今回の「題名のない音楽会」は、名曲百選シリーズ第19弾として、マーラーの交響曲第6番「悲劇的」を取り上げます。
マーラーは、恋い焦がれた20歳も年下の美女アルマと結婚した翌年からこの交響曲の創作に取り掛かりました。幸せの絶頂期であるはずなのに、なぜ「悲劇的」なんて副題の交響曲を作ったのでしょう?
まるで、その後の彼の運命を暗示するかのように…。
そこには、「幸福への不安」を引き起こす時代的な背景が関わっているのでは…?
佐渡さんも「推理小説のよう」と話すこの交響曲について、音楽学者・西原稔さんと共にその真相に迫ります。
また、この作品最大の特徴は、「ハンマーの音」。楽器として使われていることも珍しいのですが、曲の中で何回登場するかにも注目してお送りします。
知れば知るほど奥が深い、マーラーの交響曲。推理小説の謎を解くような気持ちでご覧ください!
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