年4月1日
- 射手座
只今、EXシアター六本木で上演中の、ブロードウェイミュージカル「Once ダブリンの街角で」を観に行ってきました!
このミュージカルは「こんなの初めて!がいっぱい」という感想を聞き、とっても気になっていたのです。
しかも3週間限定での上演!ミュージカル好きとしては、何としてでも行かねば…
はてさて、ほとんど事前情報を入れずに観に行った「Once」はいったいどんなミュージカル…?
◆簡単なあらすじ◆
物語の舞台はアイルランドの首都ダブリン。
音楽への夢と愛に敗れたアイルランド人のストリートミュージシャンが、楽器店でピアノを弾くのを楽しみにするチェコ移民の女性と、偶然ダブリンの街角で出会う。美しい楽曲の数々が綴る愛しく切ない恋愛ストーリー。
いざ劇場に足を踏み入れると、雰囲気あるアイリッシュパブのステージセットに人がいっぱい!開演前のパフォーマンス?と思いきや、そこにいたのはなんと、お客さん!
実は開演前のステージに上がれて、さらにそこのパブで飲み物を楽しめるというんです!
客席からの撮影もOK!開演前からワクワク。
舞台上で観客が飲み物を楽しんでいるうちに、自然に登場したキャストによる生演奏が始まり、気づけば開演時間に。そのままの流れで舞台が始まっていくのです…。
そのほかにも、驚きがいっぱい。舞台のどこにも、オーケストラピットはありません。そして「アンサンブル」(役名のない登場人物で、コーラスやダンスなどで舞台に厚みを持たせる人たち)のキャストはいません。
キャスト全員が役名を持ち、楽器の演奏もして、歌って、踊るのです!
そしてステージにはパブのセットしかないのに、場面転換は鮮やかで工夫が凝らされています。セット内には鏡がたくさんあり、キャストの表情をいろんな角度から楽しめるのも斬新!トニー賞で舞台セットデザイン賞を獲得したのはこういう工夫からかと納得します。
セリフや歌詞はひとつひとつが印象的で、映画を見ているよう。ダンスもありますが、「振付」と「動作」に境界線がないような自然さ、なのに効果的で美しく演出されています。
演劇と、ミュージカルと、映画と、それぞれの良さを足したような作品だという印象を受けました。
「音楽を共有する」―それは主役の男女だけでなく、家族で、仲間で。これがこの作品の中で大きなテーマになっていると思います。
そして、このミュージカルと観に行った人も、もちろんその場で音楽を共有する喜びを味わうことができるのです。
「こんなの初めて!」がいっぱい。楽しませてくれる工夫に溢れているけれど、奇をてらったミュージカルではなく、心にじんわり染みるあたたかいミュージカルです。切ないラブストーリーに、思わず私も涙しました…。
私もOnceと言わず、Twiceしたい!そんな方向けのリピーターチケットもありますので、すでに観た方も、誰かを誘ってぜひまた足を運んでみては?
12月14日(日)までEXシアター六本木で上演中!
http://once-musical.jp/
当日券もあるそうです!
平日がねらい目かも。(19時からという回もあるのでお仕事帰りにも行けそう?)